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2014年3月19日 (水)

クラス編成 その1

 桜の情報も聞かれるようになりました。

 先週から来週にかけて各地で卒業式を迎えます。月末には終業式。まもなく春休みを迎えます。教師も異動の時期ですが、授業が終わってから次の学年の準備を始めておかなければなりません。移動がなければたいていは学年は持ち上がりで受け持ちます。だからよく知った現在のメンバーで仮のクラス編成を済ませます。

 クラスは、成績が均等になるように、また生徒のリーダーなども散らします。そのために、生徒一人一人の個票を作って、そこに現在のクラス・テストの点数・リーダー素質・サブリーダー・運動リーダー・ピアノ素養・問題傾向・部活動を、記号で記入します。
 私が勤務した学校はクラスカラーを決めていたので、一目でわかるように票の端を塗ります。

 その他には、これまでの経験から、一緒にしてはいけない生徒や、問題の多い親などを簡単にメモします。

 運動リーダーは体育祭・球技会でクラス対抗をするためです。ピアノ素養は、これも合唱コンクールが学級対抗なので必要です。たいていクラスに2~3人いるのが常でした。

 まず、各担任が記入した個票を、テストの合計点順に並べます。どのテストを基にするかはその時々の決めになります。

 男女別に個票を順に、仮1、2、3…に置きます。次は5、4、3…と降順に置き、それをくりかえします。これでだいたい点数的にはバラけます。どうせ何度かの複数回の合計で数点の差があっても誤差の範囲でしょう。

 まず、リーダーを入れ替えます。クラスの個票を縦にみて、リーダー欄の記号(◎や○あるいはL)の数を調整します。教師から見てリーダークラスの生徒は各クラス1~2名しかいません。リーダーといっても、年齢によってこれまで務めてきた生徒がもう限界に来る場合もありますし、育ってきてこれからが有望といった世代交代もあります。
 また、特定の教師のもとにリーダーとしてふるまえる場合もあり、実は個票に記入するときや並べているときも常に、議論を加え、記号は書き換わります。

 続いて問題傾向。個々の生徒の行動歴は、悪いものなら特に、学年の教師で情報を共有していますから、細かなことは書きません。ただ記号(×、●など)で数のバランスがわかるようにします。

 まれに、問題生徒に強い教師がいる場合は問題傾向の生徒を固めることもありますし、新人の女性教師の場合は配慮することもありますが、たいていは数をそろえます。

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コメント

 う~ん。来年度のクラス編成(組替え)って、そう云ういろんな要素も加味されてたんですかぁ・・・

 私が生徒として通った都内の私立高校の場合は・・・一クラス50人でA~E組までありましたが、前年度の成績の順に単純に割り振っていたようです。

 仲間由紀恵さんが熱血高校教師を好演した「ごくせん」と云うテレビドラマでは、「D組」と云うのが落ちこぼれを集めた特別クラスと云う設定でした。まあテレビドラマ(原作は劇画?)ですから、リアリズムを追求する必要はなく、面白おかしく作ってるんでしょうが、あのドラマは確かに面白かったし、日テレのドラマにしては久々の高視聴率だったようです(^∇^)

投稿: 藪井竹庵 | 2014年3月19日 (水) 17時54分

 高校は、生徒の人間関係が問題になることが少ないんでしょうね。

 子供のころ見たドラマ「火曜日の女」で、高校の始業式の日に、並んだ担任のうち好きなクラスを選んで生徒が集まる、というドラマがあったのを覚えています。(犯人は近藤正臣)実際にそんなことがあったかはわかりませんが。

 おっしゃる「ごくせん」のようなことは、担任は覚悟して引き受けるのでしょうが、実際にあれば教科授業で崩壊すると思います。 

投稿: snob | 2014年3月19日 (水) 21時11分

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