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2012年3月

2012年3月31日 (土)

ふたつの「紙入れ」

 たまたま、菊之丞・喬太郎と当代の人気者二人の「紙入れ」が続けて放送されました。喬太郎のほうは、「本人の袂にライター」のクスグリやおかみさんのねっとりした眼差しなど、喬太郎らしく、菊之丞のほうはあくまで、古典を崩さずにと、両者の噺の性格が比べられて興味深かったです。
 対比的だったのが、新吉がどこまで逃げられるか想像するのに、菊之丞は「ウラジオストックまで」・喬太郎は「清澄白河まで」(落語会の収録場所がすぐ近くの深川資料館)と演じていて、その落差に笑ってしまいました。

 録画でこれだけ面白いのですから、実際の高座を見たらもっとハマっちゃうでしょう。近頃、ナマの寄席にいっていなくて、ナンですが、寄席の中ではマンネリと思えるものも、クサいと感じるものも、その芸に酔ってしまう雰囲気があります。「甘キン」なのでしょうが、どうしてもなじめない二世・三世の芸もあります。

 それにしてもBSの落語番組「今どき落語」「喬太郎の粋ダネ」が同時に終わってしまうのは残念です。…と思ったら「喬太郎」のほうは放送時間を変えてリニューアルでした。

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2012年3月29日 (木)

NHKのトラッドジャパン「落語」

 数日前に録画したトラッドジャパンをようやく見ました。今日夜再放送があるはずです。
 落語という文化を英語で紹介するという番組です。でてくる英語は高校後半から大学レベルのもので、即そのまま塾の授業では見せられるわけじゃないです。"Performers manipulate a folding fan and a hand towel to mimic all kinds of actions" は構文は中学レベルですが、なかなかこのように単語をつかえません。

 実は2回見始めて2回寝ちゃったのです。内容があまりにも基本的だからです。

 でも落語の仕草を英語で解説するパートがあったのですが、中学生に進行形で表現させるのに使えるかもしれないと思いました。「時そば」や「饅頭こわい」の食べる仕草や「船徳」でこぐ姿。落語ならモザイクをかけずに何しているか当てる、という活動ができるかも。
 しかし練らずに使うと独りよがりになります。授業に使えるようになるまで、しばらく温めてほどよく醸すのを待ちます。

 MCの江口先生も「落語の間のとり方や抑揚、ユーモア」は教育の参考になるといってます。
 青年教師時代に私は、落語で目を開かされました。荒れた教室で授業が思うように進まないことに悩んでいました。そんなとき、「高座で何が起こってもクスグリにしてみせる」という落語家のエピソードに触れ、授業に臨む意識が変わったのでした。

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2012年3月27日 (火)

時代劇の背景

 「陽だまりの樹」の予告番組を見ました。時代劇は…というよりドラマはめったに見ません。家人が見ている脇でちら見するくらいです。
 予告の中では、江戸(?)の坂道から町が広がって見えるシーンがありました。おそらくCGでしょう。これだけCGが精緻になってくれば、小さなセットの周りがCGだという映像が実用化されるはずです。単なる書割状態でなく、クレーン撮影のカメラの動きに応じてちゃんと見せてくれるはずです。

 数か月前だったか、堀部安兵衛が決闘に駆けつけるシーンで、後ろに山脈が映っていました。高田馬場の後ろに。ロケ地がどっかの峠だったのかなあ。すぐにチャンネルを変えました。
 「タイムスクープハンター」はよく見ていましたが、たぶん江戸村がよくつかわれていると思いました。江戸村も背景に小高い山があるので、気がそがれます。

 今はともかく、子供のころ月影兵庫などの時代劇を見たことは落語の理解の助けになっていると思うので、時代劇にはすたれてほしくないです。そして江戸の町のいろいろなシーンをちゃんと映し出してもらいたいです。

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2012年3月26日 (月)

予約で検証

 昭和の名人アンコール3号ですが、圓生の「百年目」は予測が外れ、うれしいことに新音源だそうです。豊島区で予約して、今度は2番目になりました。

 それというのは、ちょっとした実験をして失敗したからです。「昭和の~」は書籍です。書籍なので購入のリクエストができるので、タイミングを見計らって入庫を確認して予約するのではなく、図書館に行ったときにこの圓生と次の金馬の巻を予約してみたのです。在館していない資料の予約は、ネットではできず館内のリクエスト用紙に記入して行います。
 提出して数日すると、「図書をお探しています」と表示されました。この時点でまだ図書館には納入・登録されていません。リクエスト用紙の反映は、どの時点で行われるのか。

 図書館に登録される日が過ぎました。検索すると圓生の巻が入っています。貸し出し中になっていました。気づいたら自分の予約はまだ「探しています」で、資料とのマッチングがされていないようです。そして他の人の予約が有効になっていたと。紙のリクエストは優先されないことがわかりました。このままいつになったらリクエストが反映されるかを試すべきでしょうが、待ちきれずに検索から予約を入れてしまいました。数時間後に「探ししています」は消えました。
 やっぱり予約の早道はなし。次の金馬の時はまたネットで地道にタイミングを計りましょう。

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2012年3月23日 (金)

ありました

 週末に法事があるので塾の準備を前倒しでやっていました。

 一年生が今、過去形のwas, wereをやっているのですが、「昨日私は家にいました、を訳しなさい」という教え方はできるだけ避けたい。そこで、Webで過去の天気カレンダーをキャプチャして、パワーポイント上に貼り付けます。何日か選んで"□"で天気を隠します。クリックで"□"が消えて天気が現れるようにアニメーションを設定して、(非力なネットブックで再生するので)swfファイルに変換します。

 ギャンブルの側面があり、It was sunny. などと意欲的にいえました。
 次は「ありました」を言わせる教材作成です。2枚の絵を用意して、前後で何がなくなっている・移動したか見つけて「ありました」を言うという昔からのアイディアを実現させたいと思いました。去年買ってある「3Dイラストデザイナー」を使って部屋を作り小物を配置します。小物がないものと2つの絵を手書き風に出力しました。
 2枚の絵を順に見せるのに、間に時間経過を感じさせたい。「The next day」と言葉をはさむのもちょっと。というわけで時計の針がぐるぐるっと進むアニメを作ることにしました。

 そういえばMS-DOSのころN88BASICで時計教材を昔つくりました。時刻をいうトレーニング用に、キーボードを押すたびに表示が変わるデジタル時計です。Visualが冠についた現在でもアナログ時計を作ろうと思うと三角関数を駆使して直線で針を描くなどコードは20行30行では済まないでしょう。  ところがフラッシュを使うと、わずか9行でアナログ時計ができます。針も好きなイメージで描けます。
 針が進むアニメならコードは1行も必要ありません。

 こんな感じですが、果たして時間経過を感じてくれるでしょうか?

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2012年3月18日 (日)

根津

 昭和の名人を借りるだけだと交通費のほうが本より高くなってしまいます。昨日、地元で雨が上がっていたので高をくくって出かけたのですが、東京ではまだ降っていました。

 駒込図書館は駅から3分です。ほかに何かないかと探してみて、三谷一馬「彩色江戸物売り図絵」(中公文庫1996)を手に取りました。浮世絵などから江戸の物売りの姿を画家が復元したものです。ただ読んでも面白そうですが、実は「熈代勝覧」を見ても解説のない人物がとても多い。小学館版と講談社版では微妙に異なるところもあり、そういうのは自分で勝手に判断しています。だから解説のないのも自分で考えていいのですが、何か参考になるかもしれません。

Saisiki

 いつもはいかない根津図書館に行くことにしました。もっと前にリクエストしておけば近くの千石や本駒込に取り寄せることもできましたが、ゆうべ気づいたのでしかたありません。

 ドトールの軒先で雨宿りをしてBぐるを待ちました。例によって大きく遠回りをして根津に移動。うろうろせずにすぐに図書室に行きました。ここではキングからでている「効果音大全集 22 風物チンドン屋花火」CDを借りました。売り声が収録されているのです。
 この(たぶん同じ)音は、幾度も版を重ねているようで、ひとつ前の「デジタル…効果音大全集 11 風物」やさらに前の「新効果音大全集5 風物」でもいいので各所図書館にあります。しかし最新の「新・効果音大全集」には入ってなさそう。
 コロムビアからも似たものが出ているようです。

 ここでも(狭いのですが)見回って「談志の迷宮 志ん朝の闇」(夏目書房2004)という本を読みました。文楽・圓生、そして談志・志ん朝がどうやって演じていたか、語っていたか、面白いものがありました。この間ちょっと記事にした「舫う」の件はプロはやはり気づいていて、談志は志ん朝のやり方に批判的だったそうです。

Yami

 読み終えるとちょうど雨もやんでいました。


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2012年3月17日 (土)

昭和の名人アンコール(小学館)

 決定版・完結編各26巻の後にアンコールとして4巻が刊行中です。すでに志ん朝・志ん生が発行済みであと金馬・圓生が出ます。新しい音源に関してはあまり期待をしていませんでした。これまでの音源監修の草柳さんのHPに情報が載っていないからです。記事もいまさら新しい事実は出てこないでしょう。

 でも、何があるかわかりませんから、決定版・完結編セットのある豊島区図書館を検索するとたまたま登録が終わったところだったらしく、一番で借りることができました。第1巻志ん朝はおなじ小学館の東横セットと同じ音源です。

 発売から登録のタイムラグから、予約したころに落語はろーのブログにに第2号の志ん生情報がのりました。それによると「鰻の幇間」がノーカットバージョンだというではありませんか。これは早く実物を手にしたい。今度は登録日を予想して何度かアクセスのうえ、これも一番の予約ができました。それを今日受け取りに行きました。

 真っ先に次号の予告を見ると圓生の「百年目」が初出し音源であると書かれています。これは楽しみ。思いがけない宝物に出会った気分です。ひょっとすると昨年の春TBSらんまんラジオ寄席で放送されたものかもしれないとあたりをつけていますが。

Anchor

 このシリーズ、豊島区のほか日野市で購入しています。(決定版のあった)埼玉小川町と千葉県立にはこれも入らない様子です。


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2012年3月15日 (木)

志ん生 ベストコレクション追補

 読み直して、どこに何があるかわかりづらいのでニーズがあるかは別にして、表を作ってみました。
 ◎CD+カセット、○CD、●カセット

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
板橋区    
荒川区      
大田区                  
葛飾区                  
墨田区                
世田谷区                      
練馬区  
小平市                                    
八王子市                                  
三鷹市                              
久喜市                                    
さいたま                                  
朝霞市                            
伊奈町                      
四街道市              
市川市                        
浦安市                          
千葉市                                      
佐倉市                    

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志ん生 ベストコレクション(クラウン)

 たぶん、これでクラウン音源は最後になります。

 20枚組のCDですが、音質もかなり悪いです。当時から他社と重なる音源もありますし、発行から16年たっていますから、その後ビクターやキングからいい状態のものが手に入るようになって、13演目は重複します。

 とはいえ、碁ができないから「笠碁」を将棋に設定しなおしたという、「雨の将棋」がはいっているのはこのセットだけです。馬生にも碁をすすめたというくらいですから志ん生も満足はしていなかったのでしょう。一門にも受け継がれていません。
 「おもと違い」「おえんの伝」「義眼」「宗珉の滝」などもこのCDだけです。今演じる噺家もないと思います。他にもその高座の音源として唯一(レコード廃盤をふくむ)であるものが多く、そういった意味では一度聞く価値があるでしょう。

 テープもCDもあるのですが、劣化を考えるとCDで聞きたいところです。検索にはさまざまな障害がありました。
 まず、巻数か収録演目、およびCD・カセットの別が一覧に表示されていないと一件一件ウィンドウを開くかなければなりません。両方表示してある市・区はあまりありません。
 出版がクラウンなのでいくつもの図書館が社名で検索できないのは経験済みです。またコロムビアから「決定盤ベストコレクション」と似た名のシリーズがかかります。大田区ではこの2枚にクラウンと記録しています。
 板橋区は最も多くのCDを持っているのですが、5枚が「ベストセレクション」として登録されていました。これでは見つかりません。
 そして20枚、あるいは必要な18枚をそろえている館は一つもないのです。

 荒川区・墨田区・世田谷区で10巻まで揃います。板橋区は前半で第2巻が足りませんが、後半は13・16以外を持っています。16はカセットならあります。荒川区が後半では13巻だけを持っていますから、板橋・荒川とあと1区で18枚まで集まります。他に三鷹市に前半5枚、大田区にCDが1枚。
 カセットでよければ荒川区・大田区・板橋区に後半がたくさんあります。あと練馬区ならカセットが19本。惜しくも7巻が欠けています。他に小平市と八王子市に数本

 埼玉県では、久喜市・さいたま市・伊奈町・朝霞市にCDが数枚ありますが、12枚が限度です。

 千葉県は四街道市に13本のカセット、市川市に後半8枚のCD、浦安市に6枚、千葉市に1枚。そして最近また横断検索のできない佐倉市に前半が9枚あります。県内で18枚完成です。

 結局16巻(「宮戸川」のみ必要)のCDは市川市にあるだけです。わたしもやむなくカセットで聞きました。でもこの雑音ならCDじゃなくてもいいかもしれません。

Best_collection

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2012年3月11日 (日)

「熈代勝覧」その後

 眺めているだけで楽しい、「熈代勝覧」。金山寺味噌売りと願人坊主(らくだ)、たが屋、木戸番(大工調べ)といったように落語の世界も垣間見られます。一人ひとり見ていくと、煙管屋は「紫檀楼古木」で語られたり浮世絵にあるのと姿が違うようだという発見もありました。マ、圓生も時代によって異なるといっているので納得することにします。

 この熈代勝覧を基にした新しい絵もあります。今年2月に「江戸の町並みを描く―今よみがえる町のぬくもりと人々の暮らし」( 日貿出版社)という書籍が上梓されました。新しいだけあって各図書館で貸し出し中ばかりですが、同じ作者の「江戸名所図会 平成版―今、よみがえる江戸の町並みとぬくもり」( 日貿出版社・2009)といっしょに落ち着いた頃に借りたいと思います。

 検索で、ipadアプリが出たこともわかりました。パッド製品に興味はあるのですが、実用途がない現在、入手する予定はありません。(将来、子供たちにパッドを渡して授業をしたいという気持ちはあります)

 でも絵巻なのだから、ページをめくるのではなく、横スクロールして見たいので、去年からポチポチとFlashアプリを作っています。完成にはほど遠いのですが、端から端までは眺められるようになったので、使わないでいるホームページエリアを使って公開してみます。完成を目指すとつい仕事に差し障りができてしまうので途中の段階です。いずれ人物の白塗りはなくなる予定です(読み込みに時間がかかります)。

Kidai_2


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2012年3月10日 (土)

進行形で足りないもの

 これはついこないだ教えたばかりで、定着がそれほど期待できない段階です。完成はもう少しあと過去進行形のときに考えることにしましょう。
 進行形はing の形が印象的で、beを忘れるのがよくあるステップです。そこであきらめずに何度もいう訓練をします。今回も映像を用意しました。まずほっともっとのCMです。しばらく繰り返し流して、その間に"What is she eating?"と質問すると案の定"She eating ..."とisが抜けます。ここで指摘すると次からはちゃんと答えられます。でもまた忘れるでしょう。ときどきリフレッシュしましょ。もうちょっと工夫して。

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2012年3月 9日 (金)

Whichの復習

 期末試験が終わって、どの学年でもこの時期は一年のまとめです。どんなことでも教えたあと、反復で復習をするのですが、大きく時間が空いた後にまた繰り返すことも大切です。人間はなんだって忘れるのですから。

 今回はWhichの半年ぶりの復習です。Which do you ... ?のパターンは印象に残ったのか記憶があるようなので、Which is ... ? の質問とその答え方にしぼりました。これも長年の確立したやり方で、まず2つのペットボトルを見せます。"One is mineral water, and the other is tap water. "と写真とともに中身を教えます。ここでこちらが質問しては単なる答えたくなるwhichになってしまうので、どんな質問をしたらいいかいったん考えさせます。
 子供たちがここで記憶の底を探ればそれでいいので、質問を考えつかなければこちらから問いかけます。"Which is mineral water?" そして紙コップに両方を注いで答えを求めます。単純化のために紙コップにA, Bと書いておきますと子供たちは"A"と答えます。

 日常生活では単語での応答でかまいませんが、まあ大人の社会でちゃんと通用するように、a baby answerとして退けると、"It's A."という答えに達します。"A is."の答え方もそろそろほしいところですが。いったんノートに記録して更なる定着を図ります。

 次回、こんどはペットボトルの中身を変えます。"One is Coca Cola, and the other is Coca Cola Zero."先週やったばかりですからすぐに"Which is Coca Cola?" の質問を思いつきます。もちろん真剣に答えを考えます。
 どちらの活動も暖房をちょっぴり利かしてのどがかわくようにしておきます。

Cola

 以前はCoca ColaとPepsiでやってたのですが、今回ノーマルなペプシが見つかりませんでした。

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2012年3月 7日 (水)

可楽・圓生 落語・講談 怪談ばなし(日本音声保存)

 かねてより予定の音質比較をしました。
 まず、可楽の「反魂香5」ですが、こちらが27:35、クラウン怪談噺幽霊噺集成のものが26:09で、ピッチ違いかと思いましたが、クラウン版にカットを発見しました。エニーのほうには手の甲と平の陰陽についての部分に14秒ほどのクスグリがあるのです。さらに、可楽の口ごもりを修正、仏様が善光をおぶって信州にいくところで20秒ほど、日蓮上人のエピソードで一言、本当の信心で40秒、拝み方で15秒と、前半のあちこちにカットがあります。

 こりゃクラウン版は必要なしだと思いかけたところ、エニー版で薬屋の戸をあけてすぐ「越中富山の~」と始めるのに、クラウンのほうにはいろいろ薬を見ていいかげんな読み方をする件が間にあるのです。しばらくすると今度はまたクラウンに少しカット、またエニーにカットと。そしてサゲの後の追い出しが20秒ほどちがいます。
 反魂香の5音源中で最も長い高座なのでもったいない、両者を切り貼りして完成させようと意図しても、音質がはっきり違います。クラウンは音がくぐもっています。あったはずの元録音が出てこないものかと。

 圓生の「牡丹燈籠B02 お札はがし」は、クラウン版が40秒ほど短いです。比較を始めるとすぐ、貸長屋の表現にカットが見つかります。そのあとはピッチが違うようで音がずれていきます。お札が貼ってある場所・はがす相談と酒の用意、隠れていたお峰が出渋るところ、体の汚れが幽霊を呼ぶと行水をすすめるところなどにカットがあり、追い出しが少し長く入っています。音質はやはりエニーのほうが良い。こちらは素直にクラウン不要となりました。
 
 「死神2」はテイチク花形落語特撰とかぶっていますが、違いはないようです。なによりDVD落語研究会がありますからそれがベストでしょう。

 さて、この落語・講談 怪談ばなしですが、板橋区と江戸川区、さいたま市にしかありません。江戸川区とさいたま市には講談3巻を含めて9巻、板橋には抜けがあって7巻の収蔵ですが、ともに必要な第3・第6巻は借りることができます。

Kaidan3

追記(3/14):その後情報をいただきました。「反魂香5」の音源は文化放送が保存しているそうです。どこかででるといいなぁ

 

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2012年3月 5日 (月)

板橋~千石~墨田

 土曜日と同じような陽気を期待したら、日曜日はそうはうまくいきませんでした。リクエスト取り置きの期限がきているので計画通り出かけなければいけません。赤羽駅で自転車をおろし、複雑に入り組んだ台地の間をくぐって板橋に向かいました。

 古くからの道が交わるところには庚申塚やお地蔵様があります。今ビルの片隅に残る道しるべも、往時は田畑や山林の中に「右王子」などと旅人に知らせていたのでしょう。環状七号を板橋中央図書館目指して右に曲がると、突然坂道になり、あわててギアを変えました。常盤台という地名通り台地の上にあるのです。

 ここはPC用の電源付き座席もあり、記録しながら本を調べることができます。それと別にAV試聴室もあります。今回は香具師の口上についての本を確認するために寄りました。その名も「香具師口上集」(1983・創拓社)。正・続とあるのですが、1997年版との違いを確認しました。2巻に分かれていることと、新版にはCDがついていることでした。

 そこから石神井川沿いに中山道に戻り、巣鴨を超えて千石図書館、駒込とよりました。立ち寄るとつい書棚にある他の本に目が移ります。いくつかCDを借りましたがリクエストで押さえておかなかったものがタッチの差で貸し出し中になっていました。

 上野のヨドバシで買い物をして遅い昼食です。図書館で余分な時間を使ったのと気温の低さで、墨田区で行程を終えることにしました。ここで「江戸売り声百景」という本を読みました。寄席で実際に聞いたこともありますが宮田章司の売り声CD(末広亭の高座)がついているので聞いてみたかったのです。新書版でCDは8㎝シングルです。しかし一番ほしい、「水屋の富」で演じられていない水屋、そして冷や水売りはありません。

 サイクリングの先はまた陽気が良くなってから続けましょう。

Urigoe_2


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2012年3月 2日 (金)

圓生・小さん 東宝名人会 落語名人芸(クラウン)

 このシリーズ、まとめて解説している資料が見つからず、全貌がつかめません。横断検索すると圓生・正蔵・金馬・小さん・志ん生・可楽がラインナップされているようです。(さらに圓蔵・柳昇・小南・米丸・歌丸・柳朝・夢楽・助六・文治・圓歌:圓蔵は代数表記が見つかりませんが、演目が「反対俥」なので現・圓蔵でしょう)

 こうしてみると集めがいのあるシリーズに見えますが、全席事典をひいてみると、志ん生の高座すべてが他と重複していることがわかります。「落語はろー」でみても、圓生1席、小さん3枚だけが必要なことがわかります。

 検索するのが少々厄介で、東宝名人会だけだとその会の録音は他からもでていますし、クラウンと限定すると日本クラウンが網から漏れたり(荒川区!)、落語名人芸は落語名人会と登録してある図書館もあったり(千葉市!)、手間がかかりました。

 圓生のものは「花筏」の入ったCDで、「一人酒盛り」(ビクターと同音源)とのカップリングです。文京区・荒川区・板橋区・新宿区・中野区・練馬区・葛飾区(カセット)、千葉市・浦安市(カセット)、三芳町・蕨市にあります。さいたま市のカセットは内容の記述がないのですが、番号からすると該当しないと思われます。

 小さんのほうは「大工調べ/千早振る、宿屋の富/高砂や、提灯屋/ちりとてちん」と6演目CD3枚ですが、豊島区・東村山市・荒川区(カセットふくむ)に全部とそして一部は世田谷区・板橋区・目黒区・府中市・中野区・文京区・葛飾区(カセット)・新宿区(カセット)にあります。埼玉では蕨市・三芳町・春日部市に3点ともあり、さいたま市のカセット1本はやはり該当せず。千葉県は千葉市に一部という結果でした。

Tohomeijin


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2012年3月 1日 (木)

システム復活

 佐倉市立図書館のメンテナンスが予定通り終了しました。怪談話・幽霊噺集成シリーズCDは16点あり、そのうち圓生(「猫定・樟脳玉」)・正蔵(「年枝の怪談・一眼国」)とも1点ずつ確認できました。

 市川市も佐倉市も横断検索に現在対応しています(県HP上はまだメンテ中)。また横芝光町も復活しましたが、怪談噺・幽霊噺集成は講談のみでした。いまだ我孫子市をはじめいくつか横断検索できませんが、このシリーズも廓噺・艶噺集成もないようです。

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