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2017年8月28日 (月)

小塚原刑場の発掘

オワコンともささやかれるテレビ放送ですが、おまけのライフを送るようになってますます依存している気がします。週間の番組表を眺めて録画していますが、地デジ全局をとりあえず録画するタイムシフトマシンが欲しいと思うことがありました。   
   
天気情報のテロップの入ったブラタモリ・長瀞を、再放送できれいな放送を録画しようと思ったら微妙に放映予定時刻とずれたらしく、録画待機状態が続いて結局できていませんでした。確認でその再放送をずっと試聴していたのに、気づきませんでした。そんなときタイムシフト録画機なら…   
   
科学博物館のバックヤード情報は放送されると必ず録画するようにしていますが、ゆうべは気が付きませんでした。さいわい、博物館の分野別に番組を分けていたので、最初の動物剥製のパート終わりで気が付いて、人体標本パートに録画が間に合いました。こんなときタイムシフト録画機だったら…   
   
そこではつくばEXPの工事にともなう、南千住駅付近の発掘調査で、小塚原刑場からでた人体資料を紹介していました。深夜番組だからか、映像もしっかり映し出しています。頭蓋骨に傷の多くの標本からは「槍の試し突き」に使われたものではないかと推察が示されました。この話は初めて耳にしました。刀の試し切りのことは、マンガ・「カムイ伝」で描かれたので知識はありましたから、そりゃ槍も試すんだなと教えられました。そう思ったらすぐに試し切りの標本が紹介されました。骨の切断面が、異様なほど鋭利。日本刀の凄さです。
Scim1試し突きの傷  Scim2 試し切りの分析    
表面の崩れた頭蓋骨を示されて、出演の水道橋博士がすぐに「梅毒(末期症状)」と言い当てたのは、さすがと思いました。マンガ「仁」はこのあたりを描くためにできた作品でした。語られた当時の罹患率は50%…は治療法のない時代としても多すぎな気がします。
Scim3     
   
跡のほうの植物標本のパートでも、長崎出島にやってきたスウェーデン学者・ツンベリー(ツンベルクとも)自身の植物標本が紹介されました。
Scim4     
解体新書の事業に加わった、桂川甫周・中川淳庵を指導して、彼らのことをヨーロッパで記録に残し、それを漂流してロシアに渡った大黒屋光太夫につたわって、帰国後の江戸城での取り調べの際に補修も臨席する、という奇跡のような瞬間が愛読マンガ「風雲児たち」で描かれました。   

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