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2019年10月20日 (日)

大河ドラマの圓生と志ん生

例年NHK大河ドラマは家族が見ているのを横目でながめるだけです。でも先週(10/13)は満州慰問に出た圓生と志ん生のエピソードが丸々だったので向き直って真剣に見入ってしまいました。無理にオリンピックとの関連も差し込んでありますが、ぜんぜんオリンピックとは関係のない内容です。
かつて「ナメクジ長屋」「貧乏じまん」の志ん生エッセイを読んだ頃に、この満州慰問の一件は全くと言っていいほど触れられず、(井上ひさしの戯曲の存在は知ったけれど)欲求不満に思っていました。その後、「志ん生一代」文庫でようやく求めるものが手に入ったと満足した覚えがあります。

今回の大河ドラマ第39話「懐かしの満州」では2年分を一回にまとめ、オリンピック関係者と「冨久」絡みの創作部分以外は、きれいに刈り込んでまとめていました。「森繁久彌」「ウオッカ飲み干し」や「脱走兵」「偽装結婚」など、これこれと心の中で手を打ちながらみてました。「拝み屋」なんか知らない人はなぜ含まれているかまったくわからないでしょう。ここ数年手にしていませんがまた読んでみようと思いました。

土曜日になって再放送を録画してみたら、台風被害のL字情報が入っていて保存には不向きでした。ところがラグビー日本戦で大河ドラマの放送が延期になり、来週土曜日の再放送枠もこの「懐かしの満州」が予定されているのに気づき、また録画設定しました。このドラマの語り手に志ん生を設定したのは、脚本家がこれをやりたかったからなのじゃないかと思うくらいです。
不覚にも圓生が「(満州の苦労は)芸の肥やしになるだろうか?」という下りでは感動したのです。

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