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2016年3月 3日 (木)

円朝祭の小さん(小学館)、全巻そろう

完結してから、4ヶ月。少し時間がかかりましたが、文京区に全巻そろいました。毎月発売していたシリーズ、1巻が蔵書となって2・3は順調に入っていましたが、最後の巻はちょっと間が開きました。さっそく借りて、聞いて返却を済ませたのでレポートします。   
1が1985~1988、2は1989~1992、3には人間国宝になった1995前後の1993~1996、そして4には1997~2001で倒れた後の音源となります。小さんも85歳を迎えました。
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解説の長井さんがいくつか触れています。たとえば、第2巻の「蒟蒻問答」で、湯灌場踊りの歌詞を忘れてしまい、それを噺中の人物が忘れたようにしてくすぐりに変えたのか、堂々と「本に忘れただよ。勘弁してもらうべえ」と権助に言わせて大喝采をもらっています。次の「あくび指南」にも数カ所気になる個所がありましたが、全然問題にはなりません。    
それが4巻になってはっきり衰えが見られます。この時期の音源は販売されたこと自体が珍しいのですが、息切れした感じの個所もいくつかあります。    
   
かつて細々と落語を聞き続けていたのが、ぷっつり止めたのは小さんの無表情で単調な高座を放送で聞いたからでした。「もう落語はいいや」と思った記憶があります。    
だから小さんについては発売されていない音源、個人が放送を録音録画してある音源がたくさんあるはずですし、出たら聞いてみたくなっちゃいますが、これより後のは出なくてもいいかなとも感じます。   
   
最後の高座といえば圓生の習志野の「桜鯛」は聞いてみたいと思いますし、文楽の「勉強しなおして…」はまた別の意味で、ありえないことですけれど放送しないかなあ。

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