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2011年12月 8日 (木)

十三夜から「井戸の茶碗」

 後に待ってる人が44人に増えました。
 こりゃ早く返さなくちゃと思ってもやることも多く、志ん朝十三夜はぽちぽちと聞いています。最初に入っているのは「井戸の茶碗」。この噺、大好きです。清兵衛さんが右往左往する姿もおもしろいし、売卜・素読のクスグリも楽しい。サゲも上等の部類だと思っています。何回聞いても気持ちよくなります。

 これや「文七元結」みたいな、正直(?)なひとたちが幸せになっていくのがうれしいのです。こんなトントン拍子にいいことが起こるなんて絵空事だとわかっても。でも「ラーメン屋」みたいな設定だと身をよじるくらい白々しく感じてしまうのはどこかに大きな違いがあるのでしょう。

 WEB上で巡回するHPやブログで決まって巡回するところの一つに、永井義男さんという作家さんが記事を連載しているところがあります。「電脳くろにか」という雑誌風HPの中のコラム、「江戸の醜聞愚行」です。
 耳袋や藤岡屋日記などからピックアップして紹介してくれるものです。落語のネタになったと思うような話もけっこうあります。そんな中、最近の記事で第285話「夜鷹を妻に」という話が「井戸の茶碗」に似通ったところがあって、気分良くなりました。江戸時代の悲惨な社会実態の指摘には、「柳田格之進」で娘が自ら身を売ってしまう設定もあながち無理ではないのかなと思います。

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コメント

こんばんは (^^)
リンクを貼って頂いた「電脳くろにか」の「江戸の醜聞愚行」を少し読んできました。
実際の話だけに大変興味が湧きました。
良い処を教えて戴いて有難う御座います。
第285話「夜鷹を妻に」という話はホント「柳田格之進」そのものですね。
きっと世間では当時かなりの美談として人から人へ語られていったのでしょうね。

投稿: hajime | 2011年12月 8日 (木) 22時28分

 いらっしゃいませ。
 そして、舅からもらった刀が殿様に高く買ってもらえるというところは「井戸の茶碗」ですよね。
 古文を読み下す能力のない私にとって、いろいろな資料から興味深い話を取り出してくれてありがたいサイトです。
 各種資料が引用する、藤岡屋日記に記録された「万八楼の大食い会」も、別資料から否定の結論をだしたりとおもしろいです。
 江戸時代はユートピアでない、という姿勢も一貫しています。

投稿: snob | 2011年12月 8日 (木) 23時40分

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