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2013年6月27日 (木)

見つかった江戸復原図

 自分が間違えて、うれしく思うことは多くありませんが、今回間違えて記事にしたおかげで、このブログに気づいてくださった方からコメントを頂き、教えてもらって胸がすきました。
 解決したのです。

 以前、「江戸復元図」と検索してしまったため、本家東京都立図書館でも見つからないと書きましたが、正しくは「江戸復原図」であるとのことです。それで検索しなおすと、やはりほとんどの区・市で見つかります。

 とあるブログ記事でこの本を知り、そこに「元」の字で登録されていたので、そのままコピペで検索したからでした。
 そんな言い訳せずに、都内で見つからないことに気づいたなら、まず自らを疑うべきでした。

 「復元図」で見つかった江戸川区では、「復原図」でも2冊見つかります。誤字による検索に備えたのではなくて、登録間違いでしょう。他にも小平市・多摩市なども間違っています。(多摩市はおまけに、「江戸復元図(大版)」と記載されていて、大阪?と不思議に思ってしまいました)

 埼玉県立・千葉県立にも蔵書を確認しました(おそらく寄贈)。そこでは禁帯出資料になっています。都内でも貸出しませんが、複数冊ある図書館では、葛飾区・大田区・墨田区など貸し出し本もあるようです。
 荒川区など都内で所蔵していないいくつかの市・区はいったいどうしたのでしょう。

 …というわけで見に行ってきました。「江戸復原図」(東京都教育庁・1989年)。あまりの大判に借りて帰るつもりはありません。書籍ではなかったのです。40×60㎝、国土地理院の1/5000都市計画図を32枚閉じた冊子でした。現代の地図はそのまま薄く印刷され、その上に、切絵図などから考察した復元地図がカラーで印刷されています。
Edofukugen1

 そういう意味では、ソフトの「江戸明治東京重ね地図」の元になった「復元・江戸情報地図」と同じ形式です。
 見比べてみましたが、屋敷の境界線が若干違います。縮尺も違っていて、「情報地図」で5cmの辺が8.5cmになります。
 範囲も違います。こちらでは北は大塚・日暮里までで、板橋や足立・葛飾まで載っている「情報地図」「重ね地図」より狭いです。

 また、都市計画図の区切りはそのままなので、例えば西端の「大久保」では、江戸図は右側にほんのわずかだけ、「大塚」でも地図の1/3ほどを占めるのみで、現代優先の感があります。
Edofukugen2

 地理院の1/50000、1/25000地形図をたたむとき、隣の地図と並べて地形を続けられるように、四辺の余白をまず折りたたんで…と、高校地理の時間に折り方を習ったのを思い出しました。

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コメント

これはちょっと借りて帰るようなものではないようですね。
一度見てみたいですが。

思い立って前に地元図書館で見つからなかった立川博章氏の「大江戸鳥瞰図」を再度検索してみたところ購入されていました。さっそく予約しましたが4番目。少し先になりますが楽しみです。

別途で借りているのが別冊太陽の「パノラマ地図の世界」。
これには立川さんのインタビューも掲載されているほか、他にもパノラマ地図を手掛けていらっしゃる方が紹介されていて興味深いです。
現代の地図が多いですが、見ていて楽しいですね。

投稿: nam | 2013年6月28日 (金) 13時40分

>一度見てみたい
 都内殆どの図書館にありますから、見るだけなら簡単です(そこには若干苦労もありましたけど)。

 薄刷りとはいえ、現代地図と重ねて印刷してあると、わかりやすいかもしれないけれど残念な気もします。切り替えはソフト・一度に見られる範囲は印刷物ですね。

>別冊太陽
 その話はどこかのサイトで見たような気がします。

 鳥瞰図というと実は昔から探しているものがあるんです。
 namさんだから書いてみますが、大学を卒業するころ、大通りの紀伊國屋書店で見かけたのですが、札幌中心街の鳥瞰図が売っていました。一枚ものです。

 そのときはスルーしたのですが、再訪した時にはもうありませんでした。その後ネットで検索しても情報が全く拾えないでいます。
 鳥瞰図作家って限られているようなので記録があってもよさそうです。

投稿: snob | 2013年6月28日 (金) 13時56分

〉札幌中心街の鳥瞰図

都市の鳥瞰図というと石原正さんでしょうかね?
石原さんは神戸とか奈良などの関西の都市の鳥瞰図が多いイメージですが、函館出身ですし札幌の鳥瞰図を手掛けていらしたというのは有りそうです 。
ただ、ご本人がお亡くなりになってサイトも閉じられており、鳥瞰図の入手は困難になっているようです。

私も疎いのですが地図を専門に扱うショップや古書店が無いでしょうか?
わたしも気にしてみますが、本当に疎いのでお役にたてるかどうか…

投稿: nam | 2013年6月30日 (日) 09時11分

 作家さんの名前がわかるだけでも一歩です。たぶん入手できることはないとは思うのですが、記憶をもう一度確かめてみたい…

 一枚ものの出版物は図書館にもないようですし。ほしいと思ったときに手に入れなければならないことがあるものですね。

投稿: snob | 2013年6月30日 (日) 10時25分

石原正さんの項がWikipediaにありそこに出ていたのですが、大阪天満の宝文社という印刷会社がネットショップで石原さんの鳥瞰図を幾つか販売しています。
札幌は有りませんが画風は確認できそう。
snobさんのご記憶のモノと画風が一緒か格納されてはどうでしょう。

Wikipediaの石原さんの作品一覧には札幌は無いですね。

投稿: nam | 2013年6月30日 (日) 11時19分

 情報サンクスです。

 調べてみます。

投稿: snob | 2013年6月30日 (日) 12時47分

「格納されては」って何でしょ。お恥ずかしい。
「確認されては」です。
これだから携帯電話の予測変換は油断なりません。

投稿: nam | 2013年6月30日 (日) 13時06分

>画風の確認

 ネットで確認しました。なにしろ30年以上前に見たきりですから…。でも、こんな感じだったような気がします。

 と思っていたら、石原正さんの「ニューヨーク」の鳥瞰図が本棚にありました。教材にならないかと思って買ってたんでしょうが、すっかり忘れてました。
 だから、こちらの記憶とごっちゃになっているのかも。

 気長につきとめてみます。

投稿: snob | 2013年7月 1日 (月) 08時02分

父の遺品の処分に困っていたら、この記事を見つけました。5年も前の記事なので、既に入手されたかもしれませんが、手元に同じものがありますので、もし今でも御入用でしたら、お安くおゆずりできますので、ご連絡下さい。

投稿: 福田 | 2018年4月 5日 (木) 17時49分

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