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2013年10月24日 (木)

自炊

 たてつづけにデバイスが2つ壊れてしまいました。

 ひとつはイメージスキャナ。ドライバを疑いましたが、別のPCでも症状が同じで、断定しました。資料を作るのにどうしても必要なのですぐに後継機を買いました。これでフラットベッドは3台目です。

 今回買ったのはCanonのLide210。届いてさっそくつないでみますと、当たり前ですがちゃんと動きました。そして、期待していたよりも動作が速い。スキャンヘッドの動く物理的な速度から改善されていました。

 それで仕事は再開したのですが、いたずら心が起きました。自炊です。壊れたスキャナの頃は資料のスキャンももったりしていてその気になりませんでしたが、このスピードなら。

 1冊の本のスキャンとなると、スキャナのスピード以外にも影響する要素があります。画像処理ソフトをphotoshop他いくつかもっていますが、スキャンした画像を保存するとき、100画像あれば保存のダイアログを100度開くことになります。私はこれが面倒でなりません。画像ファイルは連番にさえなっていればよいので、ボタン一つで全部を一つのフォルダに保存してくれる機能があれば、うんと楽です。
 連番(抜けていてもよい)ファイルさえあれば、1つのpdfにまとめてくれるフリーソフトはあります。画像そのままでもWndowsのビューワで順番に見ることはできますが、1つのファイルにまとまっていた方が便利です。

 ソフトによってはスキャンドライバの画面を毎回閉じてしまうものもあります。連続スキャンは絶対条件になります。

 幸い、Lide210には付属ソフトに、ファイル保存をする機能がついていたので、とりあえずそれで試してみました。スキャンすると同時に連番でファイルを保存できます。

 対象は、ためしに、ちくま文庫の文楽「あばらかべっそん」です。何度も読んだ本ですが、ときどきポケットに突っこんで出先で空いた時間に少しずつ読み直しています。そういう本はいくつかあるのですが、現在のところはみんな落語関係です。
 ファイルにして、Win8タブレットに入れておけば外出のおともになります。

 全325ページ、他に目次や解説があります。いちどに2ページスキャンできますから約170回のスキャン。
 Lide210にはおまかせモードといって、スキャン後に自動的に、被スキャン部分を切りだしてくれる機能があります。しかし、それだとA4を全面スキャンすることになりますから、範囲をユーザー指定しました。210x150mmできびきびスキャンしてくれました。

 やはり問題となるのはページの綴じ部分の盛り上がりでした。CCDスキャナなら多少の改善があると思いますが、そこまで費用を出すのはためらわれます。世には、書籍スキャン用のよさそうなマシン(富士通)もありますし、以前テレビで東大開発の自動ページめくり+OCRのものも見たことがあります。
 でも個人ではCMOSタイプで一生懸命裏返した背表紙を押し付けて密着させるのがリーズナブルでしょう。本を裁断する機械なんて持ってませんし。

 でも途中で、数十ページやり直したりして、2時間弱でスキャンし終わりました。グレー階調ではぼけたような結果もあり、モノクロでやるべきと思いました。
 ページの角度ずれ・ゴミもあって、多少の加工はしたいので、”一括全保存”のあるソフトを探すか…自分で作るか…
 OCRソフト読み取り革命Liteも付属してきましたが、今回は試してません。歪んだ綴じ部分をきちんと認識してくれるなら便利です。でも認識ミスのほうが絶対多いハズ!

 この時間を考えると、手持ちの本を全自炊するのは、生きてるうちには無理そうです。

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 もひとつ壊れたのはバックアップ用のHDD。メインPCのCドライブイメージが3世代とってあったのですが、復活できなくなりました。起動ドライブイメージがディスク1枚に入るなら、気楽に焼くのですが。

 所詮バックアップなので最新イメージを保存しなおせば、まあ事足ります。

 で、HDDも買ったら2TでUSB3.0と余裕たっぷりになったので、長年放置してあった子供たちの成長記録のDVテープのダビングも始めました。これができれば、DVカメラが壊れても買いなおす必要がなくなります。

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コメント

 私は新しい機械には疎くて、若大将の散歩番組で写真を記録しているB5サイズくらいのデバイスの事をまったく知りません。神田祭の取材の時に結構ああ云うデバイスを持ち上げてお神輿を撮影している人がいましたが・・・なんかイマイチ、おされ~ではない。スマホで撮影するのなら判るんですが、中途半端でしょう(^ω^)

 ビデオカメラは現在の動画撮影には最強だと思います。ただしその動画を再生する簡易なメディアと云う事になると・・・ビデオのモニタは小さ過ぎます。SONYのハンディカムの上位機種を調べてみると、プロジェクター機能を持ったものがあります。

 ビデオカメラにプロジェクター機能を附属させる必要があるのかと思いますが、現在のSONYはアップルと比べて、イマイチ業界を指導出来ていないような気がします(^ω^)

投稿: 藪井竹庵 | 2013年10月24日 (木) 16時59分

  ビデオカメラにプロジェクターは、再生用のテレビがない環境ですぐにみんなで映像を見るため、だと思います。ちっとも欲しくない機能ですけど。

 ちょうど鶯谷の回を見てましたが、若大将は、デジカメを持ち歩いてますが、iPadで見ながら絵をかいてます。
 iPadなどのタブレットで撮影することもできます。
 私もwinタブレットでやってみましたが、音声がよく取れなくて失敗になりました。現状では私もビデオカメラを選びます。
 息子なんかはデジカメで動画を撮ることもあるようです。

投稿: snob | 2013年10月24日 (木) 17時41分

私は利用したことがないですが、五反田の駅前のビルに「すきゃん堂」というレンタルスペースが有ります。
駅から見えて前から気になっていたのでググってみました。

レンタルスペースというのはスキャン器材込みで作業スペースを借りて、利用者が自分で自炊するというもの。
スキャン代行は違法との判決が出てますので、こういう形態をとっているんでしょうね。
文庫本一冊あたり15分200円程で出来るらしい。裁断はサービス、追加料金がかかりますがOCRも可。自炊の頻度が高くないなら、許容範囲の値段でしょうか。

どこかの大学で裁断不要、自動ページめくりでスキャンして日本語OCR可能な機器を開発したというニュースを読んだ記憶が有りますが、それがこの値段で出来てOCRの精度も高いなら喜んで利用するんですけどね。

投稿: nam | 2013年10月26日 (土) 11時03分

 劣化と容積から、書籍のデジタル化は避けられない課題でしょう。分かち書きのある英語にくらべて、日本語は誤読み取りが多くてOCRはそのあとの修正がたいへんです。

 東大+大日本印刷のBFSオートというシステムは実用間近ということですが、動画で見るとページめくりは一瞬です。個人の利用は…無理そう。

 富士通のScansnapをご紹介のレンタルスペースに置けば、手でめくるにせよ、使い勝手はよさそうです。でも数百冊の本を運ぶのも現実的ではありませんね。

投稿: snob | 2013年10月26日 (土) 11時45分

すきゃん堂さんのサイトにScansnapと書いていました。機種は私はよく分からないのでsnobさんがおっしゃっているものかどうか?
本が多いときにはすきゃん堂さんに宅配便で送ることも出来るらしい。

本の数がおおければ、裁断器とスキャナをレンタルできる業者もあるようです。スキャレンという業者が見つかりました。まとまった時間がとれるので有ればですね。
作業に慣れが必要そうなのと、単純作業に耐えられるかどうか。

投稿: nam | 2013年10月28日 (月) 12時52分

 Scansnap SV600が裁断不要のスキャナで、ビンゴでした。フラットベッドより早く済むと思いますが、文庫1冊1.5時間として1200円…40冊チョイでそのスキャナが買えてしまいますね。

 あとは、おっしゃる通り作業と時間をかけられるか、どうか。ダメを出された代行がめちゃくちゃ安かったらほしかったですけれど。

 これまで処分できないできましたが、いっそ、ブックオフに持って行って、本なんかなかったことにしてもいいのかもしれません。

投稿: snob | 2013年10月28日 (月) 13時08分

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