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2017年4月11日 (火)

水道歴史館のギャラリートーク3月

俊敏の日前後の連休に、水道歴史館の無料落語会が3日連続で開かれましたが用事もあって覗くことができませんでした。受付の人に聞いたら時間前から大勢並ぶらしく、順調に成長しているようです。   
   
代わりと言ってはなんですが、毎月1回開かれているという、ギャラリートーク(学芸員の解説)が次の週にあるというので、出向いてみました。予約などは不要で、その場に集まった人向けに話をするものです。   
   
今回のテーマが「江戸の歳時記:長屋の一年(江戸庶民の念行行事についてお話します)」という、最も関心の高いもので、楽しみにしていきました。この館の最も大きな展示物は実物大の長屋再現です。記録を見ると長屋を使ってよく講話の機会があるようです。   
   
2:00になる前に館内アナウンスがあり、エレベーター前に集合がかかりました。あらかじめこのために来た人がどれくらいいるかはわかりませんが、20人ほどのうちには確かに知らずに来館してこのイベントに出くわした人もいました。   
   
水道歴史館でなぜ長屋展示かというと長屋の中心は井戸で、江戸の井戸は上水道から引かれているからですね。   
トークは観客にいろいろ問いかけながら始まりました。落語からのインスパイアで、江戸の歴史だけは知っていることもありますが、研究している人の情報は大切です。学芸員さんの質問に「井戸替え」だけ答えましたが、極力目立たないように聞き手にまわります。   
今回のお話では長屋のひな祭りは、「お雛様の絵を飾る」というのは目から鱗でした。落語「五月幟」で人形買いのストーリーはありますが、高いし狭い長屋では場所に困る…絵は当然の解決法でした。残っていればいつか実物を見たい。   
   
Suidogallery
新年の若水汲みから始まって一年を順を追って行事をかいつまんで話してくれましたから、最後は掛取りになります。一番の関心事ですから耳がそばだちます。   
この学芸員さんの見立てるところ掛け売りで日用品を変えたのは収入の信用のある大工などに限られたのではないか、というものでした。リスクヘッジの観点から一理あります。とにかくこの階層の庶民の日常の記録は残らないものなので散会したあと追加で質問もしてみました(大きい博物館だと対応はしてくれないところです)。まだ継続で調べてみるそうで、定期的に通う価値がありそうです。

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