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2012年6月11日 (月)

W再生、試運転で「もう半分」

 再生速度の調整機能のチューンアップに手間取ってしまいました。まだ途中で切り替えた時の動作に、思った通りにならないところが残っているのですが、手始めに志ん生のアポロン・落語名人撰の検証に取り掛かりました。

 まだ2、3高座しか済んでいないのですが、4~5%のピッチ変更が必要です。しかし、ほぼシンクロして再生できているので、ようやく仕事をしながら聞き流し、比較することができます。そんなに日数かからずレポートできると思います。

 しかし、チューンアップのとき、たまたま志ん生「もう半分」を材料にしたので、それを繰り返し聞き返すことになったのですが、うまさにあらためて舌をまきました。
 今輔もこれを得意にしたそうですが、両者の差は歴然です。客席がほとんど沸かない。おそらく仕草や表情でウケたなという笑いが入っていますが、ストーリーをよどみなく進めていくうまさです。
 それに対して、志ん生はどっかんどっかん受けています。「もう半分」自体が、怪談としての性格も中途半端だし、笑いもほとんどない噺です。本筋に入る前に、「与太郎の幽霊」「幽霊になりたい女房」の小噺をふって、そこで大いにウケて下地を作ってあります。だから「もう半分」の噺の中で、ちょっとしたクスグリを入れると客は大爆笑です。それでいてまたすぐに忘れて、因縁話にもどっていって違和感がありません。赤ん坊が「もう半分ください」といってサゲると満足したように客がどよめいてます。

 聞いててしんどい音源が残ってしまっているのも事実ですが、やはり名人ですね。

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