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2015年12月13日 (日)

江戸の人々の暮らし大全(河出書房新社)

今年、2015年発行で、江東区では見かけたけれどまだ墨田区には入っていない本だったので、そのまま借りて帰りました。こういうときタブレットPCを持ち歩いていると便利です。図書館によっては利用者に開放しているPC(けっこう古いものが多い)を使って確認もできます。   
   
「庶民の暮らし」「江戸のお仕事」「江戸の男と女」「江戸の社会」「江戸の武士」「将軍と大名」の6章立ての構成で、「食」「美容」などに分けられた節に、200を超える項目について書いてあります。   
Kurasidaizen

ひとつひとつの項目は600文字から800文字で説明され、たとえば「庶民の暮らし」「食」の蕎麦の項目には、   
・最初は食としてはうどんが主で、蕎麦は菓子屋が売っていた   
・けんどん屋で一杯盛り切り、掛け値なしのスタイルが江戸っ子に受けた   
・関東の醤油の発達などで蕎麦がうどんを逆転した   
・初期の種物は天ぷら、卵とじ、花巻、しっぽくなど   
といった内容が語られています。   
   
たばこと塩の博物館の記事でふれた、たばこの葉切り職人についてもこの本からの情報でした。   
   
どれをとってもどこかで聞いたことのある内容ですが、総花的に江戸を眺めるにはいいでしょう。あとがきにも触れていますが、KAWADE夢文庫の「江戸の庶民の朝から晩まで」など過去の6冊に、大幅な加筆・修正を行って再構成したものです。   
修正は当然として、捨てた項目もあるはずですから(たとえば肉食の話題は全くない)、いずれ元の本もあたる必要があるかもしれません。   
項目が多くて読むときに煩わしさを感じるからだと思いますが、ほとんどの項目に出典が銘記されていないので、内容を確認する作業はやりにくいでしょう。

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