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2018年1月15日 (月)

藁細工を追いかけて

北斎のデザインが残されている。東海道・大森の名物で浮世絵の中にたびたび描かれた。江戸末期から明治にかけて輸出工芸品のひとつだった。と立て続けに知識が増えた大森の藁細工。たばこと塩の博物館での「和モダンの世界」展、そのギャラリートークを締めくくりに聞きに行きました。   
展示物の全てのコレクターのお話とあってぜひ聞きたいと思っていました。会期中三回ほど実施されたのですが、会期末の最終回に行ったのは間違いでした。いつもは程よく空いている会場に人があふれています。二班に分けてトークを行うとのアナウンスが入ったほどです。   
   
大勢を引き連れては会場を解説して歩くわけにはいかないようで、コレクターの金子氏の挨拶だけで、あとは会場で質問を待つということになりました。通常展のたばこ会場をのぞいて時間をつぶしてから会場に戻りました。これらの輸出作品は、金子氏が買い戻してコレクションにしているものです。現在のヨーロッパでの評価はどんなものなのかを聞いてみたかったのです。   
   
現在は価値はそれほどあると思われていないそうです。遺族が遺品として大切に扱う気持ちはあるけれど、アンティークとしての価値が認められている状態ではない。だからコレクションはしやすくなっていて、数万点集めることができた(会場にはその中から200点ほど)そうです。ただし近頃は中国人が目を付けて、値が上がり始めてはいるとのこと。   
   
この明治期の工芸品ブーム、暮れに度々焦点の当たったジャポニスム、同じ根っこのような気がします。確かにそれは100年近く前にはあった。でもそれはもうないのです。あらためて気づかされました。   
   
通常展のたばこ会場。浮世絵が架け替えられていました。「有卦に入る」…ことばにかすかな記憶があります。「無卦」とペアで運気の流れとは知りませんでした。その絵が集められています。   
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また、コレクションギャラリーでは引き続き、青貝細工の工芸品の展示が続けられています。   
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