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2013年9月30日 (月)

英語とPC事始め(1)

 定期テストが近づいていますが、どうやって順位をつけていたかご存知ですか?

 私が教師になった頃はこうでした。まだパソコンはありません。

 各教科担任が、採点をしたものをクラス名簿に得点を記録します。名簿には後に成績を算出するときのために、人によって小テストやレポート点などさまざまなポイントを並べています。

 今度はテストごとのクラス名簿に転記し、それを担任が電卓で合計。その合計点を一人1枚のカードに書き写し、得点順に並べ替えて重ねておきます。

 全員が計算が終わった頃、放課後に学年の教師が集まって、車座に座ります。手にはトランプのように自分のクラスの生徒のカード。

 得点順に、各クラスのカードを重ねていきます。その有様はだれがポイントが上のカードを持っているか争うトランプのよう。

 学年のカードがすべて重なったら、上から順にカードに順位を書き込み、今度はカードを担任に戻します。返しやすいようにカードの端にマジックでクラスカラーが塗っておきます。
 担任は、カードの数字をクラス名簿に写します。さらに個人別の個票に記録して、生徒に配布します。

 今はどこも専用ソフトを使っていると思います。パソコン黎明期には123を使った学校もありましょうが、10万以上する高価なソフトでおいそれと手に入りませんでした。
 それに、点数の入力は、はじめのころ「キーボードなんて触れない」「PCのスイッチが入れられない」なんて先生もいました。
 中には名簿を渡して、入力はパソコン担当教師が行うものだと決めつけていた先生もいました。それを分担するように制度化するのも結構大変。

 それは少し後の話として、個人で持ち込んだPC88で、N88Basicのプログラムを作り始めた同僚の数学の先生がいました。
 生徒の指導の合間に頭を寄せ合って、ソフトの仕様にはアイディアを出し合いました。なにしろ8ビットパソコンで、できることは限られていました。
 やがて転勤で、自力でそのソフトをPC98に移植する必要が出てきました。そのまえに自分で購入した88VAという16ビットパソコンに移植を試みて、簡単なソフトを作る力を身につけていきました。もう四半世紀前のことでした。

 そのころには学校に1台のパソコンが導入され、123や一太郎が買われました。123はロータスと会社の名前で呼ばれました。いまでも学校で一太郎を使う人が多いのはこのころの名残です。
 表計算ソフトはあっても、テスト得点の入力の効率化を考えると独自ソフトは有効でした。間違った得点を例えば52と入力したとき、市販ソフトだとそれを削除して正しく63と入れなおします。テストは100点が最高点ですから52の次に6をいれると26に、そして3を打って63になるようにプログラムを組めばストロークが二つ減ります。もちろんDELやBSキーでも変更できなくてはなりません。
 そういう工夫を同僚からは教わりました。

 

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