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2012年8月20日 (月)

志ん生、語る(アスペクト)

 志ん生に関して、小さんや家族、弟子がエピソードを語る5年前の1冊。また志ん生の盲小せんについての語りも収められています。

 付録CDがついていて、「小咄二題」「お直し」「疝気の虫」を聞くことができます。「お直し」はクラウンの”ベストコレクション”のものと同じですが、これが入手困難なので、こちらのほうが容易です。
 といっても版元で絶版、アマゾンでは品切れ、中古ででているものが37円(CDなし)、CDあれば1000円超えです。素直に図書館に足を運ぶのが吉。

 「疝気の虫」はコロムビア・ビクター・講談社などでいくつか出ているものです。ただしアポロンやポニーのものはマクラにカットがあるので、避けましょう。

 「小咄二題」は、”志ん生・幻の音源初公開!”と目玉になってます。たぶん既存音源からの抜き出しを集めたものではないと思うのですが…経緯はわかりません。もしかすると、いわゆる”逃げ”の一席なのかもしれません。10分あまり客は存分に楽しんでいて、こんな高座に臨めたのはうらやましい。
 庭に塀、雷はなるほど、親父の頭は徳利、頼朝の髑髏、と冒頭から小噺連発です。本編も「小僧とぼた餅」「庭蟹」とちょっと長めの小噺です。「庭蟹」は「化け物使い」のマクラとして使われましたが、明らかに違うバージョンで、得した気分です。

 書籍だけあって、所蔵図書館が、いつもと様子が違います。
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 書籍なので、追加しておきましょう。神奈川県立・横浜市・川崎市・藤沢市・平塚市・厚木市・大和市・相模原市にも確認できます。前橋市・高崎市・みどり市、水戸市・土浦市・龍ヶ崎市・牛久市、小山市・下野市にもありますよ。


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コメント

 私は単に、amazon等のネット通販で簡単に買える志ん生全集しか買ってませんが、先生の図書館巡りには恐れ入りました(^ω^)

 全集の付録に付いているおまけ音源ってのが、マニアにとっては堪らない音源ですね。その音源が欲しい為に、音源がダブっている全集を買ってしまうと云うのは、マニアの悲しい性です。

 ハンク・ウィリアムス全曲集をLP十枚組みで持っているのに、ハンクのラジオ音源が欲しくてCD全集を買っちゃうのがマニアです(^ω^)

投稿: 藪井竹庵 | 2012年8月20日 (月) 14時45分

 同じ落語の異なった音源を聞き集め始めたのは、実は藪先生のところのアップしたものを見つけたからでした。ニコなど上がってるものも漁り初めて、あれもこれもと。
 CDを買うとするとどういう組み合わせがよいのか、図書館で調べ始めたら、すっかりのめりこんでしまいました。そして”落語はろー”のリストがその作業を大いに助けてくれました。

 そして、再びはまることになった落語が、本当に私を助けてくれました。

 藪先生、よかった。お元気そうでなによりです。

投稿: snob | 2012年8月20日 (月) 15時17分

志ん生師の「疝気の虫」は二つのテイクが知られていて、一つはこの付録CDにも収録されている、割とポピュラーなもの。
もう一つは以前カセットブックに収録されていたもので、CD化されていないもの。

実はそのカセットブックのブック部分を再編集したのが単行本「志ん生、語る」だと聞きました。

その話を聞いたときには、CD化されていないテイクを付録CDに再録してくれれば良いのに~と、何か不思議な感じがしたのを覚えています。

後にカセットブックの音源はさる方から貰うことが出来ましたが、ブック は見ていないので、本当に再編集して単行本としたのかは確認できていません。

投稿: nam | 2012年8月20日 (月) 21時58分

 「疝気の虫」のメジャーなほうが、これで、コロムビアなどからも。そして、これの冒頭カット版がポニーやアポロン。
 もう一つが三一書房の「これが志ん生だ」付属のカセットであっていると思います。小島氏が志ん生を自宅に訪ねて録音したもので、CDとしての商品の価値を考えたのだと思います。やはり病後の音はつらいときもあります。

投稿: snob | 2012年8月20日 (月) 23時20分

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