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2012年7月12日 (木)

熈代勝覧CD-ROMレビュー

 仕事も一段落したので、ようやく使ってみました。

 結論を最初に書きます。私には残念なソフトでした。素人が作ったソフトといえます。

 インストールは不要です。CD-ROMのフォルダにあるkidaishoran.exeをクリックして実行するだけです。でもこのやり方って今は普通じゃないです。いちいちCDの画像を読みにいって、操作と表示にタイムラグがあるので、全ファイルをHDDにコピーしました。

 フォルダを見ると懐かしいLingo.iniファイルが。そうです。Macromedia・Directorで作成された、多少の操作性を持つスライドショーだったのです。
 実行すると全画面表示され、中央の本体画面の大きさ800×600や位置は変えられません。現在の1980×1080で見ると、こんな感じです。kidaishoran.iniを書き換えて、fullscreen=0として、周囲の黒枠を消しても動けないことは変わりません。

Kidai0

Kidai1

 できることは、熈代勝覧を端から端までスクロール。これが一番肝心です。
 コントローラー部分を下に示します。+-ボタンで画像倍率を1~3の三段階に切り替えます。スクロールは矢印キーとボタンのほか、地名クリックでジャンプ、表示画面下の全体縮小図のマウスクリックで行います。
 大きさは2で十分ですが、画面全体が800×600固定なので、小さな窓からのぞく感じで物足りません。

Kidai2

 地名は解説と切り替えることができますが、23項目だけで、以前読んだ書籍には到底及びません。下のように別ウィンドウが開きます。これはいったん閉じないと別の項目を開けません。

Kidai3

 なんといっても、書籍にできないのが、ページで切れ目のない端から端までのスクロールです。それが小さな画面で制限されるのは非常に残念です。紙のつなぎ目もとてもきれいなので本当に惜しい。

 その美しい画像をなんとか利用したいところですが、3段階の画像はプロテクトのかかったcxtファイルになっていて、使えません。800×600の中のさらに小さな表示画面に表示させたものをキャプチャして組み上げていくという気の遠くなるような作業が必要です。

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コメント

レビュー有り難うございます。

少々残念な内容のようですね。博物館が作るものですからソフトウェアは多少の難有りでも、画像の拡大縮小が自由に出来て、解説が充実していれば買いんですが。

ネットで検索したところiPadアプリで「お江戸タイムトラベル 200年前の日本橋 ~絵巻『熈代勝覧』の世界~」というものがでていますね。なかなか良さそう。
制作会社がiPadとiPhoneに特化したソフトハウスのようなのでWindows版の発売は望み薄そうなのが残念です。

投稿: nam | 2012年7月13日 (金) 12時45分

 2005年のCD-ROMですから、ITからみるとはるか昔になってしまいます。MacoromediaがAdobeに買収されたころですね。だから800x600画面からの切り替わりの時期ですからやむを得ません。本家のドイツ版もいくつかの画面で見ると、似たような操作のようで、内容については書籍のほうがずっといいです。

 iphone/ipodは使う予定がないので、そのアプリは名前だけ知っていました。あと数年たてばPC上のエミュレーションソフトが出るかもしれません。アップルが許さないかな?

 こうなると私もいたずらしがいがあるのかも。今は画面に汚れがあるので、延々数百画面のキャプチャさえできれば・・・

投稿: snob | 2012年7月13日 (金) 17時58分

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