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2017年2月 1日 (水)

日比谷図書文化館・発掘された大名屋敷

日比谷公園の南端、公会堂の隣に図書館があります。各地のこういう展示施設の情報は図書館に行ってチラシを収めたラックや、博物館のポスターで知ることが多いです。   
   
日比谷までなら自転車で日本橋、京橋と越していけばわりとすぐです。もともとが入り江の埋め立て地、上り坂がありません。千代田区は落語音源のほとんどを千代田図書館、昌平まちかど図書館ですましましたから、ここは初めてです。
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足を踏み入れるとよく図書館にある展示コーナーとは一線を画す施設でした。千代田区の歴史施設を兼ねた複合施設です。1階中心には常設の歴史展示があり、今回の「大名屋敷」は特別展示室で行われていたのです。   
(入場券売機がありましたが、今回は無料)   
常設展のほうは、古代日比谷湊から現代にいたるまでの通史をジオラマやパネルと使って見せてくれます。溜池の発掘で時代ごとの利用を示したものに興味をひかれました。   
特別展は入り口廊下の大名行列の絵が展示室へ誘います。発掘された什器や大名屋敷の造作の一部などの実物がおいてありました。   
   
そして、展示の最後にみつけた「Time Trip Viewニコライ堂」のコーナーは思いがけずに、ずっと見たいと切望していたものでした。   
高台にある神田のニコライ堂で、修理か何かの折にやぐらを立てて連続パノラマ写真を撮ったらしいです。それ自体は明治のものですが、そこから近代の施設・建築を取り除いて、CGで江戸の眺めを再現しているのです。   
それも3mほどの半径の筒状の小部屋の壁面に、元の明治写真と復元江戸写真を上下に並べて展示しているので、ぐるりと景色を見渡すように見ることができます。   
たとえば江戸時代の後楽園のある水戸屋敷は明治写真では練兵場です。それを古地図などをもとに江戸に戻してあります。(フジテレビのサイトに製作者のブログあり)   
Edopanorama 展示会図録から   
フジテレビのプロジェクトで3年がかりの労作です。この展示会の図録やウエブで今後目にする機会があるかもしれませんが、自分を360°取り巻くように眺めることは今回限りかもしれません。

もうひとつ、発掘報告の中に、勤番屋敷の塵芥に関するものがありました。イワシやアジの魚類、ガン、カモ、キジなどの鳥類の他にシカ・イノシシ・ブタ・タヌキの哺乳類獣骨がふくまれるそうです。下級武士に限ったことかもしれませんが、獣肉食はおもったより普通の事だったのかもしれません。
    
大満足の展示でした。   

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