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2011年12月 9日 (金)

熈代勝覧2冊

 以前に紹介していただいた「熈代勝覧」の本を二冊借りました。一方は「『熈代勝覧』の日本橋~活気にあふれた江戸の町」(2006年:小学館)、もう一方は「大江戸日本橋絵巻~『熈代勝覧』の世界」(2003年:講談社)です。こういった江戸に関する本は都内の図書館には充実しています。それでもこれは貸し出し中のことも多く、ふたつの区から借り出しました。

 どちらも判型はほとんど同じで、熈代勝覧全図を見開きで20数ページにわたり掲載しています。違いは小学館版が日本橋の通りをある程度で区切ってカラー拡大図で解説を加えていること・講談社版が全図連続のあとにモノクロで解説を加えていること。絵の内容の解説についてはそれほど違ったことを書けるはずもありませんが、講談社版の方がいろいろな資料からの説明が詳しいでしょうか。どちらも偉い先生方の著作ですが、研究などの難しい話はほとんどありません。
 ただし値段は小学館版がソフトカバーで1900円、講談社がハードカバーで3000円とかなり違います。

 絵はいくつかのHPで見るように精密でとても興味深いものです。落語好きにとっては、「火事息子」の蔵の折れ釘・「茶の湯」でお師匠さんが持って帰れといったように、机をかついでいる子供・「たがや」にでてくるような笠をかぶって馬で橋を渡る武士など、落語の登場人物が姿を見せてくれるのがなんともうれしいものです。

小学館版

講談社版


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コメント

>落語の登場人物が姿を見せてくれるのがなんともうれしいものです。

私は「たが屋」さんの姿が有ったのが嬉しかったですね。
ボブラ社のサイトで喬太郎師がたが屋という職業は存在しなかったと聞いたことがあると書いていて、ずっとひっかかっていたもので。

ところで、色々と教えて頂いた文京区立図書館には未だ行けずです。近々には行こうと思っていますので、またご報告しますね。

投稿: nam | 2011年12月13日 (火) 08時11分

 >たが屋という職業

私も聞いたことがあります。そのときはたがだけを直して歩く商売はなく、桶屋が外で直して歩く姿なのかなーと漠然と受け止めてました。でも江戸時代の職業はほんの一時期だけ存在した考えられないようなものもあって、「たが屋がない」というのは悪魔の証明になってしまいますね。

とにかく、他の浮世絵と違って線がはっきりしていて写実イラストを見ているような感じがします。このタッチで江戸の町全部を見てみたいものです。正月休みにFlashでいじってみようかな。

投稿: snob | 2011年12月13日 (火) 13時46分

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