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2016年1月 6日 (水)

鳥文斎栄之の春画

ネットで探し回ると、永青文庫の展覧会でも、栄之の作品の評判が良いことがわかりました。浮世絵に関して、無知も同様の私が知らずに惹かれるのも無理はないですね。   
   
WEBにはフリーの春画画像がいくつもありますが、この「四季競艶図」は見当たりません。書籍をあたるしかなさそうです。肉筆画ゆえの美しさを間近に見てみたかったのです。 会場は暗かったですからね。   
   
画集というのは、その収録作品名で検索するのは難しいようです。確実ではありませんが、「春画~秘めたる笑いの世界」(2003:洋泉社)と別冊太陽「肉筆春画」(2009:平凡社)の2冊が網にかかりました。   
区内にはなかったので、荒川区、江東区でおさえました。 CDと違って書籍は自治体を越えて地元で借り出すことができるのですが、日数がかかってしまいます。自転車で気軽に借りに行ってすぐに手に取ることができました。
Syunnga春画~その秘めたる笑い Nikuhitsu肉筆春画    
   
もう1冊、「肉筆春画の世界」(2015:宝島社)は発行時期から考えて今回の永青文庫の展覧会にあわせて発行している可能性が高いです。別冊宝島というメジャーな部類だと思うのですが、シリーズの別の本を持っていても、これを蔵書とする図書館はないに等しい。検索当初これは東村山市と川口市にしかありませんでした。(現在は八王子も所蔵)   
春画だから?   
図書館では書籍はリクエストを受け付けるので、最寄館に申し込んでみました。購入が約束されてはいませんが、これで都内の他市から借りてくれます。   
1月以上かかって、暮に準備完了のメールが届きました。蔵書にしてくれました。返却待ちの人もありました。
Nikuhitusekai肉筆春画の世界    
   
結局この3冊に目的の「四季競艶図」が収録されていて、再会することができました。   
   
そこで書籍の限界に改めて気づかされました。大判で精細に美術品を掲載するとなると、見開き両面ということになります。   
結果、ページで絵が切れて綴じ込みの性質によってはつながりが歪んでしまいます。1ページ1枚だと大きさが犠牲になります。   
   
実際に綴目を比較します。   
Eishi1春画   Eishi2肉筆春画 Eishi3肉筆春画の世界
「春画」が最も水平に近く本を開くことができます。他の2冊はかなり丸まって影ができます。「肉筆春画」は前の人が無理に広げようとしたようで、綴じが全体的に緩くなっていました。抜けそうなページもありました。   
「肉筆春画の世界」は新品のために歪みが最もきつかった。ただし、この本は4枚をまとめて解説するページがあって、そこでは切れ目なしです。それぞれの絵の大きさは10cm x 6cmという残念なもの、ハガキの半分以下です。
Eishi4

収録品がわからない画集は他にもいくつかあるので、もっと探そうと思いますが、こういうものは電子書籍に利があるようです。

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