« 遥かなるラジオ寄席 | トップページ | 落語の蔵配信販売サイト終了 »

2013年11月 7日 (木)

代金、六千円

 約束通りの時間に古書店のご主人がやってきました。神保町でつとめて独立した人です。

 午前中に息子に手伝わせて本を並べておきました。埃はたいへんでした。少しかび臭くもありました。まずは本棚をふさいでいる荷物をどかして…。途中でTシャツになって、3時間かかりました。

Books_2

 手前は雑誌。SFマガジン('73.3-'90.9)、奇想天外('76.4-81.1:別冊含め復刊全冊)、SFアドベンチャー('79.春-90.9)です。別冊新評のSF特集が4冊。いつか読み直すと捨てずにいましたが、もうないだろうと売却です。

 あとは文庫本ばかり約1400冊。創元推理文庫とハヤカワ文庫の海外ミステリ。コナン・ドイルとエラリー・クイーン、アガサ・クリスティー、ディクスン・カー、ヴァン・ダイン。もう一部を除いてトリックさえ覚えてません。今でも記憶に残るのは「Yの悲劇」「鏡は横にひび割れて」。「アクロイド」「カーテン」「レーン最後の事件」はミステリの歴史に残る禁じ手なので忘れようがありません。
 コナン・ドイルは翻訳独占権の関係で、「事件簿」は1冊だけ長らく新潮社のものだけでしたが、著作権が切れてようやく創元に入ったので買った覚えがあります。

 SFはフレドリック・ブラウンのショートショートから始まり、レイ・ブラッドベリ、ハインラインなどの海外大御所、やがて星新一・小松左京・筒井康隆・・・の日本人SF作家。どれも何度も読み返して楽しみました。書籍を手放すのは初めてのことです。

 古書店のご主人は、何冊かピックアップして状態を確認し、「金額はいきませんが」と申し訳なさそう。ていねいには扱ってきましたが、何度も読んだし、状態がいいはずもありません。
 提示された金額は6,000円でした。満足です。この代金で息子に昼飯をおごってやりました。
 ご主人は1時間強かかって、車に積み込んで帰っていきました。寂寥感もありません。

 ついでに新田次郎などの大衆文芸ものもおまけで引き取ってもらいました。

 表紙ぐらいスキャンしてとっておきたかったですが、手間を考えて放棄。もう所有していた本のタイトルすらわかりません。本棚は空っぽ。売り物にならない雑誌は廃品回収に出します。

Shelves

 あとで、ちょっとだけ図書館検索をしてみましたが、万が一読み返したくなっても近所で済みそうです。

 …でもSFで一冊だけハインラインの「夏への扉」だけ手元に取っておきました。これはいずれ自炊するつもりです。そうすれば文字も大きくして読むことができるようになります。

|

« 遥かなるラジオ寄席 | トップページ | 落語の蔵配信販売サイト終了 »

コメント

書棚を見るとその方の人となりがわかるなんてことを申しますが、snobさんのこともだいぶん分かったような。
勝手に想像しているだけですけれどw

私はSF・ミステリファンを自認していた時期も有ったのですが、どうもそうじゃない。
SFは前にも書きましたがブラウン・ブラッドベリ・バローズは読みましたが今は読み返すことは有りません。バローズの火星シリーズの合本版が出たときには懐かしさから買い求めましたが積ん読。
ハインラインは「月は無慈悲な…」は読んだと思いますが、名作の誉れ高い「夏への扉」は読んだ記憶が有りません。snobさんもお勧めなら読んでみようかな。

ミステリーは小学生時代にホームズや乱歩の少年探偵団シリーズにはまりました。ポプラ社から少年探偵団シリーズの文庫が出た時は全巻揃えようか迷いましたが、結局買わず。その後ブックオフで見つけたら一冊ずつ買って読み返しています。
ホームズは数年毎に読み返しているかなあ。
クイーン・クリスティ・カーはそれなりに読んだはずですが全く覚えていません。

う~ん、やっぱりSFファンでもミステリーファンでも無いですね。

投稿: nam | 2013年11月 8日 (金) 08時20分

「夏への扉」、このブログのアドレスをご覧ください(^^;)
 本当はtoではなくてintoですけど。これはさらにさかのぼって小学生のころ、少年向けのリライトシリーズで読んで以来のお気に入りです。
 「月は…」もいいですが、「愛に時間を」のドーラの物語は泣けます。

 スペースと値段で文庫だけを主にコレクションしましたが、いまは老眼で小さい文字がつらくなってきました。

 奥にある唯一のハードカバーは講談社の江戸川乱歩全集です。これも小学生から一部買い始めて(もちろんそのまえにポプラ社少年探偵団)、のちに神保町でセットを大人買いしたものです。

投稿: snob | 2013年11月 8日 (金) 09時18分

 凄いですねぇ。snob先生の几帳面な性格がこの写真を拝見するだけで判ります。藪さんとは大違い。藪さんの場合は、整理しません。読んじゃったら、その辺の空き地(ジャングルのような部屋の中で置ける場所)に置いておくだけ。探そうにも探す事が困難です。何があったかは記憶に頼るだけで、その辺を引っ掻き回して見付からなければ諦める(^ω^)

 何とか落語音源だけはちゃんとしようとして、外付けHDDに演者別のフォルダに、128kbpsのmp3形式で取り込んでます。

投稿: 藪井竹庵 | 2013年11月 9日 (土) 06時43分

 映画でもそうですが、気に入ったものを何度も見返す傾向があり、本の場合、同じ作家を続けて読むことが多かったので、必然的に作家別に並ぶことになりました。

 そうやっていても、本棚に入りきらず段ボールに詰めはじめると意味がなくなります。あったはずの中公・文学全集なんかどこかに隠れているに違いないのですが、場所さえ思い出せません。

 出てくるかもと思ってた講談社文庫「古典落語」シリーズもまだ行方不明です…

投稿: snob | 2013年11月 9日 (土) 08時41分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 代金、六千円:

« 遥かなるラジオ寄席 | トップページ | 落語の蔵配信販売サイト終了 »