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2012年11月 5日 (月)

変わる言葉

 最近、NHKのアナウンサーでも間違える、使われる意味合いが変わってしまった日本語が取りざたされます。私も、文章を書くときは”ら抜き言葉”は使わないようにしています。というか使うと違和感を覚えてしまいます。
 若いころは生徒にも注意をしたことがありますが、数十年たつとすっかり定着して、子供たちに向かって言うときは、あえて”ら抜き”にします。

 直近でおもしろかったのは”浮足立つ”。本来は、「油断していたところに夜襲を受け、兵たちは浮足立った」のように、恐怖から右往左往する、というような意味らしいですが、「浮く」の語感からか、「ひいきのチームが連勝して浮足立った」のようにウキウキした気分で使ってしまっているそうです。
 自分を振り返ると、どうかなと考えましたが、この言葉を使った覚えがありません。でも「浮かれた」用例にも違和感はあまりなかったところを見ると、容認しているのでしょう。
 実際、文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で示された、誤用の割合が本来の使い方を上回っているという、“にやける”は自分も誤用のほうで使っているのがわかりましたから大きなことは言えません。

 落語だって、古典にできるだけ昔のまま残っていてほしいと何度も記しましたが、ウケなきゃいけない、通じなければいけないわけで、昔としては正しくても今の人が聞いたら意味が通じないものは置き換えていくしかないのでしょう。

 こないだ、息子と言葉がかぶってしまいました。私の口からつい、「ハッピーアイスクリーム」。
 子供はきょとんとしてました。自分の子供時分にもなかった言葉でしたが、教師になって生徒と一緒に使うようになりました。そしていつのまにか溶けてなくなっていたのでした。

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コメント

にやけるを「若気る」と書くとは知りませんでしたし、意味も取り違えていました。ましてや、男色関係からでた用語とは全く知りませんでした!
明治時代からの誤用だそうですが、逆に本来の意味で使っているかたが15%弱もいることのほうが驚きです。

ハッピーアイスクリームは懐かしいですね。
私は高校時代(32年程前、札幌)には定着していた様に思います。恐らく雑誌か何かの影響でしょう。
今の子は言わないのか~、そうか~。

投稿: nam | 2012年11月 5日 (月) 12時44分

>高校時代

 ちょうどそのころ、入れ替わりで学校を出て、担任になったら子供に教わったように覚えています。「ハッピーアイスクリーム」と言ったら、相手をたたく手続きが必要だったかな?

 今度は生徒にも聞いてみます。

投稿: snob | 2012年11月 5日 (月) 15時52分

 私はヤフーブログをやり始めてそろそろ八年になりますし、それ以前にも十年ほどHPをやってたし、ヤフー掲示板にも幾つものトピックを立ち上げたトピ主でした。ですから、普段の生活ではほとんど文字なんか書きませんが、ネットではすべて文字で表現しなければなりませんので、一般の方よりはかなり文字表現の達人になっていると思っています(^∇^)

 当然ながら日本語の正しい表記をしたいので、「希ガス(気がする)」や「基地外(気違い)」とか「うp(アップ)」のような2ちゃんねる用語はオチャラケで使いますが、使役動詞の語尾の「ら」は正確に使うようにしています。「見れる」ではなく「見られる」とちゃんと書いてます。

 最近のテレビでは用語の間違った使い方ってのを各局でやってましたね。意外に思われるかも知れませんが私はそう云う誤用はあまり気にしません。間違った意味かも知れませんが大衆が理解している意味が、その言葉の意味でいいんだと思っています。何故なら、そもそも言葉の意味なんてのはいい加減で正確ではないからです。

 葬式に行って焼香し、遺影に向かって「笑止千万だ!」・・・と云ったら何だこの野郎となるかも知れませんが、笑止千万には「たいそう気の毒なこと」と云う意味があるんです。

 先生のすべての記事にコメントしたいのですが、私は場合によっては一つのコメントを推敲するのに一時間以上掛かりますので、ウチのブログへのリコメが出来なくなってしまいますから、断念しています(^ω^)

投稿: 藪井竹庵 | 2012年11月 6日 (火) 19時16分

言葉に対する興味をずっと持ち続けてきました。英文科でもないのに英語を教えているのはそのせいです。いまは少し変わりましたが、国語は語学ではないので選びませんでした。

>すべての記事にコメント

 そんな恐れ多いことを望んではいません。お互い気楽に書いたり書かなかったりでいいと思っています。でも毎回読みにはうかがっています。

投稿: snob | 2012年11月 6日 (火) 23時17分

 私は今時の人間ではないので、常に重厚長大を善しと考え、軽薄短小を排してきました。ヤフーブログをやり始めて八年間には多くの方との出会いがありました。その大半の方は去りました・・・(^ω^)
 
 体調を崩された方や、環境が変わってヤフーブログの継続が出来なくなった方が多いのですが・・・中には、私の性格を嫌う方もいて離れて行きました。私はそんな人を追い掛けるほどヒマじゃないので、好んでお出でになって下さる方にしか応対しません。私はツイッターなんかやりたくありません。何故なら私は文豪ではないので、私の考えを160文字くらいで表現する事なんか出来ないからです。つまり、そんな無責任な情報は発信したくありません。

 高齢になってきますと、以前とは違ってなかなかネットをやるエンジンが始動しないので、記事やコメントが書けないんです。でもウチのブログの記事にコメントしていただいた方には、できるだけ一週間以内にはリコメをすべく萎えている気持ちに鞭打って努力しています(^ω^)

投稿: 藪井竹庵 | 2012年11月 7日 (水) 19時04分

ブログでつながるって不思議ですね。離合集散がたやすいのも長短あるのでしょう。

何かあれば駆けつけてくれる、現実の友人だって常に会ってるわけじゃないですし。

投稿: snob | 2012年11月 7日 (水) 23時26分

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