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2015年4月 6日 (月)

ソメイヨシノ原木?

前回書き込みをしてから、録画機の番組表を見ていたら、ゆうべNHK「サイエンスZERO」でソメイヨシノ原木のことを扱っていたので予約して見ました。   
   
番組の前半は、森林総合研究所の展開する、ソメイヨシノがクローンであることのDNA分析による確認でした。   
そして江戸の園芸技術の例として変異アサガオの話を挟んで、原木特定の仮設紹介です。まずはこれまでの通説。近隣の染井村で育成された品種が売り出されたという、由来ですね。駒込駅近くにある染井吉野桜記念公園が映されました。ここは豊島区立駒込図書館の手前にあり、何度も通ったところです。   
続いて、千葉大の説。ソメイヨシノは全部クローンですから、遺伝子からでは原木は特定できません。上野公園(寛永寺)の焼けなかった場所にある桜の木の配置が、どうも兄弟桜が並んでいるように見えるそうです。交雑種を並べて育てて比較して、その中から選んだのではないかということです。   
この時点ではあくまで仮説ですので、さらなる検証が必要のようですが、もしその通りで、全国に流布しているソメイヨシノの最初の1本が現在でも見られるとするなら、貴重な遺産です。   
新聞記事では樹齢に疑問符がついていましたが、原木なら江戸の人もまちがいなく目にした樹木ということになります。   
   
Genbokuposi
東京から地元に戻るついでに、もう盛りを過ぎてしまいましたが、上野公園に原木?を見に寄ってきました。番組で丁寧に場所を紹介していたのを頭に叩き込んでおきました。上野駅公園口から動物園正門に向かう途中、小松宮親王像のある一角です。近い種類のコマツオトメ(この場所にあるから)の原木…これは碑文があるからすぐわかります…の隣のソメイヨシノです。一時期はこれがソメイヨシノの親であるとも取りざたされました。   
あいにく、手前に花見のゴミ箱が置かれてしまい、アングルに困りました。   
Someiyosino1

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コメント

 ソメイヨシノの原木・・・ソメイヨシノと云う品種は接木によって作られた園芸品種です。つまり特定の品種の親木に別の品種の枝を接木する。その枝にどう云う花が咲くのかは翌年にならないと判らない。

 思い通りの花が咲いてくれたらその枝を切って、他の若木に接木してソメイヨシノと云う品種として特定する。その過程に於いてどれが原木なのかと断定するのはかなり難しいと思います。

 樹齢千年を越えるような桜の古木もあるのですが、普通の桜は人間の年齢と同じように還暦を越えるとガタが来て花があまり咲かなくなっちゃうので、接木で花を咲かせているようです(^∇^)

投稿: 藪井竹庵 | 2015年4月 9日 (木) 12時30分

>断定するのはかなり

 そうですね。現存するものも枯死したものもすべて同じ木ですから、どれがオリジナルか特定するのは不可能と思います。千葉大の先生も可能性の高さで言っているようです。

 興味を持つにあたってネットで調べてると、戦時中に多くの桜は燃料になってるんですね。それに戦災と震災と…。

 論を傍から楽しむんでいいのでしょう。ソメイヨシノとしては長寿で江戸時代からあったことは本当のようですし。

投稿: snob | 2015年4月11日 (土) 10時29分

サイエンスZEROを見て、そのソメイヨシノの原木というものにぜひ、逢いたくなりました。
なんだかとてもロマンチックに思えたので。
公園の中のどの辺りかしらと探していて、こちらにお邪魔しました。
お写真など参考にしながら、出かけてみるつもりです。
ありがとう

投稿: ねこ | 2015年4月27日 (月) 12時46分

>なんだかとてもロマンチック

おっしゃるとおりで、染井村の職人が選んで増やした木なら染井にある…そして失われた、と漠然と考えていたものが、数百年たって実は…という話だからそう感じますよね。

お近くなら花の季節にもぜひどうぞ

投稿: snob | 2015年4月27日 (月) 17時34分

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