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2013年2月15日 (金)

文楽・小さん 落語名人全集(ソニー)

 プレーヤーが使えるようになったのを記念して、図書館の落語LPについてまとめてしまいましょう。いまやLPを置いてある図書館も限られているし、多くはCD化されていて、数回でまとめ終わるでしょう。すでに、志ん朝・柳橋のレコードを1枚ずつ、それに筑摩書房のソノシート付き「古典落語」全集についての記事は済んでいます。

 今回はCD化から漏れたレコード音源のうち、CBSソニーの「落語名人全集」から文楽と小さんの2枚です。
 もちろん国会図書館にも7巻そろっているのですが、内容が演者をふくめて記載がありません。
 落語の商品はタイトルがどうしても似通ってしまいます。”古典”や”名作”・”名人”・”江戸”などの限られた言葉に組み合わせになります。このタイトルで多くの図書館にあるのはジェイ・ミュージックの廉価版CDです。

 八王子市立中央図書館に3種4巻あって、第5巻が文楽、第6巻が三木助、第7巻が小さんであることがわかります。1巻にレコードが3枚。このうち文楽・小さんが未CDなので、ぜひ聞いておかなければなりません。
 ところが、八王子市のレコードは市民にも貸し出ししません。館内の聴取のみです。係員が内部で再生して、椅子のジャックにヘッドフォンを指して聞き取ります。ここでは文楽をきかせていただきました。「愛宕山・素人鰻・船徳・富久・締め込み・尿瓶」と3枚組だけあって充実していました。

 小さんの巻だけ、新宿区立中央図書館にありましたので、これは借りて聞きました。「うどん屋・お化け長屋・三人無筆・湯屋番・子別れ(中)・粗忽長屋」ですが、音質が悪かった。のちにCD化されなかったのはそのせいかなと思いました。
 子別れが(中)だけ独立して収録されるのは珍しいですね。弟子のさん喬はその流れを引き継いだのでしょうか、「浮名のお勝」と題をつけてます。
Meijinzen7

 プレス代を投入してCDとして商品化するのが難しいのなら、こういう音源もソニーはダウンロード販売をしてほしいものです。

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コメント

CBSソニーのこの3枚組のシリーズは、CD化されてない
音源が多くしかもあまり出回っていないということで
入手に苦労しました。
その後、志ん生の音源についてはすべてCD化され
(クラウンの非正規盤をふくめて)、
圓生の音源は、真景累ヶ淵(宗悦殺し)以外は全てCD化されました。
初期の東横落語会の音源という事で確かに音質は
お世辞にも良いとは言えませんね。

投稿: mirach | 2013年2月16日 (土) 00時32分

 以前に、圓生「宗悦殺し」をやっと入手できたと書かれていたのは、これのことでしたか。

 国会図書館のレコードはレーザーピックアップで再生なので、劣化が抑えられるでしょうが、八王子市も文京区もおそらく以前は全巻を揃えていただろうと思われるので、惜しかったです。

 ソニーも百席のDL販売は始めているのだから、なんとかしてくれと思います。

投稿: snob | 2013年2月16日 (土) 00時38分

 私が考えるのは・・・かつての名人上手の音源は録音技術の問題でしょうがないと諦める(^ω^)
 期待すべきは・・・尖閣や竹島や北方領土問題よりもその解決はかなり困難だと思いますが、かつての大師匠の音源なんかいらないと思わせてくれる噺家の出現です。

 昨日は湯島天神の取材のついでに、落語協会の黒門亭の前の狭い路地を電チャリで通過したのですが・・・凄い! と云うオーラが感じられないんです。中途半端なやっつけ仕事に終始していて、名人匠の技が感じられなくて、落語がお手軽なコンビニ仕事になっちゃってる気がしました。

投稿: 藪井竹庵 | 2013年2月25日 (月) 08時03分

 まったくその通りです! 若い人に昭和の名人クラスに育ってほしいところです。
 このところ志ん朝ばかり聞いて過ごしています。私は数年前に落語に戻ってきた人間で、現役時の志ん朝をほとんど知りません。だからひいき目なしに聞いているつもりですが、40代の志ん朝の音源に匹敵する現役がいるかと考えると、及ばない気がして焦燥感を覚えます。

投稿: snob | 2013年2月25日 (月) 08時59分

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