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2012年9月

2012年9月30日 (日)

谷中銀座

 今朝はもう天気が怪しくなっています。崩れる前にと、昨日は午前中から動きました。

 今回はあまり行かない本郷図書館に資料を取り寄せておきました。ひさしぶりに谷中銀座を通ってみたかったのです。開店準備をしている時間帯でまだ観光客・散歩人は出てきていません。人ごみになる前でよかった。
 開いている店の中を覗き込みながらゆっくり歩きました。

 狭い間口で、奥に圓朝や志ん生の写真が飾ってある店に目が留まりました。志ん生の人形もあります。ああ、ここが美濃部家ゆかりのお店だと、足を踏み入れました。まだ準備中で客もいないのでご主人に話しかけてみました。お元気だったころは、志ん生の娘、志ん朝・馬生のお姉さんの美津子さんが毎日のように来て、
 「ちょっと店、見ててよ」
 「あいよ」
 と言ってレジの後ろの狭い部分に座って留守番をしていたそうです。近年はもうすっかり外に出なくなって。ご年齢を考えれば当然です。そんな話を伺っていると
 「昔は志ん生のCDもおいてあったんだけど、近頃は図書館とかで借りちゃうからねぇ。」
 と残念な様子。こちらはこれから図書館で圓生を借りる身なので…

Tamaru

 こんな時間だというのに、行列のできる肉屋さんは揚げ物をせっせとケースに並べていました。ここまでくると商売冥利ですね。

 つきあたって、よみせ通りを左に曲がります。小さな料理屋に「古今亭菊之丞落語会」のポスターを見つけました。この店の2階で会を開くようですね。10月14日、チケットはまだあるようで早い者勝ちです。こういう狭い会場で好きな噺家さんと鼻突き合わせて高座を聞けるなんていいなあと思いながら通り過ぎました。
 菊之丞さんには期待しています。

Kiku

 しばらく歩いて右に折れると団子坂、上がって目的地です。

 来週はずっと天気も悪そうなので、そのあと両国、地元とはしごをしました。

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2012年9月29日 (土)

浅草寺プラモデルが…

 ここ何か月か、ネットで見ては考えるものがあります。フジミ模型の「浅草寺」です。以前大人買いして積みプラになっているものばかりなので、こっち方面は引退したつもりなのですが、「名所図会」でも参考に小屋掛けの仲見世を付け足して江戸時代バージョンを目指してもよいかな、と考えたりします。子供のころ、飛行機やウォーターラインにまじって「二重橋」をつくった覚えがあります。

Fsensouji

 それにしては五重塔の造形にちょっと不満を感じます。反りがなく屋根が直線のような気もするし、このスケールならやむを得ないのか。
 それとも、童友社のものの方がよいか、そちらは本堂がなく、情景を復元するのが大変です。どちらにしても場所が問題になります。

Dsensouji

 そんなことを考えて、ときどき完成図をネットで眺めていたところ、30年来探していたプラモが復刻していたのを見つけました。それは「札幌時計台」です。
 日本3大がっかり観光地ともいわれる時計台ですが、母校ゆかりのものでもあり、学生時代は折に触れて眺めに行ったものです。今はビルの間に埋もれていますが、かつては拓かれた原野の中に建っていました。卒業してしばらくして、機会があればプラモを探し始めたのですが、1970年代のキットでもう絶版になっていました。
 代わりに、いくつかペーパークラフトを買いましたが、特有ののっぺり感と紙が曲面になるのが気に入りませんでした。

 プラモの金型は高価なもので会社もおいそれと廃棄しません。倉庫に眠っていたはずです。それが数か月前に復刻したので、ポチっちゃいました。主義を曲げましたが、数十年前を思えば、勘弁してくれるでしょう<自分

 時計盤面と窓が紙なので自作し、2階の床を貼って階段をつけることでしょう。いつになるかはわかりませんが。

Ftokeidai

 が…「時計台」に化けてしまったというお話。


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2012年9月28日 (金)

志ん生 咄家一代・続報

 以前の記事の志ん生「咄家一代」特典ビデオに関して、貴重な情報を頂戴することが出来ました。

「新年のあいさつ&小噺」は1972/1/1放送の2分ほどのものだそうです。

「羽衣」は、最も危惧していた「既存(クラウン)の音源に静止画をつけた映像」だ とのことで、おぞましい商品だとわかりました。なんでこれで”特典”なんだ!

 これなら探し回ることはありません。情報有難うございました。

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2012年9月27日 (木)

小さんアニメDVD続報

 先週の記事でとりあげた”DVD落語絵ばなし”の元音源についてもテクニカル・マネジメント・カンパニーよりお返事をいただきました。収録月のみのご提示でしたが、既発売音源と一致しました。

 有利な情報とは言えないのに、誠意をもって対応していただきました。

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圓生百席レガシー(ソニー)

 前回の記事で”古典落語全集”について思い違いをしていました。カセット30本と、”百席”30巻で数の符合に惑わされました。落ち着いて考えればカセット30本に、落語百席(実際は110)入ろうか?”詰まらねぇン”です。
 そういえば”百席”レコード実物を見ましたが、1セットの厚みが4、5センチあり、レコードが大量に入ってましたものね。なぜそこで気づかなかったのかなぁ。>自分

 とういうわけで、CD以前のものを図書館で入手するには、”圓生百席”・”人情噺集成”が正本なので2度、それでそろわない場合は、”古典落語大全集”、そして教えていただいた”古典落語名作全集”・”人情噺全集”とさらに3度検索する必要があります。
 さらに特典盤の「芸と昔を語る」だけ独立して登録してある場合があります(墨田区)。

 もちろん”百席”で検索すると大部分がCDにあたります。横断検索ではレコード・カセットと細かく条件を指定することができません。自治体によって単体ではできるとはいえ、一気に検索して目で選り分けるほうが楽でしょう。
 検索結果リストにCDと明記してあれば楽ですが、それも自治体によってはそうとは限りません。その場合、出版年に1980年以前とあれば、レコード・カセットの判断目安になるのですが、CDにも古い年が記載されいることがあって困ります(板橋区・中野区)。空欄であったら、レコード・カセットと考えて間違いないでしょう。
 ”人情噺集成”はクラウンのものも拾うので、出版社:ソニーを条件に入れましょう。これも図書館によってはCD”百席”がかかってしまいます(大田区・三郷市)。

 なお、千葉県にはCDしかありません。

 その結果です。
 ”人情噺集成”全3巻
 レコード:文京区(全)・八王子市(2)

 ”人情噺全集”全30巻
 レコード:東京都立(全)
 カセット:渋谷区(3)・八王子市(全)・東久留米市(20)・多摩市(7)、埼玉県(29)、鎌倉市(16)

 ”圓生百席”全30巻
 レコード:東京都立(全)・文京区(21)・八王子市(26)、埼玉県立(1)、鎌倉市(1)
 
 ”古典落語大全集”全30巻
 レコード:清瀬市(全)
 カセット:練馬区(29)・渋谷区(29)・墨田区(1)・文京区(16)・多摩市(21)・八王子市(29)・東大和市(26)・埼玉県立(全)、鎌倉市(全)

 ”古典落語名作全集”全20巻
 カセット:多摩市(12)・埼玉県(全)

 特典盤「芸と昔を語る」
 レコード:清瀬市
 カセット:文京区・墨田区・八王子市・埼玉県立

 都立図書館のレコードは、貸し出しをしないのでバラで登録されています。さすがにすべてそろっています。
 文京区はレコードとカセットでそろうかと期待しましたが無理でした。八王子市は惜しいところでしたが、どうせレコードは貸し出しなしです。

※追記:埼玉県の”名作全集””人情噺全集”データを落としていましたので、追加しました。

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2012年9月26日 (水)

シリコンカップ

 今朝、ニュースのヒマネタで、こんなコップが新発売と報じていました。こういう情報がほしくてTVを見ているのです。ニュースといっても速報性の必要なものじゃないので、以前から似たようなものは出ていたことでしょう。  

Silicon

 この畳んだものを見せて、"What is this?"と質問をする、子供は興味津々で見るでしょう、でも全員はわからない。中には想像して思いついた子、たまたま知ってた子は答えたくてたまらなくなります。

 見当つかなかった子も、"It's a cup."と聞いて大いに納得することでしょう。 こんな題材はなかなか見つかりません。実物の方がよいか、それだと簡単すぎてしまうか、手に入れるかどうかは決めかねますが、レパートリーに加えておきます。(ただし、あまねくどの家庭にも普及した時点で寿命が尽きることに)

 だって、リンゴを見せて"What is this?" "It's an apple"なんて会話では、答えを知りたい、答えたいという気持ちを醸し出せるはずもありませんから。

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2012年9月25日 (火)

圓生の録音室(ちくま文庫)

 ふと、”圓生百席”の成り立ちを確かめたくなって、書棚から「圓生の録音室」(京須偕允・ちくま文庫)を取り出しました。(初刊行1978)
 ”百席”はたしか”人情噺集成”として世に出て、そのあと滑稽落語の録音”古典落語大全集”が出されて、のちに”百席”にまとめられたという記憶を確かめるためです。

 この本は、”百席”を企画した京須さんがそれをどう進め、どう完成したかを、圓生の芸に対するエピソードを交えて記録したものです。スタジオ録音で、プロデューサーと演者が一つの商品を紡ぎだしていくありさまを緊張感を持って描き出しています。

 同様の読後感を求めて、レコード化を拒んでいた志ん朝との経過を記した「志ん朝の走馬燈」(同)も読みました。そちらは独演会の録音で、演者と客が醸し出す世界を、脇から録音で記録した感があり、味わいが異なりました。

 思わず、いろいろなエピソードを読み直してしまいました。「淀五郎」について、サゲの「待ちかねたァ」がわかりづらいから「これは本当に待ちかねたのでございます」と付け加えることを批判しています。これはCDの中での芸談でもいっていて、こりゃ正蔵のことだろうとおかしかった覚えがあります。書籍ではさらにこんな余分なことをする噺家は腕がないまでいっています。付け足すのは多くの噺家がやっていたそうですが。

 肝心の「百席」の発行の流れですが、”人情噺集成”3巻と”百席”30巻という書いてあります。はじめから”百席”とタイトルを決めて圓生を説得した、とあります。図書館検索の中で「古典落語大全集」という登録になっているのは、もしかしたらそれは副題なのかもしれません。いずれ実物に当たってみましょう。
 実はカセットを一度借りたことがあります。”百席”CDの「三十石」と「三人旅」にはカットがあると読んだので、「三十石」だけ確かめました。「タレスキー」の部分がすっぽり抜けているのです。その時はタイトルを気にしなかったんですね。
 その後、1997年に”集成”と”百席”を足してCD”百席”になったとのこと。でも図書館のCD”百席”には1976~1979年のものもあるんです。そんな時代にCD(生産は82年)が出ていたはずがありません。収録年を発行年としてデータにしているのでした。

Rokuonshitsu


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2012年9月24日 (月)

広がる江戸の地形

 神田山を削り、日比谷入り江を埋め…、さらには江東区を作り出す。江戸が広がってきていることは知られた事実ですが、なかなかその変遷をたどる図がありません。

 双葉社のCG日本史シリーズを借りた時に、CG作者のHPで見た雑誌「一個人」2011年11月号を借りてみました。たとえば同じ屋台のすし屋のCGに客と職人が加わって微妙にバージョンアップしていて面白かったです。
 その1ページに、江戸が拡張された様子が小さな地図で表現されていました。その地図の参照元として紹介された書籍が、鈴木理生「スーパービジュアル版 江戸・東京の地理と地名」(日本実業出版社・2006)です。

 気になったので、それも借りてみました。浮世絵や写真はわずかで、ひたすら地形図で追っています。本文の中にいろいろな書籍・研究から引用した、様々な時代の江戸の地形図が2,3ページに一つ以上のっています。
 カラー口絵にそれを統一サイズで、江戸の町の形成としてまとめてあるのが、先ほどのものの参照元です。1ページに4枚の簡略図ですが、寡聞にしてなかなかこういう資料にあたらないんです。1540頃-1590-1592-1606-1612-1620-1628-1636と、江戸の町と河川が変遷するのが楽しいです。

 Chirichimei

 

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2012年9月22日 (土)

掲載リストが集まって

 実は中公文庫版については、2巻の作品がコミックス未収録とわかっているので、借りてコピーすれば目的は達成します。

 でも、セット貸しなんです。だからついでにタイトルリストも記録することにしました。今度は、だれか文庫版のリストを知りたがるかもしれません。そんなとき役に立てれば。
 と、思っていたらツイッターで「死ぬなら今柳家さん治」というタイトルが流れてました。これは入力した覚えがありません。いったい?
 わくわくして8冊借りたら先日のタイトル打ち込みが功を奏して、目次を見るとコミックスにあったかどうかすぐわかります。

Ck1
 
 2巻「八人芸の小枝」、3巻「遅き春三遊亭朝楽」、4巻「死ぬなら今柳家さん治」と3編が未収録作品とわかりました。逆に小学館の「晦日の月の助」「噺家戦記柳亭円治」「師匠とその弟子柳家百蔵」「孟母三遷柳家小円治」が中公文庫にありません。

 おまけでネットにないので、表紙もコピーしました。

 さてこうなると雑誌掲載だけで終わったものについて、「連載中に読んでコミックスを楽しみに待ったがのらなかった」という伝聞を見つけましたし、「増刊号にのった」話もうかがいました。連載終了後、リバイバルで掲載された可能性さえあります。国会図書館に掲載誌があるとはいえ…

 私は、落語は文字から入りました。その前から「大正テレビ寄席」とか楽しんでましたが、明確に意識したのが、病院廊下の書棚にあった落語全集でした。それから講談社文庫の「古典落語」(興津要・編)、ずいぶん空いてこの「寄席芸人伝」でした。そのあとまたずいぶんご無沙汰になって、また最近、やっと今度は”聴く落語に”戻ってきたわけです。

 「寄席芸人伝」中の1シーンです。

 「クシャミの一つや二つで、落語を投げちまうバカがどこにある。自慢じゃねえがあたしなら、たとえ爆弾が落っこったって、それをくすぐりにしてみせるぜ!!(箱入り一遊)」

 なりたての中学教師だった私は、”荒れ”ていた生徒の授業中の不規則な行動に戸惑い、授業を進めるのもままなりませんでした。もちろん技術もありません。そんなのが文法を教えたって面白いはずがないです。

 そんなところにこれを読んで、雷に打たれたようでした。生徒が何をしたって、それをネタに授業をすればいい、横道に費やした時間だって自由自在に操ればいい。
 そこから、(今思いだしても)授業が変わりました。教室は私の高座になったのです。客にウケなきゃダメだけど、客の好みに媚びるのもいけない。自力で客をコントロールするとそんなところも同じでした。

 というわけで、これはちょっと特別なマンガなのです。とりあえず”単行本リストはコンプリート”として、その先はなりゆき任せにします。

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2012年9月21日 (金)

タイトルリスト比較

 「寄席芸人伝」の段ボールはよりによって一番下にあります。他に「めぞん一刻」「うる星やつら」。タイトルリストを作るのにお店を広げっぱなしにできません。箱を開けて目次だけハンディスキャナでなぞってすぐしまいました。
 PCに移してからタイピングです。

 次にアマゾンやセブンネットからコンビニ版の表紙を、できるだけ程度のよいものを探して保存しました。ビューワーで開いてつぶれた字を判読します。一度全タイトルを打ってあるので、比べるとなんとなくそれらしく見えてきます。文字数や画数が少なくてわかりやすい文字を頼りに当てはめていきます。まるまる一晩かかりました。

Mfb3

 双葉社版は、ネットで当たっていて見つけたブログの方に、教えていただきました。失礼を顧みず質問をしたのですが、本当にすぐに対応していただいて大助かりです。なにしろ国会図書館にも納められていないものです。(納本には罰則がないらしい)
 その方に限らず、ネットではいろいろ質問に答えてくださる人たちがいてあらためて感謝です。

 Excelで入力したので、突合せは久しぶりにAccessを使います。ワークシートを読み込んでテーブルとし、二つのテーブルで不一致クエリを作ります。ウィザードでできるので、やり方を忘れてても大丈夫でした。小学館のコンビニ版とコミックス版で不一致は8つ、ただしどれも漢字の入力ミスでした。訂正します。
 不一致クエリーはAにあってBにないもの、なので、逆のクエリも必要です。文字を訂正すると不一致はなくなりました。153話が一致したのです。
 よさそうな話をピックアップした抜粋版だと思い込んでいましたが、予想外に組み合わせを変えただけの物だったのです。”月例”として1年後に出た物も同じ。構成が変わっただけです(正確には判型も大きくなった=ターゲットの年齢に合わせた?)。こりゃまちがって買った人がいますね。

 叢書版は44タイトル、双葉社版は70タイトル、これは抜粋だけで単行本にないものはありませんでした。

 日を改めて、図書館で借りた中公文庫版です。


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寄席芸人伝(小学館他)コンプを目指す?

 今更ながら「寄席芸人伝」のコンプについても動いてみようと思いました。小学館の最初のコミックスは持っていて押し入れの中の段ボール箱の中に11冊そろっているのですが、どうも何編か未収録があるようです。
 最初に中公文庫版の第2巻に未収録話が収録されているというお話をいただきました。

 もともと当時は雑誌を買っていたので、購入をやめてから出た話があるならそれ以外は、すべて読んでいるはずです。11巻も続くと、こちらが筋立てに飽きてしまったような記憶があります。でも、こないだの「美味しんぼ」でコレクション魂がよみがえってしまいました。

 最終的には国会図書館に行けばいいのですが、どの話がいつ掲載されたか不明のままでは膨大な作業が待ち受けることになります。いま現在めどはまったくたっていないので、挫折する可能性もあります。

 まずこれまでの発行形態を調査しました。

 小学館ビッグコミックス 全11巻 (1982-86)

 中公文庫 全8巻 (1996)

 中公文庫改版 1~3巻で中断 (2008)

 双葉社 全5巻 (2005-6)

 小学館叢書 全2巻 (1898)

 小学館 MyFirst Big 全14巻 (2009-10)

 小学館 My First Big Special 月例寄席芸人伝 全10巻 (2011)

 以上があるようです。他にeBook電子書籍に小説・寄席芸人伝とそれのテープ版。

 収録話のタイトルだけの確認にします。あと、できるだけ金をかけないこと。

 まずビッグコミックス版、古いからかネットではタイトルの記述がありません。これは自分でタイトルをリストアップするしかありません。荷物をどかして引っ張り出すことにしましょう。

 この版は、荒川区・墨田区に全巻、品川区に10冊、多摩市に1冊あります。

 中公文庫は旧版が北区・墨田区・荒川区に全巻、新版が荒川区に全冊・北区と調布市に2冊ずつです。新・旧は図書館データのページ数からみて同じものだと結論してますが、必要であれば出かけて調べます。

 小学館叢書は、都立・杉並区・墨田区(装幀版と表記・リストでは巻数が不明)、千葉市・市原市にあります。幸いネット上にタイトルがありましたので、実物に当たる必要はないでしょう。

 My First Big2種はコンビニ版です。セブンネットなどの表紙画像から小さいですけど、タイトルを読み解けばわかりそうです。双葉社もコンビニ版。表紙にタイトル情報はありません。コンビニ版は書籍・文庫版と違って、国会図書館にもMy Firstのが1冊あるだけです。

Futaba

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2012年9月20日 (木)

ネットブック引退

 もとはというと、授業にプロジェクターを使うようになって、学校の教室にノートPCを持ち込む、そのためには大きさと軽さを優先し、CPUには目をつむって工人舎のSA1Fにを中古で買ったのでした。つい最近SDDに載せ替えたものです。パワーポイントはぎりぎり、通常のフラッシュはサクサク再生してくれました。
 古くてもせっかくあるものなので、うちの塾でも部屋にはそれを運んで使っていました。

 単語を教えるとき、単に綴り・発音・意味を示すだけのことも多いですが、理想はその単語で”生徒が自分の気持ちを表現する”ことです。コミュニケーション活動できるところまでもっていきたいですが、難しいし、時間も足りなくなります。

 今回は interested in を教えます。手順としては3つのマイナースポーツの写真を見せます。ラクロス・セパタクロー・アルティメットを今回は選びました。ルールを簡単に英語で説明します。幸い子供たちはみな興味を持ったようで、 I am interested in ...で自己表現します。

 もう一段、練習を加えます。動きのある新しいアート。映像を見れば、どれかに興味を持つと思います。
○ ビルディング・プロジェクション、建築物に計算されつくした光を投影するものです。
○ 砂を常に手で動かして絵を動的に見せていくサンドアート。
○ スクリーンの後ろから光を投射して人間そのものが様々なフォルムを作る シャドウダンス。

 Youtubeから(近ごろは無理やりに)映像をダウンロードします。flvファイルなので、短くトリミングしたうえでmpgに変換して、パワーポイントに読み込みます。ppsxのスライドショーだと若干重いので、ispring freeでswfに変換して使います。(下は単なるjpg)

Interest

 結果、サンドアートが子供を惹きつけました。 

 こいつがネットブックでは重くて動きませんでした。とうとうSA1Fのお蔵入りです。マザボ交換・SSD化した外出用VAIO TX90PSを授業兼用とすることにしました。こっちだと、データをローカルにおかずに済むのはわかっていましたが、小ささ・軽さが捨てがたくて使い続けていたのです。

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2012年9月19日 (水)

たぶん大丈夫

 該当の塾生には、開始を10分遅らせると偽の連絡を入れておきました。すると早速、「肉はどうしたン」と口に出す塾生。
 そこで、入塾から数か月来の状況を話して、彼は「中学を卒業して高校に行くまで我慢するしかない」と言っていることを伝えました。そして

 ● 小学校からの友人である君たちがこの塾ではいじらなくする。
 ● できたら、学校の場でも少なくとも君たちは”いじり”をはじめないようにする。
 ● もし始まったら”いじり”に参加しないようにする。もしかするとのってくる子が減れば、面白がっている子も冷めるかもしれない。

 という話をしました。わかってくれたと思います。ちょうど話し終えたときにその子はやってきました。「あれ?10分遅れじゃないの」

 塾が、いじめの始まりに対して口を突っ込んでいいのか?という気持ちはありますが、今までそうやってきたのだから見過ごすことはできません。解決したかどうかも見ていかなければなりません。

 学校の担任も知り合いですので、これで改善しないようなら連絡を入れることになるでしょう。きっと気づいてないでしょう。学校ではもっと重い、悪意を持った”いじり・いじめ”があるのです。

 ところで、今回の指導は、時期的にぎりぎりでした。何がかというと”look”の見えるという意味を教えて、次回”look like”をつかう練習をする予定なのです。

 

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2012年9月17日 (月)

”いじり”から始まる

 塾の授業の中で、いじめを発見しました。やっている本人たちはそう思っていないはずです。仲良しですから。

 たいていのいじめは”いじり”から始まります。人が、他人の行いを”いじる”のはよくあることです。対象が移り変わっているうちはいいのですが、固定化し、日常化したらそれが”いじめ”にと変わります。

 だから今に限ったことでなく、以前からあったわけで、週にたった一度ですけど実は何か月か注意深く見守っていました。小学生のひところやや太めだったことから、よく食べる・肉が好きという形でいじられることが何度かありました。その時の表情を見て、嫌がっているだろうとわかってました。
 その後、ある時期から本人が自分でネタにすることがありました。ここが難しい。状況を転化してウケるためにそうする場合があります。もうひとつ、人のいじられるのが嫌で先に自分がいじってしまうことがあるのです。その場合は消化しきれません。

 成長して、体は普通体型です。でも周りが”肉”といじりだす。とうとう我慢ができなくなって、私の指示に「できない!」と暴発しました。
 ここが潮時です。本人を残して、つらい気持ちを聞き出しました。小学生のころ仲間内で言われたことが中学で同じ部活動内に広まったそうです。高校に行けば離れるからと我慢することにしました。でも、我慢は時と場所を変えて破裂します。しかし、もっと前に話をしていたら、隠すほうに行動を変えたかもしれません。

 今度は囃し立てている子に話をするつもりです。たぶんわかってくれると思います。学校の状況を変えることはできませんが、塾の子たちが変わってくれるだけで力になるはずです。

 さて、少人数なので目が行き届いて見つけられるのですが、いまの担任や部の顧問は気づいているでしょうか。自分が学年を担当した時、十分気を配ったつもりではいますが、ひとつも見逃さなかったとは言い切れません。さて。

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2012年9月16日 (日)

この音源はいったい?

 組み合わせを変えて新しいものを出す。マンガや小説の短編集に時々見られます。落語のCDでもそれが困りものです。書籍は最悪、書店で確認ができます。CDも視聴できる店はありますが、店で聴いても同じかどうかわかりません。
 高座の場所・日時を公表したり、ネットで冒頭だけ聞かせてくれるようになって、それができるものは良心的といえるでしょう。

 図書館で借りた音源について、こうやって記事を書いていると、通常の検索で発売状況を確かめたりをしょっちゅうします。するとときどき不明な音源に当たります。

 今回は小さんの”DVD落語絵ばなし”に当たってしまいました。「強情灸」「道具屋」「蜘蛛駕籠」の3高座が収録されているのですが、なんと小さんがアニメなのです。志ん生のラクゴニメもそうですが、ましてや本物の映像が豊富にある小さんでアニメとはどういう意図があるのでしょう?
 廃盤商品ですが、発売は複雑な経緯があるようで、最初はペイパービューだったようです。たぶん会社を変えたDVD宣伝のページが生きていて、そこで「強情灸」の冒頭だけ聞くことができ、どうやら1983.3.31の「強情灸3」(落語はろー)に当たるようです。TBS音源とまでは書いてあるのですが、他の2編についてはそれ以上のことがわかりません。TBSで配信中ともありますがリンクは切れています。
 予想としては既発売音源にアニメをつけたもの、だと思います。マニアに売るつもりなら”新音源”とか”初CD”とか謳うはずです。花禄の監修です。
 メールで問い合わせてみましたが、返事が返ってきません。

Ebanashi

 もうひとつ、これは現行商品です。「幻の名人落語映像」でメディアパル・トーハン・宝島ワンダーネットが組んで昨秋に発売しました。1・2が小さんで、3が談志、4が文治です。

 肝心の小さんですが、ネタは定番の「猫久」(29分58秒)「粗忽の使者」(34分40秒)・「笠碁」(36分10秒)「うどんや」(28分43秒)です。どちらのDVDにも小さん・談志の対談映像が付いていて、”ファン垂涎、幻の貴重映像”と売りにしています。
 また、1,190円という価格が落語DVDとして破格の値段だと強調しています。

 こちらは素性をメールで質問したら、メディアパルから返事をいただきました。1983年に日活が撮影したスタジオ映像だそうです。安くても客なしのスタジオでは食指があまり…、さらに竹書房から出ている”柳家小さん古典落語特選集”とのからみも気になります。はろーのリストとは1年違い、時間も異なるんですよね。

Maboroshi

 どちらも図書館には入らない性質のものです。

※追記(9/18): その後、個人の方やメディアパルからお返事を頂戴して、このDVDは竹書房やコロムビアとの重複はないとのことです。シリーズが続くかどうかは売れ行き次第で、データのストックは豊富にあるそうです。

※付記3(10/12):DVDはない、と決めつけていたのは間違いでした。落語絵ばなしのほうは品川区・江戸川区、さいたま市にありました。自分で確かめてから記事にすればあちこち迷惑をかけずに済んだのに…

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2012年9月15日 (土)

比較の準備

 説明の授業が続きましたが、そろそろ比較を教える時期です。これもやがては”見て比べて言う”活動をしなければなりませんが、ちょっと楽しみます。

 タコ糸を一人2本渡します。どちらも長くはないのですが、15㎝と10㎝くらい。両方を握って、相手に1本引かせます。
 引くときには"This is longer."かあるいは"This is shorter."を言い、それがひもと合っているかどうか。今度は相手のひもを引いて言葉とひもが合っているか。一方が正しく、もう一方が正しくないときポイント、両方正しかったり両方誤りは引き分けです。
 これを相手を変えて全員と行います。

 まだ何にも説明しません。次にbiggerとsmallerで同じ活動を続けてそれでなんとなくわかったころに説明します。さらに次の段階で "than ..."を使わせます。
 多くの先生は、thanまで含めて説明することから始めます。

 今はわけもわからない状態ですが、嬉しそうに言ってます。これは10年くらい前から確立した手法でして準備に手間はかかりません。
 きっとこういうことで話せるようにするんだと信じて、毎回頭をひねって…それで神様が下りてくるのはほんのわずかです。

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2012年9月14日 (金)

古典落語名作選集・別巻(NHK)

 先日、TBSの古典落語名作選集について記事を書いたときは、別物だと思っていました。ところがいくら探しても別巻1・2しか網にかからない。不思議に思って図書館で手に取りました。ジャケットがTBSのと同じ(色違い)です。
 つまり、NHKが制作しているけれど、販売は新潮社。つまり新潮社が二つの放送局の音源を使って出版したことになります。図書館は新潮社で登録すべきでした。私も前回の記事といっしょに書くべきでした。

 別巻1が志ん生「風呂敷」、だからNHKで別に出た”古典落語名作集”と関連の物かと思ってしまったのでした。2が三平「源平盛衰記」です。
 すでにこの「風呂敷」はDVDで見てしまっているので、借りるつもりはありませんでした。「風呂敷」だけでは足りない尺を、志ん朝「古今亭志ん生を語る」で埋めてあります。書籍やCDではいくつか志ん生エピソードは語っていますが、映像はなかなかないと思い、あらためて借りてみました。

 10分ほどの語りで、内容は別に書かれていることばかり、あるいはこの映像をもとに文になったものもあるかもしれません。

 都立図書館・新宿区・墨田区・中央区・港区・八王子市にあります。(中野区・練馬区には三平の巻)
 秩父市・寄居市・八潮市・鶴ヶ島市・川口市・さいたま市・志木市
 千葉県立・成田市・船橋市・流山市・白井市・印西市・市原市
 
 このように、TBS編と重ねて収蔵しているところもありましたが、中には別巻の2本だけのところもあり、微妙にずれがあるようです。

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2012年9月13日 (木)

小さん 現代寄席芸能全集(東芝)

 発行・販売は(株)レイという会社です。HPで見るとデジタル映像を扱う会社のようですが、このアナログビデオの発行についてはもう何も情報がありません。5巻までが確認できますが、1巻が、小さん「かぼちゃ屋」、以降、圓菊「幾代餅」・同「手話落語会」・小南「転失気」・染之助染太郎「曲芸」という何が現代の寄席の芸能なのかわからないシリーズです。”大神楽”じゃないし。
 川口市でレイテと記録されてますが、これはビデオのジャケットでレイの後に〒が並んでいるためでしょう。

 高座の前に、小さんが「芸じゃなくちゃいけない」と一言ナレーションを入れて始まります。平成7年の人間国宝指定後初のビデオ発売だそうです。20分ほどの「かぼちゃ屋」だけで終わるのかと思うと、小さん本人の解説と芸談、人間国宝に関する話が収録されています。

 シリーズ自体は中野区・港区・八王子市にもありますが、小さんの第1巻があるのは墨田区と調布市だけです。
 川口市に1巻はありませんが、入間市・鶴ヶ島市・さいたま市にはそろっています。
 市川市・浦安市・流山市・市原市にもあります。

 

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2012年9月12日 (水)

コンプリート

 双葉社のCGシリーズの残りやビデオなどを借りに図書館に行ってきました。まず、いつも通り文京区。ここでは川戸貞吉「落語大百科」が目に入ったので、気がかりを調べました。
 こういう事典がPCあるいはネットに入っていると便利ですよね。かわりに”千字寄席”や”落語の舞台を歩く”のサイトをよく利用しています。

 男は収集癖が強いといいます。確かに集め始めたものを途中で切るのはかなりの決断が必要です。だから新しいものは集め始めないようにしていますし、とりあえず聞く落語家も増やさないようにしています。志ん朝クラスの人が出てきたらわかりませんが。

 マンガも今続けているのは「風雲児たち」だけです。スペースも金もないけど、何よりもうこれまでので十分。新しいのはいりません。今回は以前集めていた「美味しんぼ」のコンプを目指して、やってきたのです。
 「美味しんぼ」も5巻までは神でした。10巻くらいまでは繰り返し読んだものです。長期連載漫画は顔も変わり、性格も変わるのはありがちですが、主人公が結婚した後あたりからストーリーは破たんしたと思います。
 でも最初の記憶があるから全部集めちゃいました。もう新しいのは出ないでほしい。

 さて、その雑誌連載の中に、2編、単行本未収録があるのです。雑誌も30年前に買わなくなっていたので、その存在を知ったのは数年前でした。一つは乳児に蜂蜜を与えるストーリーなので未収録、もう一つは既婚者姉妹に婚約者ができるというチョンボ、編集者の怠慢でしょうね、これは。
 蜂蜜のほうはWikipediaにもその掲載号が記してありますが、もう一つがわからなかった。最近になってオフィシャルブックに掲載されているのを見つけました。「THE美味しん本 究極の反骨LIFE編」小学館(2009)です。

 検索すると都立図書館にしかないので、文京区から申し込みました。都立図書館は貸出業務をしないのです。これで”蜂蜜”は2002年10月2日号、”姉妹”は1998年2月9日号とわかりました。

 この情報を持って国会図書館に移動です。借り出して館内コピー依頼しました。マンガ雑誌は中綴じできれいに開くので、コピーも美しい。…と思っていたら国会図書館では2冊合本で”姉妹”のほうはプロでもちゃんとコピーできませんでした。

 とにかく、あと連載当初にスピリッツ増刊号に掲載された「美味しんぼ・江戸時代版」は家のどこかにしまってあるはずだし、朝日新聞に掲載された小品ももっているので、フルコンプかな?

Oishinbon

 次はコミックス未収録の「カムイ伝」追加ページと「寄席芸人伝」コミックス未収録話を探しましょう。


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2012年9月10日 (月)

兜でwhose

 戦国大名の旗指物がまだ残っていたのですが、6~7割方わかる子なので、兜を準備しました。

 本当は、whoseで使うには、兜だけを並べて質問したいです。Whose helmet is this?
 食玩をはじめとして今は何でもミニチュアがあります。兜のミニチュアも見つけてはあるのですが、この子の一度の授業のために1万円弱払う気になりません

 絵を使うことにして、ネットではふさわしいものがなくて書籍を借りてきました。書籍のイラストを使うとして、本のページを開いて指すわけにはいきません。人物がついているからです。もちろんイラストとはいえ信長だったり家康だったりを想定して描かれているのでWhoseで質問するのが変だからです。

 ひこにゃんみたいに、キャラクターが井伊直政の兜をかぶっていればWhoseの質問が成り立ちます。仕方なく画像を加工します。armorを除外するために頭だけコピーします。これでもWhoになってしまうので、顔の部分を淡色で塗りつぶします。その絵を使ってパワーポイントでスライドにしてFlashに変換しました。
 家康の兜は2種類載っていたので、Theyで答えるように、両方使います。結構大人でも It is で答えちゃうんですよ。

 結果、8割は正解し、武将マニアを実証してくれました。

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2012年9月 9日 (日)

圓生 浅草印・お笑い演芸大集合・花の巻(テレビ東京)

 テレビ東京の演芸番組からより集めたビデオ集の一本です。1996年発行。ついこないだのように見えますが、もうこんなにたつのですね。DVDが出はじめたのはもう少し後でしたか。

 雪・月・花の3巻があり、”雪”には、玉川カルテット「歌謡浪曲」、セント・ルイス・「料理さしすせそ」、内海桂子・好江「お笑い数え唄」、松鶴家千代若・千代菊「もう帰ろうよ」、春風亭柳昇「結婚式風景」
 ”月”には、東京コミックショー「レッドスネーク」、Wけんじ「愛染かつら」、ナンセンストリオ「親亀の背中に」、ゆ~とぴあ「人生はゴムだ」、三遊亭圓歌「浪曲社長」
 ”花”に圓生が登場です。早野凡平「ホンジャマーの帽子」、東京ぼん太「からくさ漫談」、雷門助六「くせ百態」、ボンサイト「トロンボーン漫談」、三遊亭圓生「廓の穴」

 中にはコンビ名を思い出せない芸人さんもいますが、タイトルを見るだけでどんな芸だったか思い出せるくらいテレビでよくかかったものばかりです。ただ、今また見たいか、見て面白いかというとそうとはいえないものも。当時でさえ飽きられたものもあったはずで、客というのは移り気だなぁと、自分を振りかえっても思います。私は”花の巻”だけ借りて、他の芸は頭だけ見て早送りしちゃいました。
 でも人によっては懐かしいこともあるかと思い直して、演目を上に書きだしました。

 べつに後に残らなくてもそのときそのときウケれば芸として合格ですし、食っていければ芸人として十分、財産を築いた人もいるでしょう。
 でも後で見なおしても素晴らしいものが古典落語には多い。そういう演芸ってなかなか類を見ないのではないでしょうか。

 さて、柳昇、圓歌の演目はその当時の代表作といってよいでしょう。圓生の「廓の穴」、「~の穴」とタイトルがついたものはCDにもいくつかありますが、うんちくだったり小噺だったりどちらかというと漫談風の一席です。とても代表作とは言えません。尺の関係としても何かありそうです。いや珍品が見られてよかったというべきでしょうか。
 とにかく、楽しそうに語っている、12分強の高座です。

 3つそろっているのは、荒川区・新宿区・墨田区・町田市で、江東区には”花”を除く2巻。
 埼玉県立・川越市・鶴ヶ島市・蓮田市・さいたま市に3巻、川口市は”月”のみ。
 市川市にはそろっています。

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2012年9月 8日 (土)

戦国武将で所有格

 一人、単独で遅れたぶんを取り返す補習授業を展開している子がいまして、その子に所有格を教えるのに、以前やったワンピースの旗は使えませんでした。事前に打診したところ「ワンピース」には興味がないというわかったので。

 替りを考えていたら、その子が戦国武将が好きだということを思い出しました。ちょっと前に単語respectを練習するのに使ったらそういう話になったのです。なんでも安土城のプラモを制作中らしい。

 で、こんどは武将の旗指物を用意して、Whose? と質問して遊びました。ノッてきすぎて日本語になってしまったのは慣れない教材だから。

 これは学校の授業では使えなかったなぁ。旗指物を出したってほとんどの生徒がポカンとしてたでしょうね。塾だからできたということ。私自身も関ヶ原以前はほとんど関心がないけど、次回は兜を用意しておくと告げて授業を終わりにしました。

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2012年9月 7日 (金)

文楽・圓生・正蔵 古典落語名作選集(TBS)

 古典落語名作選集が6巻、続・古典落語名作選集が6巻のビデオです。

 新潮社のクレジットもありますので、登録は混在しています。中には正は新潮社、続はTBSと登録している図書館もあります。すべて落語研究会の映像ですので現在のDVDに再録されています。

 構成は「正」が

 1 文楽:富久・鰻の幇間
 2 文楽:つるつる・景清
 3 圓生:一人酒盛り・引っ越しの夢
 4 圓生:なめる・掛取り漫才
 5 正蔵:首提灯・蒟蒻問答
 6 正蔵:中村仲蔵・芝居の穴

 「続」が

 1 文楽:愛宕山・明烏
 2 文楽:干物箱・穴泥
 3 圓生:盃の殿様・鼠穴
 4 圓生:蟇の油・居残り佐平治
 5 正蔵:五人廻し・旅の里扶持
 6 正蔵:蛸坊主・戸田の川原

 となっています。もちろんどれも気合の入った高座です。

 東京都立:正1~6     (貸し出しなし)
 江戸川区:正2~6・続6  (ちなみにすべてポニーキャニオンと誤登録されています)
 新宿区:正1~4・6
 墨田区:正1~6・続1~6 (画像の劣化が多いです)
 台東区:続1・2・4・5
 中央区:1・3・5・6
 千代田区:続1~6
 中野区:正2・3・5・6
 港区:正2・3・4・5
 清瀬市:正1~6
 調布市:正1~6・続1~3
 八王子市:正5・6・続1~6
 福生市:正1~6
 町田市:正1・4・6・続5・6
 
 千葉県立:続1~6
 八千代市:正2・3
 成田市:正1~6・続1~6
 市川市:正1・2・5・6・続3・5・6
 船橋市:正1~6
 白井市:正1~6・続1~6
 匝瑳市:正1・2・4・5・6・続2~6
 印西市:正1~6
 市原市:正3~6・続1・2・3・6

 秩父市:正2・5・6
 寄居町:正1・2・4・5・6・続1~6
 春日部市:続1・2・4・5・6      (ここもポニーキャニオン)
 八潮市:正1・2・4・5・6・続1~6
 狭山市:正1~6
 富士見市:正1~5・続1~6
 坂戸市:続1~6
 鶴ヶ島市:正1~6
 川口市:正1~6・続1~4
 さいたま市:正2・6・続1・3・4・5・6
 
 思ったより収蔵がありました。新潮社がからんでいるからかもしれません。ぐぐっただけでも旭川市の図書館がかかりますので、全国にも結構あるものかもしれません。このシリーズには”ことば狩り”はありませんでした。
 でも、DVD落語研究会を入れてくれるといいのですが。
 
 同じ名前のNHKのものもあります。

 
 

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2012年9月 6日 (木)

出席停止

 今日もまた、学生の不幸が伝えられました。学校が加害生徒を守ろうとすればこうなっていくのは自明でした。

 ずいぶん前になりますが、同窓会で最初の生徒たちがおじさんおばさんになって再開しました。そのときある生徒が、「子供のうちはちょっとやんちゃするくらいじゃないとだめだよね」といいました。

 初めての生徒たちは、学校の”荒れ”が報道された時期の中学生でした。始業のチャイムがなっても廊下に大勢の生徒が足を伸ばしてべったり座っている。授業を始める前に、アヒルを追い立てるように両手を動かして席に着かせることから始めなければなりませんでした。

 シンナーをはじめ、いろいろな悪さをしてくれました。あるときはバイクを盗んで夜中に走り回り挙句トラックにぶつかって死の境をさまよう生徒も。

 先ほどの発言をした卒業生は悪さをしませんでした。でも悪いことに対して、子供同士では何も言えない。だれもが見て見ぬふりをしていたのです。聞いたときに、内心、自分の子供時代を乗り越えることができないんだなと感じました。

 そして、学校もそういう生徒を切り捨てられない。じゃあ、そのとき生徒の間で被害にあった子はどうすればよいのか。

 そういうことを思い出していると、品川区で”出席停止”措置を”いじめを繰り返す生徒”に適応するという記事を読みました。いじめられた子が登校できなくなって、あまつさえ死を選ぶ。逆ですよね。
 でもこの”出席停止”は、昔から可能な伝家の宝刀なのです。私の周囲では、知る限り抜かれることはありませんでした。さて品川区は本当にそれを抜くのか。それとも竹光なのか。

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2012年9月 5日 (水)

CG日本史(双葉社)

 今、江戸を”見る”には、”遺された実物や遺構”・”博物館などの再現模型やジオラマ”・”浮世絵や屏風絵などの絵画”・”古写真”・”現代画家のイラスト”などの方法があります。そして、近年急速に3DCGイラストが発達しています。

 前からあるのは知っていましたが、今週になって双葉社の”スーパームックCG日本史シリーズ”を江戸の町に限定してまとめて借りてみました。

○江戸の風景 ③江戸の暮らし ⑤江戸の風景 ⑦江戸の遊び 

 3DCGといってもピンからキリまであります。映画「アバター」の異星の自然は”光る花”でさえ不自然ではありません。昔のゲームはポリゴンばりばりでした。今でもゲームのテクスチャにはよく違和感を覚えます。

 タイトルの同じ江戸の風景○は2010年発行で判型もやや小ぶり、冠なしの”スーパームック”という別のシリーズです。⑤は2008年発行です。
 ○では小さなCGといっしょに浮世絵や江戸名所図会を多用しています。特に名所図会は独自に彩色を施したもので、これの出来がなかなか良いです。
 モノクロで出版された名所図会は色づけ欲をそそるようで、明治の大家鏑木清隆や伊藤深水も手がけたそうです。アマチュアの彩色サークルもあるという話も聞きました。
 肝心のCGは、特に人物のプロポーションが外国人並みで町娘や駕籠かきが8頭身のスーパーモデル、和服の表現にも難があり、違和感を感じます。⑤と○で同じCGも使われていたりしますが、⑤のほうが判型から大画面の図が多く、CG人物は点景で数名にとどまります。

Fukei10


Fukei08

 浮世絵の風景画は俯瞰図が伝統的に多いですが、実際に写生したものではなく、想像で視点を上げていますし、特に富士山や江戸城はかなりデフォルメされています。それが地形を反映したCGになると、納得の景色です。”日本橋から江戸城は見える?”というコラムでは広重や北斎の浮世絵と、再現実景を比較しています。

 解説内容・文には目新しいものはありませんが、今後の3DCGの発達に期待が持てます。このムックは古いものは絶版になっています。
 でも3DCGは印刷された本で見るよりはその中を歩き回ってみたいものです。

 この書の3Dイラストを担当した中村宣夫さんのHP”江戸”で使用されたCGを見ることができます。さらにそこではで3Dの江戸の町並みを360°回転して眺めることもできます。QuickTime VRなので操作は限られます。

 また同趣旨のサイト”江戸暦”もときどき見に行きます。こちらも同シリーズのCG制作の一人、金山はつみさんです。

 かつてもてはやされたセカンドライフにも江戸っぽい地域があるようですが、いまさらね。

 東京電機大学が千代田区再現作業をしているようで、注目しています。

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2012年9月 4日 (火)

ことば狩り

 シュヴァンのビデオは、乱れが見つかると別の図書館で借りて、果たして良いものでそろえることができるか、探してみました。しかし同じ音声の欠陥が次に借りたビデオにもありました。

 文七元結:できたての××手駕籠が
 三十石:どうしたんだまた、……(豆ができて)
 庖丁:脅かして……いくらンなるかしらねぇが叩き売って
 後家殺し:重ねておいて×x×、八つにする
 蛙茶番:あの××小僧
 三軒長屋・上:一両もらって×××になりやがって
 三軒長屋・下:××××水・××××じみた
 唐茄子屋政談:あると思うな親と金、ないと思うな××と天罰
 百年目:葛西からくる…惣兵衛てぇ男が
 お神酒徳利:薬を飲ましてやりたくても…でお金がございません

 違うビデオで同じ部分が抜けるのは異常です。これは劣化ではなく、初めからことばをカットしてあったのです。1990年前後のカセット”特選圓生十八番集”やいくつかのCDに、同じ音源が一部含まれています。そちらでは該当部分の音声は残っています。よくよく比べてみるとカットされているのは差別語といわれるものです。なるほど、ビデオにしたこの時代は敏感な時代だったのでしょうか。こんなにカットしてあるものは初めて見ました。
 カットをカットとわからせないようにする編集もできただろうに、ただセリフが空白になっているのは今となっては不思議です。
 昔、黒沢明の「用心棒」をテレビ放映した時、東野英治郎のセリフがそうなってたのを思い出しました。

 実は私は”ことば狩り・ことばの言い換え”には良い面が間違いなくあったと思います。学校で、地域で子供たちが障害のある人を見つけて、遠くからはやし立てる。そんなシーンをついぞ見たことがありません。道で初対面の人に”おい、そこの×××”とその障害で呼びかける、そんなこともなくなったのではないでしょうか。

 もちろんその反面、まったく差別のない表現が規制されてしまうこともあります。しかし、このビデオの、音が同じ言葉までを消すというのはいくらなんでも行きすぎです。

 いまは、「差別的表現がありますが、古典落語の芸術性に鑑み…」などと断ったうえでそのまま流します。それもあるいは、落語が主要演芸の座からはずれた証かもしれませんね。

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2012年9月 3日 (月)

圓生 落語特選集(シュヴァン)

 CD音源が終わってからと考えていましたが、先に図書館の落語映像についてまとめようと思います。

 図書館では大半がVHSビデオテープで、劣化が気になるからです。なにしろ音声カセットテープと比べて幅は広いものの、映像のを記録するために1コマがテープ面に斜めに収められています。そのために再生ヘッドも斜めに回転して読み取る仕組みですから、精密な位置合わせが必要となります。逆に言うと少しでもずれるときちんと再生できなくなります。そしてそのヘッド回転が高速ですから、テープも劣化しやすくなっています。

 実際、図書館のビデオテープも下のような劣化がところどころにあります。欠巻もあります。借りるなら今のうちです。

Vhs

 最初に取り上げるのは”落語特選集”です。制作はTBSで、図書館によっては東京放送あるいはビクターとして登録されています。内容は「文七元結・三十石・文違い・淀五郎・百川・ミイラ取り・庖丁・小言幸兵衛・後家殺し・蛙茶番・三軒長屋上・下・火事息子・唐茄子屋政談・百年目・浮世風呂・品川心中・お神酒徳利・大山詣り・三年目」の20巻ぞろいです。

 ビデオを置いてある図書館はそう多くはありません。

 文京区には3巻が欠けています。そして、5・7・8・12・15に乱れがあります。
 墨田区は4・12・17巻が欠。全部は分かりませんが、3巻に乱れを確認しました。
 荒川区は11~20巻がありません。1~3だけ借りてみたらすべて劣化していました。現在はその2巻も検索からぬけています。

 以下はまったく状態は不明です。
 都立図書館には全巻収蔵。貸出しはありません。新宿区1・3巻のみ。中野区10巻まで。立川市全巻。八王子市16巻以外。羽村市1・12・18巻欠。町田市1巻欠。武蔵野市4・11・12・14・16・17・18・19・20巻在
 さいたま市2・3・9・10・11・12・14・15・17・18・20巻。川越市1~10巻。入間市1・5・6・14巻。鳩山町1・3-10巻。
 市川市2・3・4・6・8・9・11・12・13・15巻。流山市全巻。

 なお、この映像はすべて”落語研究会”DVDに収められています。ビデオの音声は明瞭ですが、さらにリマスターもされているはずです。

 返却するときに、劣化のことを告げ、DVDへの買い替えしてほしいといってみました(リクエスト制度はない)。館員は「そうですね」と前向きな感じの答でしたが、難しいでしょうね。

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2012年9月 1日 (土)

志ん朝 大須演芸場(河出書房新社)

 なにしろ、特典を含めて62席、毎日一生懸命聞ききました。かいあって、本日返却してきました。

 ブックレットには席亭はじめ大須関係者のエッセイが盛りだくさんです。独演会の度の中日新聞の記事が再録されていて、毎年、”もう○回目になるの”というコメントが載っているのがおかしい。大須で独演会が始まった経緯は、以前からいくつかの書籍で紹介された通りです。それと独演会の同行した芸人の思い出話。
 演題解説は長井好弘・読売新聞編集委員。興味深い解説です。
 巻末に独演会の演目一覧が掲載されています。それによると、本CDブックに収められていないものが、4つ。音源がないそうです。初回特典の「愛宕山」は本編に編入してあるべきでした。それでコンプリートです。もうひとつの「宮戸川」は日付が独演会と同じだけれど、演目一覧にありません。事情についてはまったく解説がありません。

 CDブック3冊はそれぞれ、5つ折れになっていてCD10巻ずつが収納されています。初版特典・予約特典CDは図書館のほうでブック3の内側に袋を張り付けています。
 初出演目は「あくび指南・強情灸・そば清・ぞろぞろ」です。予約特典盤の「風呂敷」以外はダブる演目はなく、それはもともと独演会の演目に10年の間、2度繰り返したものがないのです。この「風呂敷」と同じディスクの「酢豆腐」はともに1980年の物で、別の機会に大須演芸場を訪れた時の物でしょう。

 発売前は販売店特典やラジオ放送で、そのような音源が紹介される話もありました。流れてしまいましたが、ぜひ放送を実現してもらいたいです。

 まず、再生してすぐ気付くのは録音レベルが低いこと。私はCDプレーヤーをしまってあるので、PCで再生しますが、WMPの再生音量もPCの再生音量も最大にしないとよく聞こえません。うっかり他の音源を再生してしまうと大音量で驚きます。ふつうの落語CDの半分くらいかなぁ。

 プロの機材で録音したものではないので、SN比がかなり悪いのだと思います。編集で、音声がない部分のノイズを極力下げているものがあります。で、全体の音量も下げてある、と。
 でもいったん音量を適切にセットして聞いていると、没頭してしまうので他のCDを聞くときは注意が必要です。

 ほんとにリラックスして演っているというのがマクラでわかります。”ソープランド”や”吉原初登楼”の話なんかもポンポン出ます。
 「紙入れ」は39分中20分がマクラで、その中に「男の勲章」が。”山田吾一と呼ばれた”話は別に「二番煎じ・錦の袈裟・厩火事」に登場です。
 「お化け長屋」での、話題になるために”軽く癌でも患ってみようか”というクスグリには息をのみました。その時はすでに…。そして「崇徳院」で、”ここの席亭は葬式に「小言幸兵衛」をやってくれというが、あたしの方が先に”とウケてましたが、予言となってしまいました。
 「火事息子」を始めようとするときに、楽屋で消火器のピンが外れて白煙が漂ってきます。
 「そば清」の解説に、「志ん朝演出ではそばをたぐるシーンは最初は省かれている。最後のそば賭けでようやく仕草を見せる」とあります。確かにそこで観客はどよめきます。
 ちなみに、志ん生はすべて仕草なし。馬生は少し仕草を入れる、さん喬はすべて仕草付きで”食べる速さの変化”を表現していました。
 毎年の千秋楽のトリでは最後に三本締めをします。それが何本かに入っていますが、特に10年目の「居残り佐平治」では独演会が幕引きであることを告げます。その場で聞いているかのように寂しさを感じました。

Osubox

 現在のところ文京区に2セットのみ、126人待ちとなっています。盤面はピカピカです。一巡した後もきれいなまま、一つの欠損も出ないことを祈ります。

 書籍出版社発行なので、他の地域でも入る可能性はありますが、前に豊島区で質問してみたところ、”これは視聴覚扱いですね”とのことでした。次は練馬区かな?

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