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2013年10月14日 (月)

品川心中ネタ出し

 「品川心中」は私の聞き集めをしている噺家の多くが手掛けた大ネタです。このブログで扱ってる名人たちの多くが、文楽でさえ音源を残しました。

 廓…、私も物心つく前の制度ですから、他の廓噺と同じように落語の中でもわかりづらい部類に入るでしょう。

 たまたまインターネット落語会で新真打のやる「品川心中」を見ましたが、唖然。廓の仕組み(板頭や紋日)を説明してる部分が、どうも自分で消化しきれていないかんじで棒読み。もちろん、志ん生や圓生のように、自明のこととしてほとんど解説しない、ということは今の世ではできないことでしょう。

 私だってそんな世界は知りませんが、落語世界を彷徨しているうちにいろんな知識がつもりました。

 ”ネタだしの会なんでいいようにやらせてもらいます”という話始めからがっかりです。お染がとうがったというのを、”くしゃみをすると下からもプー”と表現して、こんな人物造形でいいのかと驚きました。馴染み帳で心中相手を探すのにも”この人デブ。背が低い。ハゲ…”と。
 そういう言葉で受けようというのは小学生のようです。

 サゲも、本間弥太郎が腰を抜かしたの下りで、”本当はここで終わるんですよ(楽屋を覗いて)終わったほうがいい? ・・・終わりです” これでどっと受ける。

 若い人が皆、こうではないと思いますが、なんだかなァ

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コメント

そりゃひどいですね。
その動画は視ていませんがインターネット落語会ってことは落語協会公式動画ですよね。ましてや新真打でしょ。
協会幹部は叱らないのかしら?

八代目文楽師匠が落語会で演目を予告しながら何度も延期したエピソードを思い出しました。
噺家全員が文楽師匠の様に突き詰めた芸をやる必要は有りませんがそれにしてもね。

投稿: | 2013年10月15日 (火) 12時49分

 寄席でじゃなくて単体で見たから余計なのかな。何をネットに流すかを協会として幹部が口を出すことはないと思います。流した結果、支持を集め人気が上がるかどうかも、その芸人の腕次第です。

 単に私が、若い人の芸がわからない人間に成り果てているだけかもしれません。

投稿: snob | 2013年10月16日 (水) 07時09分

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