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2017年12月30日 (土)

大江戸子守酒(リイド社)

ラズウェル細木のコミック(電子版)を久しぶりに購入しました。「乱TWINS」に3年ほど連載した短編がまとまりました。酒飲みマンガと子育てマンガで世に出た作者が両者にさらに江戸味を加えた作品です。作者はいくつもの長期連載を描き続けているのに、リイド社の時代マンガ雑誌ではいつも単行本1冊分で完了するのが通例でした。しかし今回は異例のキャラ再登場でうれしい限りです。棒手振りの酒売りが、子育てを楽しんだり苦労したりしながら、江戸の年中行事を過ごしていきます。

おなじみの七夕や初夢などの行事ばかりではありません。売り買いごっこをする「恵比寿講」なんてのはマンガで描かれるのは珍しいのではないでしょうか。ストーリーはたわいがないのがラズウェルの作風ですが、コマの中にしっかりと江戸の日常のイメージが描けていると思います。お食い初めは今も残る風習ですが、大掃除に鯨汁なんてのも画で見せてもらいと無くなってしまったものに命が吹き込まれる感があります。

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これと「美味草子」は今回のように続編を続けてほしい作品です。同じくリイド社で連載した「食べコロジー」「酔いどれ紀行」には手を出しませんでしたが、同じ世界の中での共演があるのなら見てみたい。

「風雲児たち」以外で久方ぶりのコミック購入でしたが、明けて正月にはその「風雲児たち」のドラマ化が放送されます。実写化されたときに残念なことってよくある話なので楽しみでもあるし怖いようでもあります。

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