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2018年1月 3日 (水)

北斎美術館でお正月 2018

今年の年越しは久しぶりに東京で過ごしました。家族は紅白を見ていましたが、興味がないので、除夜の鐘でも静かに聞こうかと外に出ました。大晦日のTV番組は「孤独のグルメ」を録画しといたのであとで楽しみます。
下調べをしないでペダルをこぎだしてしまったので漠然と浅草寺に向かいました。これもずいぶん久しぶりのことです。だからあんなに混雑しているとは考えが及びませんでした。浅草寺境内は屋台で埋め尽くされていてそれ以上に人が集まっていました。ぐるりと迂回して六区にまわるとホッピー通りも呼び込みの必要がないほど店内がいっぱいでした。十二時を目前にまだ年越しそばを食べられる店も何軒か。吾妻橋のバーガーキングも今日は終夜営業です。雷門通りは警察が車両止めをしていて、参拝客が雷門からあふれでて、藪そばのあたりまで列が伸びていました。どこからかカウントダウンの声が聞こえてきました。もういちど弁天山の鐘楼に戻ると、番号札をとっての参拝客の鐘撞きが始まっていました。
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スカイツリーを経由して地元の神社に行ってみると、そちらも行列ができていたので、初詣は延期しました。あとでわかったのですが、アニメとコラボすることになって参拝客が増えたようです。

今年は江戸東京博物館が改修のため休館です。すみだ北斎美術館の正月イベントに行きました。ときどき行く講義室が会場です。
端は獅子舞でした。獅子舞なんて、幼いころ路地奥の自宅に来たモノクロの記憶がかすかに残るくらいしかありません。獅子がいくらポーズをとっても面白く思わなかったような気がします。落語じゃあ、若い者が寄り集まってご祝儀目あてに町々をまわる話がありますが、あの頃、うちには誰が来ていたのだろう。
久しぶりに見ると所作に意味があるようで違った味わいがありました。ミカンをくわえたりだんだん眠りが深くなったり。見ていて結構面白味のある芸でした。江戸の町にはさまざまな門づけ芸があったようですが、見物を楽しませなきゃ祝儀は出ませんものね。今では金に困った若い者もいないし、祝儀を切ってもみたいというものでもないのでしょう。このように伝統を引き継ぎたいというグループが伝えるしかないのでしょう。
獅子舞は最後に見物の頭を噛んで祝うのが決まりですが、何組か来場していたうち、興味津々で見つめる子も、獅子の開いた口が近づくと悲鳴を上げ身をよじってのけぞる子もいました。子供には新しいも古いもないですね。
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続けて、吉原狐舞いです。これは完全に途絶えた芸を、わずかな記録を基に復活というか再構成したものだそうです。会場の壁面にも北斎の浮世絵で狐舞いの場面が映し出されました。吉原の町内の(面をしているので定かではありませんが)若い人たちが苦心したパフォーマンスで、吉原のイベントで何度か見たことがあります。吉原の狐面だけ、笑顔なんだそうです。口上は不慣れだったりしますが、勢いのある舞いでした。おひねりを投げる客もいましたが、サクラだったかも。お囃子を含めて列を作って会場を出るのが幕引きでしたが、あとで野外でも実演していました。
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