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2016年6月 6日 (月)

たばしお寄席

続けてふたつの落語会に行きました。なんだか近頃は若い人女性にも落語家が人気だそうですが、こちらはそんなこともなく。一つはクローズドな会で扇遊、「団子坂奇譚」が耳新しい演目でした。扇橋がよくかけていたそうですが、途中で、上方の「脛かじり」だということがわかりました。「脛かじり」は資料で知っているだけでしたが、江戸に翻案して、武士が蕎麦屋に弟子入りするという設定にちょっと飛躍を感じました。   
   
もう一つはたばこと塩の博物館がひらく、年に一度の「たばしお寄席」。この落語会は、博物館の入場料だけの大サービスで、整理券が発行されます。年間パスポートにはこれも含まれます。   
いつもの講演会と同様とはいえ、15分という地の利を生かし、開館前に到着しました。それでも先にならぶ人がいました。整理券を受け取るといったん帰宅して午後の開演を迎えると整理番号順に入場します。   
現在開催されている特別展「根付と提げ物」にリンクしてネタだしで古今亭志ん橋「宗珉の滝」。いわずとしれた腰元彫り(装身具)の二代横谷宗珉を主人公とした職人ものです。古今亭ならではの噺で志ん橋も達者なものでした。   
一席終わると世話人の新藤茂氏との対談でした。「宗珉は金明竹にもでてくる」ことから始まり、博物館のこの土地が志ん橋の生まれに近いこと、そして「なめくじ長屋」と目と鼻の先であることから、志ん生の臨終までの介護の話題もありました。そしてたばしお寄席の常連だった殿下=せんに亡くなった喜多八の思い出も語られました。   
志ん生を看取る話もまだ十分に通じるのも、客の年齢ですね。志ん朝が志ん生を継がなかったのには、三木のり平劇団員で活動するときに座長よりも大きな名を持っているわけにはいかなかったことも一つあったと明かしてくれました。   
志ん橋もまだ71です。古今亭の芸を伝え続けてくれることでしょう。

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