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2015年12月24日 (木)

茨城のしっぽく蕎麦

自転車以外の遠出はしない主義ですが、好奇心に負けて、とうとう土浦市まで出かけてしまいました。   
以前にアド街を見ていたら、ここの老舗蕎麦屋が紹介され、メニューにしっぽくがあったのに気付いていたのです。    
東京都内に継続したしっぽくが見つからないなら、探索は周辺に広げるのが手です。    
土浦市は水戸街道沿いの霞ケ浦の港町として栄えたところで、江戸との流通の要衝。その文化が流れてくる場所としてふさわしい。そこに明治のはじめに開業した蕎麦屋、吾妻蕎麦総本店があります。    
   
土浦には今回が初めてです。朝思い立って出発、昼過ぎには着きました。駅は宿場の中心部からは離れているようです。土浦城に向かって歩き、旧水戸街道に出ると、そこは歴史地区として保存されている建物がいくつもありました。鉄道に近くなかったのがよかったのでしょう。    
吾妻総本店は、十分それに伍する店舗でした。
Azuma_2       
   
暖簾をくぐると、店内は広い。柱に貼られた「100年人気天ぷらそば」が目を惹いちゃいますが、目的は決まっています。「志っぽく蕎麦」を注文しました。お品書きには「五目」の但し書きが添えられています。    
すぐに蕎麦が運ばれてきてその速さにビックリしました。具はナルト・カマボコ・海苔・しいたけ・麩・鶏肉・インゲン、吸い口にユズと これまでいくつか試した「おかめ」と大差ありません。蕎麦は細くて(たぶん機械打ち)コシもあり、汁もうまい。
Sippoku_azuma_2
      
食べ終わり、ふとメニューに目を落とすと…「おかめ蕎麦」を見つけちゃいました。何が違うんだろう? 蕎麦1杯のために土浦に来て、後日再び1杯を食べにくるのはさすがにできません。    
Azuma_menu_2

幸い、この日の朝を食べていず、腹にもやや余裕がありました。思い切って注文です。前より早く出てきたような気がします。それがこれ。
Okame_azuma_2       
   
蕎麦も汁も同じ。具は鶏肉の有り無しだけが違いました。ある方が「しっぽく」 で150円ちがい。   
円楽の番組で専門家が言ってました。蕎麦が麺の形になった(そば切り)後、最初の種物が天ぷら、しっぽく、卵とじだったそうです。定まった形のないしっぽくが、いつか「おかめ」が生まれたとして、たぶん名前を変えただけに近かったのでしょう。両立したこともあるでしょうが、やがて「おかめ」に駆逐された―そんな図式が浮かびます。   
   
このところ何度か「おかめ」も食べました。もうどこでも「おかめ」の顔をかたどっている店も見つかりません。名が形を伴わないものになっています。いや若い人には「おかめ」自体が不明になっているのかも。将来、とんでもない名前に変わるかもしれませんね。   
Okame_kinjo_2 近所の「おかめ」 Okame_sunaba_2 砂場本店の「おかめ」

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