« 風雲児たち幕末編29 | トップページ | 待乳山聖天の天狗坂開放 »

2017年6月 4日 (日)

たばこと塩の博物館の「江戸のいい女・いい男」

久しぶりにこの博物館で、江戸を絡めた特別展示会です。タイトル前段に「着物と装身具に見る」と付きますように、会場の壁面のスペースはすべて着物で囲まれています。中央の仕切りで、女性と男性に展示が分けられています。   
女性のほうは小袖・振袖・打掛や鉄漿(おはぐろ)道具・鏡台、簪などの髪飾り、結髪と並べられ、中央には化粧用品、そして筥迫(大容量の紙入れ)、鑑入れに女持ち煙草入れがおかれます。    
男性は、単衣・浴衣・羽織・陣羽織・鎧下着・刺子半纏、掛け守り、結髪と続いて中央には根付、紙入れ、いつもの煙草入れ、提げ物が平台に並んでいます。    
部屋のしきりには布地。インドなどの外国の更紗、和更紗、琉球、アイヌの布地とバリエーション豊富な展示となっています。    
和服でも表も派手で東海道中膝栗毛を表面に散らした浴衣や、広重五十三次の友禅染め抜きは見ても楽しいものです。煙草入れや紙入れの男女差も興味深いものでした。性差に焦点を当てた展示だからあらためて気づかされたのです。    
   
Iiotoko_onna
結髪模型・化粧用具はポーラ文化研究所の提供ですが、関連講座のひとつにポーラの研究員による「結髪実演」が催されました。たば塩寄席やほかの講座のチャンスを逸していたのですが、これには並んでみました。ところが普段の時間に行ったところすでに長い列ができていました。聞くと先頭は8:30には並んでおられたそうで、関心を持つ人が多いジャンルのようです。    
さいわい、午前・午後、二度開かれるので70名定員の後ろのほうの番号をもらいました。一杯になって立ち見券も出たようです。 なお、男性は15人ほどでした。
時間になるといつも同様、きっちり整理券順に部屋に招き入れられます。実演は研究所の方が説明、結髪師と助手がモデルの女性の髪を結います。ところがモデルさん、すでに町娘のくずし島田に結いあげてあります。髪結いには滑りをよくする油を二時間前にはしみこませる必要があるそうで、実演も大変です。   
元結を切っていったん島田を解いて、御殿女中の片外しに結い直しです。写真撮影禁止でしたが、島田のときと結髪中の要所で許可が出ました。鬢(びん)を外に大きく膨らませる時が最大のポイントだそうです。45分ほどかかって終わると会場内をウォーキングしてくれたので、そこでもシャッター音の嵐。スマホで撮影している人が何かメッセージを出してます。
K_simada Keppatsu Katahazusi Walking
ファッションに興味の低い自分も実演を見てよかったと満足しました。   
   
終了後、片づけている結髪さんに(未使用では悪いので)ゴミ箱の中の切り離された元結をもらいました。実物を見るのも触るのも初めてです。どの実演会でも欲しがる人がいるそうで、会場の人たちも寄ってきました。

|

« 風雲児たち幕末編29 | トップページ | 待乳山聖天の天狗坂開放 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: たばこと塩の博物館の「江戸のいい女・いい男」:

« 風雲児たち幕末編29 | トップページ | 待乳山聖天の天狗坂開放 »