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2012年10月 1日 (月)

志ん生 廓噺・艶噺集成(クラウン)追加

 志ん生のクラウン版については、以前に記事にしていましたが、このCDをまったく失念していました。参考にしていたいくつかの書籍に掲載がなかったこともそうですが、題名が「艶笑小噺二題~大津絵」なので、勝手に既存音源と思い込んではずしていたのです。

 ところが”咄家一代”のことを教えていただいてまだ聞いてもいないことに気づいたのです。あわてて借りてきました。すると口演時間が50分もあります。客も入っているし外の車あるいは都電の警笛音も聞こえます。病後のようでかなり聞きづらいですが寄席のようです。以前に考えていたように、寄せ集めの小噺集ではありませんでした。
 音曲師春風亭枝雀とのカップリング。

 吉原回顧やマツタケの小噺ふくむマクラから、「左甚五郎作」をすませると、小野小町の小噺を始めて「羽衣」になります。拍手の後「大津絵」に移ります。その「大津絵」は「冬の夜」で、ポニーとは異なる音源です。
 さらにそのあと、「小唄を二つ三つ」といって続け、さらに客のリクエストにもこたえています。通常の寄席興業ではなさそう?と考えていたら、解説には座敷によばれたときの音源とあります。

Kuruwa30

 「全席事典」にはクラウン音源への言及がありませんし、ポニーなどの小噺集も項目を立てていません。もしクラウンも入れていれば、タイトルに関わらず、一席とカウントすべきものと感じました。

 なお、この中の「羽衣」部分7分ほどを切り出して、静止画をつけたのが件のビデオテープだというのですからお話になりません。

 このCDがあるのは、大田区・墨田区・立川市・八王子市・三鷹市、川越市、市川市です。


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コメント

確かにこれは一席としてカウントすべきかもしれません。落語はろーのリストに載せるかどうか検討します。かなり晩年の録音だと思いますが元気な頃と比べると痛々しい限りです。

投稿: にしの | 2012年10月 1日 (月) 08時21分

>痛々しい

そのとおりですが、やらされている感がないのが救いだと思いました。次々と自分の得意なことを披露している気がします。

投稿: snob | 2012年10月 1日 (月) 08時49分

これはちょっと聴いてみたいです。
病後とのことですが、私は志ん生師の病後も先代正蔵師の晩年もワリと平気で聴けます。
雰囲気で聴いちゃうタイプなのかも。

ただ、所蔵館が私の活動範囲外です。
出ばってみるかな~

投稿: nam | 2012年10月 1日 (月) 12時50分

>所蔵館

誰にでも解放している図書館がないのもたいへんかも(職場によります)

資格はなくても、大田区は試聴機があります。何度か聞かせてもらいました。

投稿: snob | 2012年10月 1日 (月) 14時53分

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