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2017年1月

2017年1月10日 (火)

すみだ北斎美術館

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11月に開館したので、年末から年始にかけてもいくつかの番組で取り上げられました。   
そのひとつが、隅田川沿いの牛島神社に奉納されていた北斎画の大絵馬を修復するというもの。焼失したけれど、震災前のモノクロ写真が残っていて、以前からその旨の掲示板を境内で見かけました。それをITCを駆使してモノクロ濃淡を色に置き換えていく作業を繰り返すものでした。それは常設展の入り口に掲げられています。
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余談ですが、古写真の彩色や退色写真の復元もたびたびテレビが取り上げられてます。明治時代の色付け絵葉書や、ちょっと前にはハリウッドモノクロ映画の彩色(「カサブランカ」や「史上最大の作戦」)もありましたが、技術は格段に進歩しているようですね。   
そういえば、北斎美術館の近くの映画館で「ローグ・ワン」を見ましたが、まだまだ蘇ったターキン総督やレイア姫の表情にはまだ違和感が残ります。そういうのももっと使われるようになってもっと自然になるんでしょうね。志ん生もアニメじゃなくてCGで動いたりして…   
   
開館以来、ずっと混雑が続いていたようで、たまたま食堂でお客さんがそんなことを話題にしたのを耳にしたりで、落ち着くのを待ちました。現在の企画展が「北斎の帰還」と称し、100年余り行方不明だった「隅田川両岸景色図巻」が今週末まで里帰り展示されているのですから、それを見逃すわけにはいきません。私としては巻物の最後の吉原の座敷の場面より、柳橋からずっと隅田川を遡り、今戸で山谷堀、吉原遊郭にいたるまでの風景に惹かれます。   
柳橋では、近くの両国橋と向う両国の小屋、回向院の屋根が「すやり霞」に見え隠れします。絵巻を移動しながらどの地区・建物かと目を凝らします。

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美術館の外観も美術作品となっています。入館はチケットを買ってエレベーター2台での移動で、これは入り口が混雑するはずだと思いました。開館一番の時間に行って正解でした。企画展の4階から見学開始です。その階は常設展の部屋と二分され、3Fの企画展もう一部屋とはらせん階段で行き来できます。復元大絵馬が出迎えてくれる常設展は意外と狭い。一部屋に北斎の時系列を展示しています。二部屋の企画展がない時期はちょっとさびしい気がします。でも3週間後からの次の企画展が予告されています。年間スケジュールが出て、良い企画が続くようなら年間パスもよいかもしれません。

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2017年1月 6日 (金)

たばこと塩の博物館の「伊達男のこだわり」展

Dateotoko
たば塩寄席のあと、ずいぶん間をあけちゃいましたが表題の展覧会にふらりとでかけてきました。
この博物館の性格上、装身具というと煙管・煙草入れなどの「喫煙具」が中心となり、それを体に留める根付といういつものやつになります。紙巻きたばこが主流になった昭和初期に生活用具としての役割を終えた、こういう喫煙具はものも江戸時代の現物がそのままのこされていますし、近代・現代品も大きく変わっていません。
   
会場に入ると最初の展示は伊達政宗の墓所から出た副葬品の煙管。つなぐ羅宇は朽ちて残骸ですが、雁首と吸い口はそろいます。日の決まった時刻に煙草を飲んだといいます。例の仙台高尾伝説の三代綱宗の発掘された煙管も並んでいます。

そしてこのたびたび博物館の収蔵の柱となっている、桂文楽の喫煙道具は今回もちゃんと展示されていました。    
もちろんほかの分野の装身具、武士の刀の鍔のコーナーもちょこっとありました。

常設展の浮世絵も正月仕様でむかえてくれました。   

もう土産物・記念品はふやさないのをモットーにしているはずなのに出口のミュージアムショップで見かけたフォリダをつい買ってしまいました。なにしろ柄が文楽の煙草入れのものだったからです。   
   
この展覧会は明後日9日までです。

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2017年1月 5日 (木)

すみだ文化郷土資料館の「すみだの四季」展

暮れから開かれていた展示会ですが年明けてから行きました。   
   
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副題が「浮世絵に見る季節の移ろい」とあるように、本展は、春=花見、夏=蛍狩りと花火、秋=百花園、冬=隅田川の雪景色、などを題材とした江戸から昭和初期の浮世絵を集めたものです。   
手持ちの資料の中から(だから写真撮影可)、初代から三代までの広重をはじめとして66点ずらりと並べています。今は失われてしまっている名所もありますが、たいていがすぐそこにあるものの過去の姿ですから、浮世絵を見ながら実景を思い出して比べます。
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いつももらうパンフレットはもうなくなっていて、そのかわりというわけじゃないですが、今年初の試みだという、「すみだの四季」カレンダーをくれました。   
   
この展覧会は2/5までですが、この時期に毎年併催される「隅田川七福神の世界」は連休の9日までとなっています。
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2017年1月 4日 (水)

隅田川七福神めぐり

谷中・浅草名所・下谷と続けている七福神めぐり。今年は20年ぶりくらいに地元の隅田川七福神に回帰です。   
前回は幼かった子供を連れて歩いてまわりましたが年月がたって事情に少し変化があります。年寄りは歩けなくなりましたが、前はなかった循環バスが通るようになりました。バスも七福神用の臨時バスを設けているので移動距離が最短になります。    
   
巡る順は任意ですが、隅田川沿いに並ぶ七福神、バスだと上流側の多門寺から始めるのがよいでしょう。ちなみに七福神御朱印用の色紙は両端の多門寺か三囲神社だけに置いてあるので注意です。

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多門寺は藁葺屋根の山門が迎えてくれます。これは区内で最古の建造物です。またこのあたりは隅田川が綾瀬川と合流・分流していた場所(今は荒川と水門でつながる)で高い建物がないので、喧騒を感じない鄙びた味わいです。   
バス停でギリギリ乗り込み、地蔵坂停でおりて白髭神社に向かいましたが、参拝の列が境内から外に溢れていました。近所だしまた来ることにして、近くの百花園に行きました。ここは2・3日は入場無料で福神像を拝めます(ただし園内遊覧不可)。当園開祖の子孫が営む茶店は大盛況でした。門前によく来るきび団子にも客が群がっています。   
またバスで臨時停留所で降りて、長命寺・弘福寺、ちょっと歩いて三囲神社。ここの社殿は震災戦災をくぐり抜けた江戸のものです。   
6社寺で七福神完了です。
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百花園に集まる文化人がこの隅田川七福神を選定したそうですが、(位置は変わったけれど)すぐ近くに牛島神社・梅若伝説の木母寺・隅田川神社もあるのに6カ所になったのは三囲に大黒・恵比寿2神が祀られているからです。どうせなら他を組み込んでもよかったのに。   
   
バスを使って半日かかりました。御朱印を集めるのに日を変えて朝のうちに自転車でもうひと巡りしましたが、2時間かからずにすみました。

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2017年1月 2日 (月)

えどはくでお正月2017!!

すっかり更新を怠けてました(ネタなしともいう)が、恒例の江戸博常設展無料開放に行ってきました。このような日を利用しなくても「友の会」に入ろうとチャンスをうかがっていますが、郵送で申し込むのもちょっとかったるい。   
   
Edohakunewyear2017
江戸ゾーンだけを廻ります。いつものようにからくり人形、獅子舞、琴の演奏などの正月行事がおこなわれています。今回は大きな展示入れ替えもなかったのでほぼ同じものですが、どの展示、どの模型を見ても落ち着きます。もっと増やしてほしい。「江戸の美」ゾーンなかすっぽり空いているようでもったいない。    
常設展内の企画展は「徳川将軍家の婚礼」をじっくり見ました。歴代将軍の正室のリストがあります。将軍との間の子はとても少ない。側室がなければ家系の継続はなかったんだと実感。正月らしく入り口正面の貝合わせが美しい。和宮の嫁入り道具の伊勢物語かるたにも目をひきます。展示されているものは使い込まれた生活環はありません。それがお姫様なんでしょう。   
   
江戸博は今秋10月から来3月まで改修工事で休館になりますので、この催しは一年お休みとなります。   

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