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2015年4月 1日 (水)

国立博物館庭園の桜

東京に住んで初めての春です。地元を中心に、毎日のように花見を楽しんでいます。 というか、年寄りを連れて歩くと自動的に花見になってしまうんですね。
Kinshi_cherry
手近な墨田川堤防も何度も。気温もぐっと上がった満開の週末はどちらかというとどれくらい人が出ているかを見るような心持でした。芸者のお茶接待所など他にないものもありますし、何と言っても屋形船をはじめとした花見の船がすごかった。   
Sumida_cherry
   
そんな中、上野に足を延ばす途中。これも浅草から「めぐりん」で外を眺めながら移動しようと停留所に目をやると、長蛇の列。乗る人も多いのですが、バスが来ないので客が滞留しています。年寄りには列の後ろにつくのは得策ではないと、浅草寺境内を抜けて国際通りまで花を見、ベンチで弁当をつかって移動しました。   
バスは1時間遅れでした。先のバス停が「雷門通り」「浅草駅」ですから、ごそっと降ります。そして乗り込んできた人たちは間違いなくさっきも並んでいたに違いありません。タブレットPCで運行状況を見るとバスが後ろに詰まってます。交通渋滞をtraffic jamといいますが、べっとりくっついて動かないんですね。   

上野駅に向かうも駅前から公園の高台に上がるのに30分かかりました。そんな時間に、PCをのぞいていると月曜日の休館日なのに動物園も博物館もオープンしています。これだけの人を逃すのはもったいない。   
   
そこで、去年シーズンが終わって気づいたので心待ちにしていた、国立博物館の庭園を訪れることにしました。この庭園は裏庭に当たり、通常は閉鎖、この時期のみ入れます。道路を挟んでさらに裏に寛永寺徳川墓地の勅額門がありますが、その道路からは庭園を囲む木々が遮って見ることができません。料金は国立博物館通常展のもの。博物館の庭だけあって京都や三溪園などから移築したものが並んでいたりします。綱吉が奉納した銅製の五重塔もありますが、これも京都から。   
まず周囲をぐるりと回って、そののちに泉水が見えてくる作りです。この池も江戸の寛永寺そのままではないでしょうが、古地図にも存在が確認されます。   
Kohaku_garden
この園内の桜が他と違うのは、通常解放していない庭だけに、高木となっているところです。これまで見てきた桜の名所はみんな手の届くところに枝が整えられています。   
Kohaku_cherry
庭園を拝見し終えて本館も一巡しました。最奥の部屋から庭園を望めるテラスに出られるようになっていますが、このドアもこの時期だけ解放されるそうです。   
   
そしてそのまま上野公園を山下まで歩きましたが、その人の多さ!   
はるか昔、人心を満たす(不平からそらす)ために上野・墨堤・飛鳥山・御殿山に桜を植えた吉宗は、その意味では見事な政治家だったのでしょう。今でもこんなに人を呼んでやまないのですから。
Ueno_cherry_2

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