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2015年6月25日 (木)

プール開き

自転車で学校帰りの自動とすれ違う時に、プールバッグを持っていることに気付きました。雨のときなどまだ肌寒いこともありますが、決められた気温に達すれば6月半ばにはプール開きを済ませた学校が多いはずです。   
   
夏休みまでの約ひと月水泳の授業が続くことになります。おそら学校のくプールでは子供たちの歓声が響いていることでしょう。   
子供たちの夏休みは昔と変わっていて、ラジオ体操のスタンプ集めもありませんし、プール開放も日数は極端に減りました。生活の多様化もあるのでしょうが、一律に何かを強制的することはなくなりました。   
   
中学校では体育の水泳授業で見学ががたんと増えます。いや1年生のうちはそうでもないのですが、2・3年になると女子のほとんどがプールサイドで休んでいることもあります。   
担任だったあるとき、校舎からプールを見下ろしてそれに気づきました。女子ですから水に入れない日もあるでしょう。しかしそれにしても多い。工程での運動なら平気で出来るのですから、思春期特有の羞恥心です。羞恥心といったって、日頃スカートの丈をウエストで折り込んで短くし、腿をあらわにするのは止めたってしたがるのですから、矛盾しています。   
   
実は大学時代、子どもの水泳の指導者で水難訓練をやっていた身からすると捨ててはおけません。海のない土地で大切さがわかっていないのです。私の友人は紋別出身で、子供は大人が漁船で港に連れ出して、海に放りこむのだそうです。   
そこで、生徒たちに話をしました。   
日本は海に囲まれた国で、将来どこに住むかわからない。テニスやバスケができなくて死ぬことはないが、泳げなくて命を落とすことはある。5mでも10mでも余計に泳げるように訓練しておけば、それで助かることもあるかもしれない、というようなこと。   
   
翌日のプールの体育授業は見学が減りました。その子たちが実際に泳力を必要とすることはないのでしょうが、去年韓国で修学旅行生を乗せた船が転覆しました。多くの学生が犠牲になりましたが、聞くところによるとかの国の学校にはプールがないそうです。   
あらためて自分の言ったことは間違いではなかったと思い出しました。

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