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2012年8月18日 (土)

志ん生と文楽 栄光の上方落語(角川書店)

 いくつか出版社系のCDがあります。これは角川書店から発行された10枚組のCDブックです。

 桂文團治「帯久」「鬼あざみ」をはじめとして、橘ノ圓都、林家染丸、林家小染、桂春蝶、笑福亭松鶴、桂米朝、桂春團治、桂文枝、桂枝雀とそうそうたるメンバーが並ぶ中、CD10に『上方で演じる東京の名人』と題して古今亭志ん生「ふたなり(1959)」、桂文楽「つるつる(1966)」、柳亭痴楽「宿題」と江戸落語が含まれています。
 さすがに上方落語だけあって、関東にはほとんどありませんでした。先年探したときは、埼玉県でふじみ野市にみつけただけです。バラでおいてあるので、江戸落語のCDは貸出し中が多いです。
 もちろん関西で探すといろいろなところに置いてあり、大阪府と大阪市に複数セットありました。もちろん借りられません。時期を待って大阪の弟のところに遊びに行ったときに、会社帰りに借りてきてもらって聞きました。

Kamigata

 その後、いくつか増えたようです。
 今は文京区と練馬区にあります。練馬区は2セットで一つは”1枚目に音飛びあり”と記されています。修復できないくらい大きな傷がついているのでしょうか。文京区は仮AV処理されているくらい最近のものです。私が探したときにはなかったので、ここまで待つより、旅行を利用してよかった。今18人待ちです。
 千葉県にはありません。

 大阪では江戸落語がウケることはあまりなかった、と聞きます。文楽は大阪の圓馬のところに通い詰めて稽古したので、呼吸を飲み込んでいたけれど志ん生は散々だったとも伝わります。このCD(朝日放送音源)では、病前ですし、ちゃんと笑いを取っています。
 文楽は、大阪だけあって出囃子は「野崎」ではありません。収録は晩年に近いですが、元気のよい高座です。中途で切らずに、”井戸替えの夢”までやってます。

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コメント

確か、文楽師は「野崎」の出囃子を使うのに、当時の春團治師の許可を得て使うようになったんですよね。
その時の条件が「関東でのみ使うこと」で上方では使えなかったのですね。

上方落語に疎い私でも、そうそうたるメンバーと演目だというのは判りす。
>志ん生は散々だった
そうかも知れませんね。落語のエキスだけを凝縮した様な高座ですからね。東京の人間はそう云うのは好きですが・・・・

図書館で借りたCDで傷の為ちゃんと聴けなかったり、ノイズが乗る様なのは返却時にちゃんと報告しています。
扱いに注意して欲しいですね。
特に人気のCDは待っている人も大勢居ますからね。

先日、落語ではありませんが予約していたCDが借りられました。
半年待ちでしたがちゃんと綺麗になっていて嬉しくなりました。
私も大事に扱い、聴いてから早めに返却しました(^^)

投稿: hajime | 2012年8月19日 (日) 09時21分

 会社帰りだったので、府立図書館のバラを借りてもらったのですが、そうでなくても1~9のCDは聞かなかったでしょう。
 関西の人にとっての江戸落語も同じかもしれません。文楽・志ん生のCDも東京に比べるべくもありません。

 もうすぐ志ん朝「大須」の番が来ますけど、特典CDなどが将来もなくならないまま、多くの人に楽しんでもらいたいものです。

投稿: snob | 2012年8月19日 (日) 11時26分

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