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2016年2月 1日 (月)

「地図で読み解く江戸・東京」(技術評論社)

Chizude
地域ごとではなく、「家康の都市計画」「庶民の暮らしの知恵」「水道」「商業」「遊興」などの項目ごとに地図を参照して解説する書籍です。地図も古地図そのものではなく、古地図から起こしたものを使っています。全ページカラーだし、判型がA4とやや大きく、地図が見やすくできています。   
古地図だけでなく、現代地図との比較はもとより、浮世絵・図絵・組織図・グラフなどを駆使して江戸を解説しています。内容はやや初心者向けというか、江戸の知識をまとめた総合的なものです。    
   
総合的な視点は時として必要なもので、江戸中期の神田・玉川上水以外の上水廃止は、幕府財政のひっ迫と、井戸掘り技術の進歩・価格値下がりが重なってできたという指摘は新鮮でした。言われてみれば、学者(室鳩巣)の風水的な意見一つでライフラインを簡単に削れるはずもありません。   
   
総ページが121ページで、地図がかなりの部分を占めていますから、各項目ごとの説明が概説になるのは仕方のないことです。下に引用させてもらったのは近郊野菜栽培MAPです。    
    Chizudeyomitoku
ここで使用された地図の一部は「今昔散歩重ね地図」(ジャピール)を加工したものです。もちろん、拡大して各地を表示するのにつかわれますが、土地利用や消火組織の分担を色分け加工した大江戸図が使われるケースが多いです。   
   
何年か前に「江戸明治東京重ね地図」を買った後、その後継版ともいうべき地図ソフトがジャピール(ジャパン・アピールの意味だそう)から出ました。「重ね地図」を入手したばかりだったのと、インストールが2回限りと制限されるものだったことから、PCの買い替えや、私の場合頻繁なリカバリに堪えられないと思われて手を出しませんでした。現に暮れからまた不調をきたしたメインPCのリカバリをはじめ、1か月たっても終わってません。   
ところが、発売からそうたっていないはずの「今昔散歩…」が在庫なしになっています。発売元のサイトでもSoldOutの表示。ちょっと気になったのに惜しいことでした。

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