« 千束稲荷神社、二の午の地口行灯 | トップページ | 紀伊国屋文左衛門の墓 »

2016年2月20日 (土)

深川江戸資料館講座「長屋と庶民の暮らし」

長期展示企画の「長屋と…」に併せた有料講座です。ホームページで気にしていたのに、申し込むのが遅かった。窓口で問い合わせたら、参加者が定員に達して受付終了になっていました。   
もの欲しそうにしていたからでしょうか、5回講義のうち1~3ならば追加の要望が多く、若干名を受け付けると教えてくれましたので、申し込みをしておきました。   
   
後日通知が届き、講習料を近くの窓口に払い込めば申し込み完了となりました。3000円強でしたから、1回1000円の計算で、全5000円強と計算が合います。   
その第1回が先日ありました。すぐ近くの深川図書館で本を借りて時間まで暇をつぶして早めに会場に入りました。受付で追加分が別紙の名簿にあってとまどい、担当者に伺ったら今回は埋まるのが異様に早かったとのことでした。残り2回は会場を離れてのフィールドワークも含まれるので人数を増やすわけにはいかないようです。   
今回はテレビで何度か解説を見かけた元板橋美術館長の安村敏信先生の「のぞいてみよう江戸の暮らし~浮世絵を窓口として~」です。開口一番、浮世絵で長屋の生活はありません。そりゃそうですね。購買層の人たちの生活を描いても売れるはずもないでしょう。だから浮世絵が描いている対象に関する入門的な口座だったので、美術をまったく知らない自分にはちょうどよい話ばかりでした。   
特に今は北斎の娘の応為を追っているそうで、その光線描写を称賛していました。ただ落款入りの作品はあまりないそうで、北斎の代筆をしたものがかなりあるのではないか、また有名美術館蔵のものがかわいそうに真筆ではないと目しているそうです。   
浮世絵に興味を持った若いころはまだ豊国なんかも数万円で買えたのが今では数百万値が上がっている、今だったら揚州周延がキレイだし将来性があるのではとお勧めしてしてましたが、きっと海外への流出を止めたいんだなと思いました(TV番組でくやしがっていた)   
   
お話の後、こういう機会に質問しなければもったいない。歌麿の「深川の雪」について情報をお願いしました。美術・美術史の立場からは、あの筆致であれだけの大作を描ける偽作者はいないだろうとのお答えをいただきました。   
どの作品でも賛否の立場から証拠を出しあうものだとのことでした。

おまけで、携わっているこれからの展示会の紹介。東京都美術館の若冲展と江戸博の妖怪画展、江戸博のは企画展かと思ったらダ・ビンチと肩を並べる特別展です。何か大がかりな仕掛けもありそうなのかな?

|

« 千束稲荷神社、二の午の地口行灯 | トップページ | 紀伊国屋文左衛門の墓 »

コメント

 何故江戸には長屋が多かったのか?

 当然ですね。江戸が新興都市でたくさんの人が流れ込んできたからです。参勤交代で江戸詰めになる各藩の大名の為に江戸には多数の大名屋敷が作られ、徳川家が庇護した神社仏閣も広大な敷地を占めた為に、庶民はドブを這って歩いて、九尺二間の狭い長屋に押し込められたんですね。

 もっともそう云う生活だったからこそ、江戸落語で語られる人情噺や滑稽噺が出来たんですね。

投稿: 藪井竹庵 | 2016年2月20日 (土) 23時15分

町人というと本当は日本橋あたりの土地も財産もある町人を指すらしいですね。でも祖父までは小作農だった自分としてはやはり何も財産のない長屋住まいの人たちに肩入れしたくなります。

投稿: snob | 2016年2月23日 (火) 16時51分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 深川江戸資料館講座「長屋と庶民の暮らし」:

« 千束稲荷神社、二の午の地口行灯 | トップページ | 紀伊国屋文左衛門の墓 »