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2016年2月 9日 (火)

新年度の教科書を入手する

年が明けて、学校の授業を先行しているおまけ塾では今年の教科書範囲を教え終わりました。そうはいっても教えたら身に着くものというものではないので、何度も反復しています。例えば2年生の「比較」は10月終わりから教え始めて、まだ毎回扱います。「言わされた英語でなく自ら発した英語でないと見に着かない」というモットーからすると本当に身に着く教材を開発しきれていないということかもしれません。   
   
教科書は読みの材料としてしか使っていません。あと、教える内容の順序を決めるのに使っているか。合わせて日頃の学校授業の理解に役立たせないといけないですから。    
だから、教科書本文に教科書CDの音声を組み込んだ、自作電子教科書を作ります。もちろん外に出せるものではありませんので、自家使用だけです。電子教科書が販売されるようになる前から、学校の教室でそうやって使っていました。    
本文を投影しながら、ボタンクリックで1ページ読み上げたり、1文をクリックするとその文をリピート用に二度読み上げるのが主機能です。教科書を読みながら英語を教えるのではなく、単語や発音、用法・文法、関連文化を教えた後、いきなり読み下して理解するやりかたを取っているので、市販品では合わないでしょう。    
   
思い出すと新任教師のころはカセットテープで、キュルキュル巻き戻ししながら使ってました。    
CDの時代には巻き戻しが難しいので、1ページ読むトラックと1文ごとにリピートする空白がはさまれたトラックがありましたが、何度も反復したい文を取り出すことは難しくなりました。    
一般には知られていないと思いますが、バーコード付きのテキストでCDをコントロールする「CDリピーター」という高価な教育機器を買ってもらって活用しましたが、よく故障もしたし、私以外の先生にはなかなか広まりませんでした。
Cdrepeater     
   
また、生徒が教科書を読むとき下を向いて喉を狭めるのが嫌で、OHPにテキストを書いて色シートで文を指定して、自分やALTの声をリピートさせました。    
   
プロジェクターと自作電子教科書でそのへんの問題をクリアできたのです。PCさまさまです。Flashで作れば文字と音の連携や再生タイミングなど自由に作成することができます。    
   
来年度は教科書が改訂されます。教科書会社と一部の学校管理職との不透明な金のやり取りが報道されましたが、採択教科書もこのタイミングで選びなおします。(本当は毎年検討だし、改定時の選択変更もめったにありません。私の教員生活中一度だけ変更になり、また戻っただけです)
Textbook       
   
電子教科書も作り直しになりますが、今、来年度の教科書は年度が替わるまで一般に手に入りません(展示場で期間を切って閲覧は可能:学校には「見本」が届いているので事前準備に使えます)。    
教科書はたいていの自治体で禁帯出図書になっているので、めんどうです。以前に文京区は貸し出ししてくれることがわかっていたので、今回もお世話になることにしました。ところが、真砂図書館が改築中で梱包されていて出すことができないことがわかりました。他の図書館には二世代も三世代も前の教科書しかありません。加えて、真砂のも現行最新にとどまり、新年度のものはないこともわかりました。    
   
途方に暮れていたら、救う神はあるもので、唯一葛飾区で新教科書を貸し出しまでしてくれることがわかったので金町まで出かけて登録し、無事に借りることができました。返すのも次回の借り出しも、荒川一つ隔てた四つ木でできるのでとてもありがたいです。    
音声の購入は、これは教科書そのものではないので、3月近くになれば可能です。それまでは自分の声で我慢しましょう。

WEBで予約して取りに行ったところそばの書架にCDで昨年出た「星寄席」(志ん朝・小三治)がありました。ずいぶん前に文京区でテープを借りて聞いたことがあるし、内容も朗読に過ぎないのは分かってますが、借りちゃいました。

借りた教科書は2社なのですが、どうしたのか”Rakugo”をどちらも題材に扱っています。どうした風のふきまわしなんでしょう?

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コメント

 現在ヤフーブログには障害が発生していて、ページを開けないのでメモ帳に書いた先生へのリコメがコピペできないから、こちらへ訪問しました(^ω^)

 藪さんは常々考えているのですが、外国語の学習にとって一番重要な事は、日本語を一切使わずに学習しようとする外国語でしか意思が伝わらない状況に自分を置く事ですね。外国人のお相撲さんで通訳を使って日本語のインタビューを受けてる人なんて一人もいません。

 それと、厚切りジェイソンと日本語学者の金田一秀穂先生が日本語に付いて対談したNHKの番組を再放送も含めて二回も見ちゃいましたが・・・ジェイソンは単なるお笑いタレントじゃなくて、デーブ・スペクターよりも頭のいい奴だって事が判りました。

 彼は19歳で来日して、二年間日本語の学習をして米国の企業に就職しましたが、その企業が日本に進出したのに伴って再来日しました。彼は米国企業のちゃんとした社員であり、その就業時間外でラジオの人生相談も日本語でやってるスーパーマンです。米国が夜の時に、日本でタレント活動をしている。彼の睡眠時間は三時間だそうです(^ω^)

投稿: 藪井竹庵 | 2016年2月10日 (水) 19時27分

まったくおっしゃる通りで、若くなくたって英語環境に放り込めばほとんどの人がしゃべれるようになるはずで、明治以来の文法を教えるやり方では立ち行かないことは100年かけて証明されているわけです。

さらにいえば、○○を英語で言いなさい、では不足で、英語で言いたい環境が必要です。その点ALT(外国人教師)は画期的なシステム変更でした。
問題はそれが生かされているかどうか…

投稿: snob | 2016年2月11日 (木) 06時22分

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