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2012年6月23日 (土)

BS落語研究会

 「昭和34、5年にNHKが鹿芝居を企画したとき、文楽がお軽をやるはずだったところ、具合が悪く小さんに役を回そうといったことになった。その前に別の役を『芝居はできない』と断られていたので、NHKは危惧したけれど、圓生の言うとおり、小さんはお軽ならと二つ返事で受けた」

 圓生が「蛙茶番」のマクラでいっているエピソードです。市馬が昨夜放送の「七段目」でそっくり使っていましたので、どこで使われていただろうと探し回ってしまいました。圓生百席の「蛙茶番」のほうが詳しいです。
 NHK落語名人選の馬の助「七段目」でも同じときの柳橋・小文治のハプニングが語られています。

 小劇場の客も、「志ん生のお軽」で爆笑し、「小さんのお軽」でバカ受けでしたから、こういうエピソードの継承はうれしいと思いました。
 また、マクラの中でやはり役もめで勘平が舞台に勢ぞろいする、というクスグリはやはり圓生も使っていますが、オチの「観兵(勘平)式」はさすがに今は通じないでしょう。
 市馬の「七段目」は結構な出来でした。

 かといって、古い言葉を排して、店の手代が「僕」といったり、天狗が妙に現代の言葉だったりすると興が覚めてしまうのは自分が年を取っているからで、若い人には気にならないところなのでしょう。ということは、これから先に自分にとって「昭和の名人たち」に匹敵するする人は、期待しているのですが、現れないのかもしれません。

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