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2016年11月

2016年11月26日 (土)

シーボルト 国立科学博物館

科博にはちょこちょこ足を運びますが、現在の特別展は「ラスコー洞窟」。自分にはちょっと興味の薄いテーマです。精密なレプリカを持ってきていて、光の当たり方によるアニメ表現とか言っても、しょせん雑な線画なので…   
昨年の進化のジャンプをとりあげた「生命大躍進」はNHKの同番組と相まって大好物でしたが。   
   
特別展に入場すると、自動的に通常展にも入れるのは当たり前のことですけれど、今回は企画展で「シーボルト」もついでに見学できちゃうのがお得です。   
以前に歴博に見に行ってそのあと江戸博・名古屋・大阪と巡回している「シーボルトの日本博物館」が、シーボルトの収集した美術工芸や伊能図写本などの文化面に重点を置いているのに対し、持ち帰った植物・動物の資料に焦点を当てています。科学博物館だから当然ですが、シーボルト自身が博物学者であった、その科学面を論じるにふさわしい場所です。   
シーボルトはみなもと太郎「風雲児たち」でも一時期の主役でしたから、けっこうその業績は知っているつもりでした。弟子たちに日本の文物に関してレポートを課して資料を収集したり、絵師に姿を描かせたり。でも植物については標本(=押し花)にして持ち帰り、それが現存するとは知りませんでした。この時代に生きていた生物が目的を持って保存されているというのは驚きでした。   
現地妻のお滝の名をつけたオタクサ(アジサイ)標本も帰国していました。
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動物もサンショウウオなどいくつか持ち帰って動物園で飼育もされたようですがそちらは残っていない。企画展内の動物標本は科博自身の蔵品でした。
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この展示は12/4までとなっています。

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2016年11月22日 (火)

禅zen 国立博物館

この禅宗に関する特別展覧会に行きました。中国から渡ってきて鎌倉・南北朝・応仁の乱の時期に時代を築いた宗派ですから、「江戸」にはあまり関係ないなと思っていましたら、展示を見ると、仏具や装具で「蒟蒻問答」、時代が下がって黄檗宗では「(金)明竹」とそこここで落語を思い出されるものでありました。修行の托鉢が「ホゥ」というのは何かの小話にあった気がします。
この展覧会は27日日曜日までです。最後の最後に若冲の絵画2点が追加されています。

会場は平成館ですが、ここには初めて入りました。本館ではまた別の特別展(料金別)が同時に開かれているくらいの大きさです。時間がたっぷりあるときでなければすべて見ることは難しいでしょう。
今回は家の年寄りがデイサービスで不在ですから、時間をとることができ、平成館も本館の通常展を見ることができました。
平成館では縄文・弥生の出土品が主たる展示物で、本館は時代や地域に分かれた展示室の集まりです。展示替えが頻繁にありますから、何度も行く価値があります。

知らずに行ったのですが、秋の庭園公開をしていました。回遊式庭園の名残を春の桜とちがった趣で楽しめました。(12/4まで)
因州池田邸から移築の大名屋敷門あたりの紅葉も見事なものでした。

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2016年11月20日 (日)

radikoの進化・タイムフリー

わずかに残る落語番組をツールで録音していると、配信仕様の変更=録音失敗にあとで気づくことがあります。いつも使っているノートPCのふたをうっかり閉めてしまうと、レジュームからの復帰ができずに録れていないこともありました。
先日も日曜の落語番組に失敗をしてしまいました。すると「タイムフリー」というサービス(の実証実験)が始まっていて、番組を1週間遡って聞けることを知りました。おかげで聞き逃したぶんを補うことができました。

こういう進化は大歓迎です。タブレットをカバンに入れてBTヘッドフォンで電車移動中に聞きます(CMも飛ばさずに聞きます)

先に、有料で「エリアフリー」というサービスがありますがこちらは今のところ利用しないままです。はるか昔、受験生時代なら夕方から聞こえるようになる仙台放送のやまがたすみこの番組や広島放送の番組に耳を傾けたりしましたが…

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2016年11月18日 (金)

浅草防災のつどい 2016

防災のつどいですが全部の消防署が主催するわけではないのか、単にネット上に告知されているわけでないのか。   
人集めに落語をやるのはごく一部だけで、ちゃんと識者の講演を設定しているところもありますね。古文書・文献を読み解いて現在の防災に生かす、とか聞いてみたいような気もします。そういうところも音楽演奏会を併催しています。ねずっちのは墨田区本所署・中央区京橋署と防災講演が人気のようです。   
浅草署の防災のつどいは毎年浅草公会堂です。そこいらで昼食をすませて、地域のものではありませんがと念を押して入場しました。   
表彰式の後、今回の防災落語家は春風亭一之輔でした。   
開口一番、「浅草公会堂をこんなにゼイタクに使っているのは浅草消防署だけだ」とクスグりましたから、遠慮なく入場して大丈夫です。   
笑点の三平をいじりまくって会場をあっためた後、酔っぱらいの小噺を始めましたから何かとおもったら、ケチ小噺から「味噌蔵」に 入りました。40分たっぷり聞けるのはうれしいものです。   
   
高座を済ませて、一之輔も表彰されます。記念品に名入りの刺子半纏を授与されましたが、これは後日、噺に生きる可能性のある記念品だと思いました。   
これも浅草署のつどいに協賛スポンサーがついているからでしょうが、そのスポンサーからの提供品で抽選会が行われて、一之輔がくじを引きました。   
入場者数と当たりくじの数でみると割のいいイベントで、私にも当たりました。   
それと別に出口で、管内の待乳山聖天にちなんだ大根が全員に配られました。

公会堂の2階からふと外に目をやると向かいの浅草寺伝法院の紅葉が盛りとなっていました。

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2016年11月12日 (土)

東大 史料編纂所

気温が下がった朝に、羽毛布団と毛布の重ね順を間違ってしまい、ちょっぴり風邪気味になりました。寝込むまでのことはないですが、トレーニングには耐えられないようです。   
それでも雨もあがるかと自転車で隅田川を超えました。    
言問通りをまっすぐ進んでもJR線路をまたぐ跨線橋を渡って上野桜木へ、さらに東大の裏手にたどりつきます。本郷通りで左に折れるとすぐに大学正門、そして赤門。何度も通り過ぎたところですが、構内に入るのは初めてでした。    
赤門からすぐの所に史料編纂所の建物があります。11、12の両日は年に一度(多分)の資料公開日で、今年は事前に気づいて逃さなかったのです。
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国宝をふくむ貴重な資料の一部を展示して業績を示すとともに、募金での資金助力も仰ぐ機会となっています。
今回は3室に、「大日本史」の資料原稿など、「斎藤月岑日記」など、「秀吉朱印状」などと、分けて展示されました。特に系統だててのものではありません。   
最後の部屋の壁面には、「落合佐平次道次背旗」(長篠の合戦時に磔になった鳥居強右衛門の姿を旗印としたもの)のレプリカが強く目を引きました。昨年補修が終わったもので、掛け軸として保存されたものを軸からはがして修理、裏面の絵も確認できるなどの大きな成果を上げたそうです。   
   
個人的には、国宝島津家文書から「江戸大地震之図」が展示に出ているのを見たくての訪問でした。もちろん原本はでるはずもなく、写真36枚中の2枚の展示にすぎません。写真は小さいしどうしても光沢紙の中で「写真」然とした資料でしかありません。   
この図の事を知ったTV番組も消去していますし久々の対面でした。異本からの書籍も借りましたが、巻物を書籍のページで区切っての印刷ですので見づらいこと甚だしい。   
立ち会いの先生に、デジタル公開の可能性を質問してみたかったのが最大の動機でした。   
   
まあ、公開の意志はある・作業の優先準があるので予定が立たない、という予想された答えでしたが、それでもいつかはという希望はつながりました。   
公開されたとしたら分割でしょうから、「熈代勝覧」のようにつなげてスクロールして鑑賞しようと楽しみにしています。   
   
展示公開に感謝して、赤門を通って退出しました。まだ小雨は続いていたので三四郎池や新・ハチ公像などの散策は日を改めることにしました。

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2016年11月 9日 (水)

向島防災のつどい 2016

つづけて曳舟文化センターでの「高座」です。って、地域の防災啓発行事に参加してきました。日本堤署と同時開催で地元を優先しました。

セレモニーは防災に寄与のあった人・団体の表彰から始まります。その後に「防災落語」があり、つどい誰でも拒まれることなく入場できるのはこの氷床の席に大勢の利害関係のない人が臨席する状況をつくるためなんだろうと思います。仲間うちの表彰より気分はいいいでしょうから。

手がちょっとかかる年寄りのいない今年は会の頭から着席しました。昨今流行りのゆるキャラ、キュータくんが登壇して場を盛り上げました。

目当ての落語は、柳家海舟の高座でした。40を過ぎて入門という異色の噺家で、小りん門下(演者紹介で司会の消防官がコリン:英名のColinのアクセントで発音して、一般の認識はそんなものかとおもいしりました)。前名が師匠にちなんだりん太郎で、勝海舟の子孫に認められての現芸名だそうです。
勝海舟の江戸無血開城…うまくいかなかtっときは江戸放火という心づもりのエピから、「防火落語・二番煎じ」に繋げました。
いつも古典落語のことばをどう変えているかということに期待と恐れで注目してしまいます。、今回は、酒に続いて実はしし鍋の具材を持参しているというところで、「わたしはおかずを持ってきた」には、ちょっと首をかしげましたが、ほかは上々、楽しめました。
この「二番煎じ」、向島防火のつどいにはぴったりの演目です。というのはこのあと地区の夜回り出発式を控えているのです。
実家のほうでは冬の夜というと、消防車がカンカンと寂しい音色の鐘を鳴らして通りを巡行します。でもこちら下町では拍子木を打ちながらこの噺のように集団で歩きまわっているのです。
出発式は、刺し子半纏の頭を先頭に木やりで入場です。そして海舟の音頭で観客を交えて出発の気勢を上げました。

その夜、さっそく夜回りに出会いました。東京ならではの、江戸生まれの習慣です。

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