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2017年10月 5日 (木)

江戸始図が展示される

昨年の大河ドラマ「真田丸」のとき、本当の姿はどういうものだったのか、と何度も取り上げられました。その最中に松江歴史館が保管する資料の中にどうやら決定版が発見されたと大きく報道されました。その新資料を基に冬の陣の真田丸が構成されたそうです。 おそらく元は松江藩で蒐集したらしい「極秘諸国城図」、松江城がなかったために精査されずにいました。   
その中に、家康のころと思しき江戸城の図が含まれていました。最古の絵図「慶長江戸絵図と同じ時代ですが城郭の配置が記されていることがこれまでになく、大発見として今年初めに報道されました。    
   
たぶん遠くに出かけることはもうないので、東京で展示されるとは幸いでした。この「松江城と江戸城」展は、日比谷図書文化館で9月19日~11月19日。それをテレビ番組の中の情報で知りました。日比谷公園までは30分ちょっと。先日テレビで掻い掘り掘りの様子を放映した心字池にもまわりました。
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会場は「松江城」「江戸始図をふくむ極秘諸国城図」「いろいろな江戸図」「江戸城内」のコーナーで構成されています。「松江城」は柱に打ち付けられた祈祷札の跡が、祈祷札と一致したことで国宝と認定されたのですが、その柱の拓本が展示されています。柱は持ち出せないですものね。珍しいのは修理の際に用いられる「天守雛形」という松江城木組みの模型。これも江戸時代のものです。     
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江戸始図の隣には江戸今図が並べられています。極秘諸国城図が集められたころの「今」です。浜松城・松本城のものも展示されているのは徳川氏ゆかりだからですね。真田丸のは松江城の展示のほうに含まれています。     
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時期によって複製だったり写真だったりはありますが、別本慶長江戸図・新添江戸之図・慶長江戸図と並ぶのは楽しいです。他に図書文化館が保管している出土資料が展示されています。     
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最後にまとめられている紅葉山や吹上御庭の絵も見事なものでした。    
   
ところで江戸始図ですが、会期の最初と最後しか展示されません(9/19-10/2,11/3-11/19)。保護のためですが、今江戸図はレプリカでした。これが現在は逆です。というか会期を5つに分けて江戸図は実物とレプリカが交互に展示となっています。これだけのものが一堂にそろう機会もそうはないでしょうから、全部実物を見に通ってもよいでしょう(3回でコンプ)。展示期間を目録から抜き出しておきます(空欄は複製)   
   

  9/19- 10/3- 10/11- 10/24- 11/12-19
真田丸(極秘諸国城図)      
浜松城(〃)      
松本城(〃)      
江戸始図(〃)      
江戸今図(〃)    
別本慶長江戸図
新添江戸之図  
慶長江戸図        

慶長江戸絵図は写真展示あり

展示だけでなく、魅力的な講座(各800円)が5度開かれています。まだ申し込みを受け付けているのもありますが、抽選(千代田区民優先)です。発見者の千田奈良大教授の講座もあります。

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