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2017年7月

2017年7月26日 (水)

変化朝顔

入谷の朝顔市でもらったチラシに誘われて、変化朝顔の展示会に行きました。場所は小石川の善光寺。ようやく「アサガオを見るには朝」ということを学習したので、7時過ぎには出発しました。花を見て帰るくらいなら家の年寄りも耐えられます。   
春日通りをすすんで、こんにゃく閻魔の千川通りの一つ先の裏通りに入ります。そのまま源覚寺の裏手を過ぎて、突き当たると左に坂を上ります。その善光寺坂の途中にいい感じの山門が現れます。数メートル離れて二つの門があるのは何かいわれがあるのでしょうか。本堂も明治期のもので、震災・戦災を生き延びたもののようです。   
もともとは坂の上の伝通院の塔頭だったものが、明治に長野の善光寺の分院となったという歴史があります。
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境内に入るとすぐに変化朝顔の鉢が並んだテントがあります。山門脇や来るまでの通りのあちこちに幟がたっていて、文京朝顔ほおずき市という催事の一環なのだそうです。いつも規模の大きい台東区のものばかりに目が向いて、こちらのものは知りませんでした。   
   
変化朝顔はつぼみもありましたが、しっかり花を開き、まだ萎んだものはありません。「変化朝顔保存会」が鉢を持ち寄っていて、少し話を伺いました。江戸の昔から変化朝顔は交配の妙で生まれる、主に花弁の形が変わった品種です。品種の固定というのは大変で、なかなか固定しません。よい形がそのまま次の種に引き継がれるとは限らないのは、メンデルの法則で習った通りです。   
変化朝顔は何度かブームがあったわけですが、ブームが去った後も辛抱強く品種をつないできた人たちがいるから、こうやって現在も見ることができるのです。そういう人の営みに惹かれるものを感じます。   
この会の種が九州大学経由で歴史民俗博物館に伝わったとの由。
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会場も小さいのですが、鉢植えの数が物足りません。その点については8月末に日比谷公園で開く展示会がメインと教えてもらいました。そういえばアサガオは本場が出た後に家に持ち帰り、夏休みの間に観察日記をつけるものでした。朝顔市の鉢の多さにそんなことも忘れてしまっていました。その本番の展示会もぜひ見に行こうと思いました。
この日はすぐ後に「変化朝顔はいつ変化したか」という講演も予定されていて、後ろ髪をひかれる思いで会場を出ました。
   
日程です   
7月22・23日 小石川善光寺(今回)   
7月27-31日 横浜三溪園   
7月28-8月3日 日比谷公園   
8月11-20日 横浜こども植物園   
8月25-27日 日比谷公園   
   
うち、いくつかは「大輪朝顔展示会」と共催です。今回も牛天神で大輪朝顔展   
   
そのあと坂を上がり切って伝通院で朝顔市を見学。源覚寺ではほおずき市を開くなど周辺の社寺・施設で大道芸などのイベントが行われましたが、そこまでで時間切れ。帰宅しました。
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スタンプラリーもあったり、文生の寄席(50名限定)も開かれたりと、時間をちゃんととってめぐりたい催しでした。

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2017年7月 7日 (金)

朝顔市で変化朝顔を求めて

日が高く昇ってからアサガオを見に行くのは間違いです。でも病院に連れて行ってデイサービスに預けてジムも済ませたかったら時間がたってしまいました。去年変化朝顔を見に国立歴史民族博物館に行ったときもすっかりアサガオはしぼんでいました。   
   
今年の朝顔市では変化朝顔が売られている、と先日のテレビ番組で報じていたのを確かめたかったのです。明治通りから泪橋で左に折れて吉原の裏、一葉記念館の近くの道をまっすぐ行くと、三島神社のわきに達する、古くからの吉原通いの道筋です。旧の日光街道を少し進むと朝顔市の現場です。   
   
もともと(植物)栽培と(動物)飼育にはほとんど欲求がないので、ただ「江戸の人も同じようにアサガオを見て歩いたんだ」という共感が、毎年の訪問の動機です。今回はアサガオの種類に注意して朝顔屋台を見て歩きました。
Asagao2 Asa_danjuro Danjurobrown団十郎茶
Asagao Asagao3
どれもこの3日間で売り切ろうと盛んに進めてきます。目立つのは「四色」と「団十郎」です。一つの鉢で四色の花を咲かせるものと、市川団十郎の茶色をしたもの。変化朝顔といえるかもしれません。特に団十郎は栽培されなくなった種を保存されていたタネから復活させて、数年前から売れる状態にもっていったものだそうです。でも歴博くらしの植物園のような花弁の形にこだわったやつを見てみたいのです。   
あとはセイヨウアサガオ、リュウキュウアサガオとかいくつかの種類しか販売していません。そりゃ商売だから売れるものを、ですよね。屋台では日差しを葭簀で遮っているからか、花がもっているようです。それが鬼子母神(真源寺)では覆いのないオープンスペースなのでもう開いている花はありませんでした。また明日の朝ですね。
Kisibojin Keigaku境内には芸術協会面々の奉納額がありました    
   
朝顔屋台を端まで歩いたら、朝顔の組合の小屋がありました。そこのチラシをもらったら、日比谷公園ほかで大輪朝顔と変化朝顔の展示会があるではないですか。東京朝顔研究会が大輪朝顔を育て、変化朝顔研究会が変化朝顔を伝えているようです。手近なところでは7月22日に小石川善光寺で変化朝顔展覧会を開きます。佐倉まで行かなくてもすみそうです。

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2017年7月 6日 (木)

すみだ北斎美術館の「北斎×富士」

開館記念展第4弾まできて、大本命の富嶽三十六景を富嶽百景もそろえての展示です。期間を3期に分けていますので第1期は今週末まででした。あぶないあぶない。ちなみに2期も2週間、3期は4週間の設定です。   
富嶽三十六景の作品のうち、「神奈川沖波裏」「山下白雨」「凱風快晴」を三役と称し、各期に振り分けます。そのほかの作品は構図・自然・風俗に分類して3期に分割しています。   
富嶽百景のほうはやはり歴史・自然・構図などの分類をして、3つの期間でコンプリートします。   
第3期は長いので、1・2期にわたって通期展示される作品は多いのですが、3期のものはその期間しか見ることができません。(1期だけ、2期だけの作品はそれぞれ6点ずつ)   
   
十数年前に国立博物館で富岳三十六景の揃いを見たことがありますが、百景全部は初めて。せっかくだからどちらも全点この機会に鑑賞したいところです。   
今期の三役は「神奈川沖波裏」。この美術館は日中結構込みあうので、開館直後に入るのが吉です。美術展覧会に鑑賞順路は本来ないものですが、どうしても部屋をつなぐ通路に従って進みがちですが、行ったり来たりして何度も味わうのが楽しい。   
富嶽百景は単色刷りの3冊の冊子です。小さなページを手に持って見るので浮世絵とは別物です。砂走りを足元に注意して降りる集団や、悪天候を避けて岩室にこもる人々は富士登山の記録のようです。中には職人の持つ杯の中に映った富士や雪かきでつみあがった雪が富士の形になっているとか。村の結界に張られた縄と御幣越しの富士は、現代でもそういう結界の習慣を見たことがあります。   
   
近所で自転車ですぐだし、追加料金はかからない(年間パス)ので、その気になれば毎日だって通えちゃうのはありがたい。土曜には関連講座も開かれるようなのでまた覗いてみるのも楽しみです。駐輪場は美術館の裏、総武線高架側にあります。
Hokusai_bike     
   
今回の記念展も図録はありません(第1弾のみ)。ですが会場で14ページのカラーリーフレットを配布していて、なんと富嶽三十六景、全46点掲載してます。WEBでいつでも見られる現在でも、なんだか得した気分です。
Hoku_leaf1 Hoku_leaf2    
   
さて、北斎美術館は入口で前売りやパスポートなどを持っていれば直接エレベーターに向かいます。展示会場は4Fに常設展と特別展(今回でいうと富嶽三十六景)、3Fに特別展(富嶽百景)の会場がありエレベーターだけが通じています。4F、3F間は螺旋階段で移動できます。特別展の入り口2か所でチケットを提示することになりますが、入口が別になっている通常展では見せません。1Fで一度チケットを確認すればあとはチケットを出さなくてよさそうな気がしますが、通常展だけの料金設定があるので、人を配置する必要があるそうです。   
ではチケットなしで通常展に入ることができてしまえそうですが、1Fでエレベーターに乗るのを見て、4Fにインカムで連絡が入るのです。そういえばエレベーターに直行したら、チケットを持っているか聞かれました。4Fの係が通常展に向かう人に声をかけるのでしょうね。

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2017年7月 5日 (水)

新しいNHK放送博物館

リニューアルして1年5カ月。百聞は一見に如かず、で久しぶりに愛宕山まで行くことにしました。幸い、台風余波の雨は昨日で終わったようですし、ちょっとした遠出にはいいでしょう。   
といっても家の年寄が要介護5の判定が下されたところだしのんびり放っておくわけにもいかず、昼食には戻らなくてはなりません。それなのに清澄通りを南下してつい永代橋を渡って日本橋・銀座を通り抜けたら75分もかかってしまいました。   
虎ノ門ヒルズに近い環状2号線は整備が終わり、車道と分離された歩道の中に往復2車線の自転車道が設定されていました。こんな通り、見たことがない。
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愛宕神社の参道をぐるりと迂回する道路を登りましたが、ギヤの減った自転車では苦労でした。坂道の急なところでジグザグに進むことでなんとか登り切ることはできました。
Atagoslope     
   
放送博物館、外見は前と変わりません。展示がパーティションを含めて大きく変更されたようです。以前ロビーにあった飲料自販機が玄関わきにあるくらいでしょうか。東京タワーのVHFアンテナなどはそのままです。
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受付を入ってまっすぐはミュージアムショップですが、左に入ったところから展示が始まっていました。なお、写真撮影は一部しか許可されていません。
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今回最も知りたかったのは、一時閉館前に毎月のように聞きに来た落語の録画にアクセスできるのかということです。その頃の会場は8K映像のデモンストレーション専用になりました。アナログ時代の映像は及びじゃありません。   
新しくできた番組公開ライブラリではどうなのか。受付ではわからないとのことです。ライブラリ室は10時オープンなので、展示を一廻りしました。   
2Fテーマ展示ゾーンで最初に迎えてくれるのは連続テレビ小説「梅ちゃん先生」のタイトルバックで使われた街ミニチュアです。上のモニタでストップモーションアニメのそのタイトルが繰り返されてます。壁面には歴代テレビ小説の1場面が並びます。   
「あまちゃん」のイメージ前で記念写真も撮れます。引退した堀北真希も事務所トラブルの能年玲奈もここでは今も映像で見ることができます。
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あとはオリンピック、大河や紅白、子供番組などのコーナーが続きます。
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3Fはヒストリーゾーンで、放送の歴史が紹介され、最後に企画展時の東日本大震災の資料。胸が締め付けられます。   
   
4Fが番組公開ライブラリです。デスクとモニタ3セットが、まるく一つの島を作っています。一つのテーブルには2人分のイストヘッドホンがあります。ライブラリの内容はモニタで確認とのことなので申し込んで座席札をもらいます。   
   
バラエティのグループの中に演芸セクションがありました。番組名や演者で検索すると志ん生、円生、金馬、柳橋と志ん朝・小三治もありました。ただし演目は少ない。例えば志ん朝は、「あの人に会いたい」と「演芸・酢豆腐」あとはドラマです。たぶん明治生まれの名人たちはDVDのだと思います。以前の聞く会では志ん朝だけで数回ありましたからチャンスは縮小したようです。   
川口のライブラリが送られてくるそうで、同じもの(一部埼玉資料を除く)を見ることができます。   
室内でPC禁止なので、音源調査ができませんでした。次回、データをプリントして比較することになりそうです。   
   
もうひとつアナログ視聴したころの旧ブラタモリがあればと期待していましたが、残念ながら皆無でした。

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