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2014年4月23日 (水)

羽二重団子

 江戸の遺構を見学するのも計画的でなく、なにかのついでに行くことが多いので、全く系統的ではありません。江戸からつづく食べ物もいくつか記事にしましたが、これも機会があればの話です。
 ただ、花巻蕎麦の相方である、しっぽく蕎麦は積極的に情報を探していますが、芳しくありません。

 関西では、しっぽくうどんなら普通にあるようです。蕎麦については京都・南座の地下の老舗、「松葉」のメニューが検索されます。
 長野の一部ではしっぽく蕎麦を寺町蕎麦として、地元グルメに育てようとしているそうです。

 東京ではほぼ滅亡でしょうか。今検索されるのは、わずかです。若手落語家が「そら行け! 落語鑑定団」というHP記事にした、上野「利休」が、長らく休店中です。張り紙は「四月から休業」とあるだけで、もう2、3年はたつのではないでしょうか。
 同じ上野に、宝暦から16代続く超老舗の「萬盛庵」の品書きにあったという記録が見つかりますが、残念ながら2009年に閉店となっています。

 深大寺の「水神苑」という料理店が、「大當りや(あたりや)」という蕎麦コーナーでしっぽくを提供しています。でもこれは喬太郎プロデュースの時そば再現という性格があるので、ちょっと違う気がします。

 中央区の「わたなべ」という店がメニューに載せています。これは立ち食いソバなので、振り分け屋台だった江戸の蕎麦屋にかえって近いのかもしれません。

 甘味も紹介しましたが、江戸の菓子は材料も製法も限られているので、華やかではありません。今回は日暮里までバスで行き、上野まで歩く途中で、高名な「羽二重団子」に寄りました。
 この道は以前に自転車でも通りましたが、石神井川が王子で大地を突き抜けて下り落ち、崖沿いに流れていた音無川のほとりの王子街道はたにあります。
 それと、寛永寺へと上がる芋坂の交差点に、店はあります。徳川家由来の善性寺の向かいです。
 なお、音無川はこのあと向きを変えて根岸を横切り、あの御行の松へと続き、やがては山谷堀に落ちていました。

 私がよく食べる団子は、ざらっとした口触りで醤油だけを塗って焼いたものですが、ここはそういう田舎団子とは違います。
 よく捏ねて滑らかな、しょうゆだれの焼き団子と、餡を塗った団子の二種類がお茶とともに出されます。
Habutae

 日暮里駅前にも出店はありますが、文政2年創業の茶店が前身のこの本店が江戸郊外の根岸の里の風情がありました。
Habutaehonnten

 店舗はなんどか建て替わっていますが、入り口近くに古い階段と小部屋が残されています。上野戦争の折に逃げてきた彰義隊が隠れたこともあるそうです。

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コメント

 「遠くへ行きたい」と云うテレビ番組がありました。♪知らない町を歩いてみたい。どこか遠くへ行きたい・・・ってジェリー藤尾が歌ってました。藪さんも若い頃はそうだったのですが、今は・・・「近くへ行きたい」ですかね(^ω^)

 歳を取ってきますと遠くへ行くのは肉体的にも精神的にも疲れちゃうので、近くって事になりますが、近くでも知らないところがいっぱいあって「知らない町」が近くにあるんだってのを最近は実感しています。

投稿: 藪井竹庵 | 2014年4月24日 (木) 11時23分

 「オシャレな」東京にはあまり行きたいと思いませんが、江戸には行ってみたいと思うようになったのは、落語と故杉浦日向子とブラタモリのおかげですね。
 こんなに見るものが多いとは思ってもいませんでした。

 次の目標は愛宕山の駐車場への坂を自転車で駆け上がることです。もたないだろうなぁ

投稿: snob | 2014年4月25日 (金) 02時55分

 馬の登坂能力ってのはどのくらいなんですかね?

 確か愛宕山は江戸時代の寛永期に、乗馬の名手だった曲垣平九郎が馬に乗ったまま石段を上下したって、講談を聴いた事があります。ちなみに九段坂の説明を読むと・・・昔は危険なので馬に乗ったまま九段坂を上り下りしてはいけなかったらしい(^ω^)

 文京区には鉄砲坂より急な坂が幾らでもあります。距離が短いから有名じゃありませんが、電チャリをパワーモードのローギアにしても登れません。当然降りて自転車を押す訳ですが・・・そこに電チャリの欠点があります。バイクならアクセルを吹かせば登れるけど、電チャリは漕がないとモーターが動かないので、30キロ以上の重量がある藪さんの電チャリは、急坂を押して上がる仕様にはなってません(^ω^)

投稿: 藪井竹庵 | 2014年5月 1日 (木) 14時10分

 愛宕山の階段は降りるときに怖くなる、スキー上級者コースですね。自動車は登れないので(戦車ならいけるか?)駐車場までの道は緩やかになっています。

>文京区には
 階段になっている坂は降りるときでも自転車を押すしかありませんね。
 九段坂は市電が通るので削ってなだらかになったはず。ここなら、自転車は楽勝です。
 それまでは荷車を押して手伝い賃をねだる「立ちんぼう」がいたとか。

 なるほど、電チャリはそういう弱点があるんですね。

投稿: snob | 2014年5月 1日 (木) 14時57分

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