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2013年9月24日 (火)

英文法って?

 私の大好きなマンガ、「風雲児たち」をブログで何度か取り上げましたが、ギャグ漫画の文法で書かれいるのに、何度もじーんとくるシーンが描かれます。
 最近では雑誌連載(立ち読み)で、若い将軍家茂に謁見する勝海舟の心情変化の描写にホロリとしました。

 さて、このマンガ、幕末を描くのに関ヶ原から筆を起こしたのですが、途中で蘭学の発展について大きく巻を割いています。やがて来る開国への大きなうねりを生み出すからです。
 例の解体新書を訳すためのオランダ語学習から始まるのですが、これを読んで、400年も前のこの努力が、英語教育の流れの本流にあるのだな、と思い当りました。

 この先人たちは、辞書のないところで医学書の翻訳を志すのです。それをマンガの著者はフィクションを交えて、勝海舟の件も創作だと思います、丹念に追います。

 蘭学者たちは、要は本が読めればよかった(逆に長崎通詞は読み書きを禁じられた)ので、わずかな既知語から未知語を推理し、文法を理解していく。
 のちの弟子たちは先駆者の作った辞書・単語集と文法書をもとにオランダ語を学び翻訳して知識を吸収していくのです。ネイティブは周りにまったくいないままです。

 蘭学は幕末・明治に至って英学にとってかわられますが、開国したといっても外国人の数は知れたもの。書物で知識を得るのが主流だった時代は長い。翻訳が学習の目的だったといっても過言ではないでしょう。それが昭和まで続いてきた。

 このマンガを読んで、私は、やっと気付いたのです。時代はちがう、と。それなのに何百年も前のやりかたではいいのか?

 ちょうどそのころ、企業が社員に英語研修を社内外で受けさせるのが活発になり、中高大と何年も学習したのに役に立たないと叫ばれ始めました。

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コメント

 私はオランダ語と云うのはどう云う言語なのかと云うのをまったく知りません。しかし日本の歴史を考えてみると、聖徳太子の時代以降は、隋とか唐と云う支那王朝の言語を学んでいましたが・・・梵語まで範囲を広げていいのかどうかは私の専門外なので判りません。

 シルクロードの陸路や大航海時代の海路の開拓によって、蘭学と云うオランダの学問が日本に広まりましたね。その学問無くしては、杉田玄白や平賀源内のような科学者は出現しなかったのかも知れません。

 とは云え、幕末の坂本龍馬が書いたとされる文章は漢字カタカナ混じり文だったと思います。藪さんは、何故日本人が世界一英語を理解できない国民になってしまうのかを、随分考えた事があります。その結論として・・・

 日本では、漢文に「一とか二」のような読み順を付け更には「レ点」なる逆読みと云う記号を使って、漢語を日本語として訓読みさせた方法を英語教育にも適用してしまったためだと思います。

 藪さんは常に英語は同時通訳者のように英語の語順で理解して行く藪さん流ターザン英語で理解しています。日本の文部省でやってる英語教育ってのは、漢文と同じ方法で教えてるから、どの単語を最初に訳し、その次にはどの単語を訳すのかが、英文には「レ点」が付いていないので理解できないんだと思います。

 その文部省の英語教育が藪さんは間違っていると思います。ターザン(主語)、食べたい(動詞)、バナナ(目的の名詞)・・・のように英語を教えれば、三ヶ月で英語なんか理解できると思います(^∇^)

投稿: 藪井竹庵 | 2013年9月24日 (火) 19時29分

受験英語で漢文式の読解からの読解を脱しようとしたのが伊藤和夫先生の「英文読解教室」だったのではないかと思っています。
尤も「英文読解教室」は最難関の大学を受験する学生でないと難しすぎます。
わたしも後から出た「ビジュアル英文解釈」しかやっていません。それでも、伊藤先生の読解メソッドは社会に出たあとは確かに役立ちました。単語さえクリアできれば大抵の英文は読めたと思います。(今は英語を使わない部署に長いので全くダメです。)

投稿: nam | 2013年9月24日 (火) 21時01分

藪先生、namさんコメありがとうございます。

この題材は誰も興味を持たないかと心配しておりました。こればかりだと、人が離れてしまうことは間違いがないでしょうけど。

藪先生のおっしゃるように、英語はそのならんだ順に理解をしていくべきです。今でも「後ろから訳せ」という教師は多いようです。そのあたりのことも項を改めタイと考えています。

 

投稿: snob | 2013年9月25日 (水) 10時44分

namさん、

ご提示の参考書は、もう私が中学教師になった後に出たもののようで、知りませんでした。自分の入試以来、受験英語とも遠ざかってしまい、その指導は技術も磨いていないし、いまさらできないだろうなと思います。

投稿: snob | 2013年9月25日 (水) 10時51分

 藪さんは英語が好きです・・・と云うのは変ですが、学校の英語のテスト以外では英語が難しいだなどと思った事は一度もありません。つまり藪さんは、英語なんてものは英米文学を研究するのでなければ学問ではない、と思っている訳でして、日本語が難しくて理解できない抵脳な外国人に対して、優秀な日本人が仕方なしに英語を使ってやっている・・・と思ってるんです(^-^)v

 私は米国のカントリー音楽が好きだし、ブラックバス釣りにもどっぷりとはまりましたので、シェプラーズと云うウエスタン・ウエアのカタログや、バスプロショップスやキャベラスと云う米国の通販会社のカタログを取り寄せて、数十回個人輸入をしましたし、ブランド品など日本の代理店を通さないと輸入できないような商品は、ロサンゼルスに藪さんの私書箱を作って、そこへ送らせてから個人の小荷物郵便として日本へ空輸すると云う裏技もやってました(^ω^)

 もちろんそれらの取引は全部英語です。米国のカタログは斜め読みで一ページを5秒くらいで読み飛ばします。藪さんに取っての英語は試験科目ではないんです。単に英語を使うだけなら正確さなんかほとんど必要ないのです。外国の空港の入国ゲートで来国目的は? と聞かれたら「斉藤寝具店」と答えればいいんです。空耳と同じように、観光目的で十日間の滞在だと勝手に解釈してくれます(^ω^)

投稿: 藪井竹庵 | 2013年9月26日 (木) 09時51分

 まさに、実用英語をお使いですね。そういう輸入はやったことがありません。

 親たちはテストの点数をすぐに求めます。もちろん悪いよりは良いほうがいいのは当たり前ですが、即時の結果を求められるのはつらいものがあります。

投稿: snob | 2013年9月30日 (月) 09時03分

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