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2017年3月

2017年3月31日 (金)

江戸博の熈代勝覧展示

江戸東京博物館では来週いっぱい4/9まで「江戸と北京~18世紀の都市と暮らし」展を開催しています。同時代の江戸と北京を比べることで文化のつながりを示すものでしょう。   
中国史や北京に興味は全くないのですが、十数年ぶりに「熈代勝覧」が里帰りすると知って楽しみにしていました。
Edohaku_peking    
   
入り口すぐには両都市の城郭の比較があります。そのあと都市の生活・学問・服飾と分野別に文物が並べられています。出口の際には芸術分野が配されています。   
熈代勝覧は都市生活のパートにあります。中国のほうも「万寿慶典図(墨)」「万寿盛典図(色彩)」という工程の長寿を祝った行列を描くという性格が違いますが、通りの端から端まで描写する絵巻物が展示されています。
Manju 江戸博HPより    
初めて見る実・熈代勝覧はすみずみまで確かめるには何度も往復が必要でした。来場者も中国の絵巻よりこちらに集まっているような気がしました。   
   
ニフティの編成替えで加入ユーザーのウエブスペースが変更となってこのブログ左上の熈代勝覧リンクが切れたままになっていますが、これを機会に近く手を入れることにしましょう。

そして、展示会場を一歩離れた部屋で思わぬ映像上映をやっていました。それぞれ10分強の時間で江戸城と北京の城のCGを交代で見せていたのです。昔NHKでCG化した映像がありましたが、余分なドラマパートなどなく、「空から…ながめてみよう」チックで何度か視聴してしまいました。
あとで江戸博図書館で見られるようになるかもと質問してみましたが、こういう展示用の映像作品はその後ライブラリーとして公開はされないようだとのことなので、今回入場してよかった。

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2017年3月29日 (水)

すみだ北斎美術館を支えるコレクター

北斎美術館を作るにあたって墨田区は巨額の支出があったと思いますが、公費だけでなく、有志がスポンサーになって購入した作品も数多くあります。   
なにより二人の研究家のコレクションが大きな基礎となっていて、それを中心にした展示が二つ目の企画です。2/4~4/2の期間中に展示替えがありましたが、近所でもあることだし年間パスポートを購入したので何度も鑑賞に出かけられます。   
   
通常展では精細レプリカを時代順に並べていますが、さすがピーター・モースのコレクションもすべての時代を網羅しています。   
昨秋の開館以来いくつもの番組でこの美術館を取り上げてきました。こないだの「ぶらぶら美術博物館」でこの展示を取り上げていました。富嶽三十六景のうち「甲州石班沢(かじかざわ)」の早い摺り・藍色版が目玉の一つです。(番組では後摺りの多色版と比べて見せてくれました)   
住んでいた墨田区の三囲・牛島を一面に収めた作品、ちょっと前に記事にした法泉寺を描いたものは珍品だそうです。法泉寺といえばそのときは気が付いてませんでしたが、雲助の「中村仲蔵」を聞いたときに仲蔵が参詣する場面がありました。   
Hokusai_coll1 Hokusai_coll2
楢崎コレクションは北斎以外をもってきてました。撮っておいて他の時期に出すのでしょう。   
   
美術館の前は緑町公園となっています。この期間内に2日間「すみだ北斎さくらまつり」を催していました。初めてのことでテントの数は少なかったでしたが、美術館もテントを出していて、三色のスタンプを見当どおりに押して「赤富士」を完成させる遊びを体験できました。
Hokusai_sakura Hokusai_sakura_art    
   
今回の展覧会は週末で終わりますが、次回企画がようやく公表されました。「てくてく北斎と旅する五十三次東海道」と題して広重に先立つ東海道シリーズを初摺りでそろえるそうで、楽しみです。

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2017年3月20日 (月)

寛永寺五重塔

ブログ更新を怠けているうちに桜の季節になりました。涼しい隅田川沿いはまだまだですが、上野公園ではかなり開き始めています。
Uenosakura    
   
江戸の町にいくつかあった五重塔は焼失の憂き目にあいました。増上寺と浅草寺は空襲で。谷中感応寺(天王寺)は心中放火で。どれも震災に耐えたのに惜しいことです。   
残っているのが池上本門寺と寛永寺五重塔です。寛永寺といっても本来は上野東照宮の塔であったものが、神仏分離によって仏塔であるために寛永寺に属するようになったようです。   
何度も東照宮には足を運びましたが、現在は上野動物園の敷地内となってしまっていて東照宮側からは柵と植え込みで1層目がはっきり見えません。   
   
ところで今日は年に3日ある上野動物園の無料開放日(3月20日の開園日・5月4日のみどりの日・10月1日の都民の日)です。動物は今回は見る気がない、ちょうどおまけ塾でさいたまに帰る日と条件が重なったので入園しました。
Uenozoo     
さすがに連休中は幸せな親子連れがいっぱいです。どの動物の檻も人だかりですが、入り口から左に折れた五重塔付近はまばらでした。カメラを向ける人もほとんどいません。塔の周りは池が囲んでいますから、思ったよりも近寄れませんでした。   
でも鉄柵越しに見るのとちがって、確かに江戸時代から続く臨場感を味わえました。
Uenogoju

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