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2012年7月10日 (火)

国立演芸場へ

 日曜日、昼まで雨だったのは本当に予想外でした。でももう行っておかないといけません。道路も乾いてきたので自転車を組み立てました。フェンダーがないので濡れた道を走ると泥はねが背中についてしまいます。

 スカイツリーの足元を通って、昨日訪れた江戸東京博物館を通り過ぎてまっすぐ進むと門前仲町を通って月島に渡れます。中央区月島図書館で返却をして、勝鬨橋を渡りました。そのまま銀座・日比谷とすすんで、三宅坂をこぎ上がります。
 今回は国立演芸場の展示を見ておきたかったのです。上席の番組は芸協の披露目のようですが、無料の演芸資料展「芝居噺と噺家芝居」を7月20日までやっています。

Kokuritsuengeijo

 展示室は想像より小さな部屋で、展示も小ぶりでした。噺家芝居は、明治時代の古いものがいくつかケースに収まっていて、壁面には最近のものの資料が貼ってありました。なかでも大正時代の正蔵(圓楽時代)のネタ帳は興味を引きました。「反魂香」なんかもやっていたんですね。あの、圓生などが噺のネタにしているNHKの芝居には全く触れていませんで、志ん生のお軽の写真なんかはありません。

 もう一面の壁にとケースには正蔵や現・一朝の道具入り芝居噺の小道具や美術が展示されています。刀などに見立てる銀扇、鳴り物のタイミングを弟子におしえるキッカケ帳、粟田口の背景など貴重なものが見られました。ちょうど正蔵の「正本芝居噺考」ビデオを借りたばかりで、ちょうどよかったです。圓朝直筆の原稿も展示されていました。

 以前から参照させてもらっているブログ主さんが、TBS落語研究会の演目リストがないものか、とおっしゃっていたのを思い出して、質問してみました。国立小劇場で行われていても、資料を保存してあるのは、劇場主催のものだけで、他団体の資料はないそうです。これは残念でした。

Engeijotenji

 もう一つの収穫はまた別に。

 日曜で休館の国会図書館まわりを巡って、そこから外堀通りに下りました。将門塚でひとやすみ。秋葉原のヨドバシへよって、いったん両国方面に戻ろうとしましたが、思い直して上野・入谷・日暮里を通って、文京区本駒込図書館にいくことにしました。出発前にリクエストが整ったというメールをもらったからです。
 合羽橋へ続く下町七夕と入谷の朝顔市の入り口だけを横に見て通り過ぎました。自転車じゃとても入れない賑わいでした。こごめ大福も全店で売り切れ。
 図書館から同じ道を戻って、今度はそのまま言問通りを行きます。金竜小学校を過ぎると台東区中央図書館。さすがに午後出発では開館時間に間に合いませんでした。言問橋から水戸街道に入って約36キロの行程を完了しました。

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コメント

 お手数をお掛けいたしました。やはり古い資料は主催者と直接交渉して拝見させていただくしかないようですね。でも考えてみると・・・国立劇場小劇場で毎月一回開催されている現在の第五次落語研究会の高座ってのは、現代落語に於いて最も権威のあるモノではないかと思うのですが・・・その資料を国民が容易に知る事が出来ないと云うのは、いったい日本の文化庁は何をやってるんでしょうねぇ。

 税金泥棒の役人が何もしないから、一銭の銭にもならないのにボランティアで落語と云う日本独自の文化の保存に一般庶民が苦労しているんです。それにしても・・・36キロ走行! 驚きました。くれぐれも自動車には注意して、筋肉をいたわって下さい(^∇^)

投稿: 藪井竹庵 | 2012年7月10日 (火) 11時22分

 ご来場ありがとうございます。ここ数年で落語に復帰したのは、薮先生のブログのおかげでもあります。今度、鉄砲坂に挑戦してみたいと思ってます。

投稿: snob | 2012年7月10日 (火) 12時52分

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» 千両みかん [藪井竹庵]
 藪は同んなじ記事を何度も上げるなぁ・・・とお嘆きの諸氏も多いと思いますが、落語ってのは何度も何度も何度もお聴きになって、すべてを暗記して自分でも語れるようになるまで聴き込むものだと私は思います・・・誰ですか? 二日酔いだから手抜きしたんだろう! って云ってる人は? 去年の記事とは違います。去年は動画が三分割でしたが、今年のは一本になってるでしょ! (^ω^)  千両蜜柑(せんりょうみかん)と云う落語の原話は、明和9(1772)年に出版された笑話本「鹿の子餅」の一遍にある『..... [続きを読む]

受信: 2012年7月10日 (火) 11時07分

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