古今亭志ん生

2015年6月20日 (土)

江戸川区へ

梅雨の晴れ間。この機会を逃さず自転車を繰り出すことにしました。たまたま昨晩チケットぴあの自動メールが江戸川区主催の落語会を知らせてきたからです。以前申し込んだことがあるから、北とぴあの一門会のお知らせが来るのですが、今年はこないうちに完売となっていました。   
江戸川区のは9月の会で、小三治と扇辰と一琴の顔ぶれ。ちょっと高いけど人間国宝となった後の小三治を一度は聞いておいてもよいか。   
   
江戸川区のHPを見ると、会場の窓口販売は9:00からで、ネット販売は10:00から。江戸川区のサポーターには一週間前から発売していることがわかりました。アイドルではないから瞬時売り切れということはないと思いますが、直接行ったほうが確実みたいです。で、朝になったら誘うような青空。   
   
江戸川区に自転車で行くのは初めてです。墨田から荒川を木根川橋で越すと葛飾区、川沿いに平和橋通りを南下しました。やがて新小岩駅を過ぎるとすぐに江戸川区の看板が見えました。交わる道がことごとく斜めなのは荒川が放水路として掘削された後に並行してつくられた道なのか。   
   
江戸川文化センターには思ったより早く30分で付きました。ドアを入るとすぐに整理券を渡されました。5番です(歌舞伎など他にも同じ日に前売りがある)。なんでもチケットは100枚だけ残っているのだそう。時間が来て順番にチケット購入、落語会としては3番目でした。10数人しか並ばなかったので、ネット販売も十分にあったことと思います。   
   
さて、目の前が江戸川中央図書館です。図書館で借りられるだけの落語音源は借りつくしたのですが、そういえばテープだけでCDで聞いていないの志ん生音源が江戸川区にありました。   
クラウン廓噺・艶噺「坊主の遊び」です。CDのほうが音がよい保証はありませんが、せっかくここまで来たのだからと、カードを作って、どうせなら借りて帰ろうと所蔵する小岩図書館にさらに足をのばしました。   
   
3年前に移転したというのにタブレットのBingの地図では昔の場所を示して迷わされましたが無事に借りて、今度は奥戸街道を通って帰りました。   
潮の加減か昨日までの雨のせいか、中川も綾瀬川も荒川もあふれるような水を流していました。   
   
久々のブログ本筋の話題でした。

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2015年5月26日 (火)

廃棄されたユピテルカセット

もともとこのブログは、どの図書館でどの落語音源を借りることができるか、を忘備録代わりに記録することが主旨でして、いつの間にか方向を見失っているのが現状です。   
すべての情報を記録し終わったわけではないのですが、放置状態になっているのです。   
ところが、「一目上り」を録音できたことから、ユピテルの落語音源について再調査をしたところ、愕然としました。   
   
いま、ユピテルという会社は音楽事業から手を引いているようですが、落語のテープも出していて、その名は「志ん生大全集」などの音源リストに顔を覗かせます。中にはユピテルでしか発売されていない音源があり、図書館になんども検索をかけてみたものです。   
   
ところが、図書館で古い音源にはビクターやコロムビアなど大メーカーも含め、会社名が記載されていないことが多く、しかもシリーズタイトルだけで中に含む演目もないこともままあり、どうしても現地での確認が必要でした。   
書籍の短編集で、出版社名や収録タイトルがない状態だと思うと、図書館での落語音源の扱いがうかがい知れます。   
また、落語音源のシリーズ名が、「○○落語集」「○○落語特選」「○○名演集」と似通ったものばかりで、手掛かりとして頼りないという面もあります。   
   
今でも調査は未完了なのですが、現認しているうちに、ユピテルの音源を発見したのが数年前。   
文京区に圓生の「落語傑作選」レコードが1枚。   
墨田区に同じものがテープとして1本、文楽のテープ7本、志ん生2本、金馬7本、志ん朝1本。正蔵1本。小さん1本。金馬は別シリーズ「落語特選名人集」が4本   
そして神奈川県立に「落語傑作選」文楽2本。正蔵1本   
やはり会社を超えたダブりがあって、不要な音源が多い。
Shinsho     
   
墨田区の文楽テープは「傑作選1」を借りたところが、別会社のテープが確保されました。確認すると処分されていて嘆いていたら、これも今は閉鎖されているTBSの落語配信販売サイトで、収録の「船徳」を発見するという(自分的には)ドラマチックな展開がありました。
志ん生のは惜しかった。幸い「唐茄子屋」が残っていましたが、「一目上り」のテープがおそらく廃棄された後で、これも大いに落胆していたところに今回の放送でした。   
志ん朝としてはめずらしく、他社との音源ダブりもありましたが、「寝床」のほうはその当時は珍しい、共産党落ちのものを聞くことができました。   
金馬はほとんどがダブりで、「狂歌家主」1演目が唯一音源。   
正蔵は珍しい「ちきり伊勢屋」   
神奈川県立の文楽は、墨田区で欠番のものが1本あって助かりました。ただ、小さんの音源も保有していた形跡があり、発見できなかったのは残念でした。   
   
今回の件があって確認したところ、墨田区は圓生、志ん生、志ん朝、小さん、そして文楽の1本、正蔵のもの(八広図書館蔵書のテープ)がリストから消えていました。   
   
図書館は書籍の入れ替えが避けられません。テープには劣化もあります。でも係りが音源を聞いてチェックするのはあまり考えられず、機械的に処分したのかなと想像します。   
今回は放送で補完されましたが、図書館に現存しないものはどんな音源が消えたのかもわかりません。せめて20年前に気づいていれば…   

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2015年5月21日 (木)

志ん生の「一目上がり」

ネタもなくてしばらくブログも触ってなかったし、落語も聞いてませんでした。録音してあった志の輔の「落語deデート」をタブレットに移して、移動の電車の中で聞いていたら!   
   
ゲストとのやり取りのあと、志ん生の「一目上がり」(昭和41年1月1日NHK放送)と紹介されて耳を疑いました。    
「一目上がり」はユピテルのテープで販売されていたものがあるので、それなのだと思います。    
今はすっかり完了した感のある図書館落語音源探索ですが、これは探しても探しても見つからなかった音源です。まさかあっさり放送されるとは思ってもいませんでした。    
   
外国育ちの女性ゲストが、あっけからんと「何言ってるかわからない」と聞き終えていってるくらいでしたから、出来がいいとは言えません。    
しかし、ジグソーパズルの最後のピースがはまったような充足感があります。   
   
文化放送は自社音源以外にも市販テープもきちんと保管しているのでしょうか。一度覗いてみたいものです。

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2013年4月10日 (水)

ユニバーサルから返事

 ご回答いただきました。ありがとうございます。

 「今回の「宿屋の富」は大変保存状態が悪かったのですが、特殊技術で綺麗にしてお聴きいただけるようにした貴重な音源です。

 また、「塩原多助~四つ目小町」はキングから出ているものと同じです」

 ★情報は正しかったわけです。

 「四つ目小町」については、「昭和40年5月27日/放送演芸会」というデータと「1966年1月28日 東横落語会」という辞典のデータに矛盾があります。まさか、順序が逆ならいいのですが、口演の数か月前に放送できるはずがありません。調査の結果訂正されたと受け取ってよいでしょうか。
 「強情灸」は質問しませんでしたが、この類なのでしょう。

 結論:「NHK落語名人選 五代目古今亭志ん生」セットで手に入る新音源は2つ。1席1万円近く…。考えてしまいますね。

※ 追記:キングのCDには「四つ目小町」は、「1965/05/14 東京落語会第71回 ヤマハホール 収録」と記載があります。辞典の誤りでした。

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NHK落語名人選 五代目古今亭志ん生(ユニバーサル)

 コロムビアショップから返事がきました。ユニバーサルとNHKに問い合わせてくれたそうで、迅速な仕事に頭が下がります。

 「「ポニーキャニオン様のものは、『古今亭志ん生 名演集(三十三)』(PCCG.00316)と同音源と思いますが、これはニッポン放送(1957年6月19日)の音源です。D9450『NHK落語名人選 五代目古今亭志ん生全集』はNHKの放送(1961年9月1日・圓朝名作選4)の音源ですので違うものです。初CD化です」

 というわけで、これは今まで世に出ていない音源ということです。
Shinsho1

 並行して次々情報が見つかりました。
 デジタル朝日新聞の2012年6月30日の記事に「志ん生の44席、CD全集で再び」と書かれています。気づかなかったけれど去年の商品だったのですね。

 本家のユニバーサルのサイトには、CDごとの演目リストしかありませんが、コロムビアショップには各CDの演奏時間が載っています。
 通販サイトでもっと詳しい情報がでているところもありました。ライトアップショッピングクラブでは、さらに演目の情報を「火焔太鼓(昭和36年12月7日/放送演芸会)」のように掲載しています。
 このサイトでチェックしてみました。

 「おかめ団子」「岸流島」「鰍沢」は予想した通り、NHKの映像、過去にDVDででたものでした。「山口屋のゆすり」は上記メールの通り。「宿屋の富」も「昭和35年5月26日/放送演芸会」と、これまでにない音源です。

 データに間違いなければ、「山口屋」とカップリングの「四つ目小町」も「昭和40年5月27日/放送演芸会」とあり、該当する音源が過去に見つかりません。
 「強情灸」も同一データが見当たりませんが、再放送などでデータが変更された可能性もあります。

 NHKが3つの新音源を出したことになります。「四つ目小町」については、今度はちゃんと、ユニバーサルにメールで質問しました。返事待ちです。

 図書館には入らない通販商品ですので、もう少しネットで情報を探してみようと思います。

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2013年4月 9日 (火)

志ん生、新たな音源なのか?

 最近のことですが、志ん生の「塩原多助」の音源が気にかかって問い合わせ中です。「NHK落語名人選 五代目古今亭志ん生」というCD15枚組のセット商品が検索にかかりました。

 題名からして音源はNHKということでしょうか。気になるのは、★マークのついた初CD音源5つです。たしかに志ん生にして、未だCD化されていない高座があるのです。例の「志ん生全席辞典」にもいくつか、漏れがあることは知られています。そこを”落語はろー”は補ってリストを完成しています。

 初CD音源を確認すると…「おかめ団子」「鰍沢」「岸流島」「宿屋の富」…。
 このラインナップからのあくまで推測デス。講談社の「志ん生復活落語大全集」DVDに収められたNHK映像だとすれば合点がいきます。初CDには間違いがない…?

 ところが「塩原多助~山口屋のゆすり」はポニーからCDになっているはずです。もしHPの情報が正しければ、初CD化どころではない、これまでに知られない初商品となります。

 「志ん生の没後40年(近く)過ぎた今でも」と解説しているので、ポニーより後、最近出たはずです(1973年没)。

 タイトルがポリドール=ユニバーサルのものと酷似していますが、制作はユニバーサルです。コロムビアミュージックショップも扱う通販商品です。見つけたコロムビアショップに、つい焦って、問い合わせをしてしまいました。

 それにもかかわらずすぐに返事をくれました。「『古今亭志ん生 名演大全集 36. 塩原多助(山口屋のゆすり)/替り目/抜け雀』(PCCG.00728)と、D9450『NHK落語名人選 五代目古今亭志ん生全集』とは別の音源となっております」

 これは私の質問が悪かった。おなじ「大全集」の「38 塩原多助~道づれ小平 上・下」も内容は「山口屋のゆすり」です。再度質問を折り返して待っているところです。時間がかかるようなら本家ユニバーサルの通販窓口に質問してみます。

 もう1つヒントがあって、CD1枚の収録時間がHPに記載されています。「山口屋」+「四つ目小町」で65:48。キングの「四つ目小町」は東横の音源だという疑問もありますが、
「道連れ 上」24:49 「道連れ 下」25:49 「四つ目」33:33
で計算が合いません。なによりNHKの音源でもないです。(ちなみに、ポニー「36 山口屋」27:17)

 どういう返事が返るか楽しみではあります。同時に出版社の間違いの可能性も高いと見込んでもいます。このブログ記事を見て早まって買ってしまうことがないようにお願いします。

 冒頭部分の試聴システムが望まれますが、仮に新音源でも、CD15枚セット19800円で1音源では割にあいません。いつかバラの商品になるのを待つのが得策です。

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2013年2月17日 (日)

志ん生 落語特選(キング)

 志ん生の新しい音源は、もう世に出ないでしょうか。もしかすると残っているのは、病後のものしかないのかもしれませんね。

 でも一番人気なのか、CD化されていない既存音源はほとんどありません。このLP「落語特選」は文京区小石川図書館に、金馬・米朝・小さん・春団治などとともに志ん生が2枚ラインナップされています。記録されているレコード番号を見るとこのシリーズも抜けが多いことがわかります。
 この志ん生の2枚には、「ふたなり」だけ未CDで取り残されました。「塩原助~四つ目小町」「茶金」のほうは、一昨年同じキングの「昭和の名人」シリーズに加わったので、不要となりました。傷があるのでしょう、途中にスクラッチノイズが入ります。これもCDに入れてほしかったなぁ。
 
 コロムビアからの「ふたなり」も同じ音源だそうですが、そちらは冒頭~猫なで声の舅の小咄までカットされているようです。(by落語はろー)

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2013年1月10日 (木)

古典落語名作選(NHK)

 久しぶり、図書館に落語音源を予約しました。前に借りたところで傷があったので、他所のものを確かめたかったのです。音源レポートもずいぶん間がありてしまいました。まず、わずかにあるDVD資料を済ませましょう。

 落語研究会DVDは未だ貸し出しになりませんが、NHKのものは早くから出回っています。そのあたりは「公共」放送の面目躍如といったところです。その中で私の対象となるのは2種類、「古典落語名作選」はその一つです。ビデオでも出ていますし、それも多くの図書館にありますが、劣化していることでしょう。
 ビデオは20本組、DVDは5巻組です。この際、DVDのみについて記述します。
1巻に志ん生「風呂敷」、2巻に圓生「妾馬(八五郎出世)」と可楽「今戸焼」、3巻に金馬「藪入り」と正蔵「中村仲蔵」、4巻に柳橋「蒟蒻問答」と馬生「笠碁」、5巻に圓生「火事息子」という内容です。金馬と可楽の映像は、惜しくもこの1点ずつしかないはずですから、貴重でもありありがたいことでもあります。他には今輔や柳朝に小南、なぜか若き日の扇橋などが収められています。
Nhkdvd

 古典落語名作選+NHKで検索しても、文字が一部一致するので、先に記事にした古典落語名作選集(別巻)がひっかかります。図書館によっては300点以上のノイズがのることも。

 ビデオは都立図書館や埼玉県立図書館、千葉市立図書館にそろってありますが、DVD全巻揃いは、品川区・江戸川区・台東区・中央区・千代田区・港区・あきる野市・八王子市・町田市・瑞穂町。深谷市・行田市・加須市・宮代町・坂戸市・小川町・川口市・さいたま市・戸田市・朝霞市・和光市。富里市・市川市・白井市・
 部分的に収蔵するのは、足立区・墨田区・豊島区・稲城市・調布市・羽村市・武蔵野市、久喜市・越生町・鴻巣市・蕨市、成田市・君津市・印西市。隣接地区を組み合わせれば難しくはないと思います。

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2012年10月 1日 (月)

志ん生 廓噺・艶噺集成(クラウン)追加

 志ん生のクラウン版については、以前に記事にしていましたが、このCDをまったく失念していました。参考にしていたいくつかの書籍に掲載がなかったこともそうですが、題名が「艶笑小噺二題~大津絵」なので、勝手に既存音源と思い込んではずしていたのです。

 ところが”咄家一代”のことを教えていただいてまだ聞いてもいないことに気づいたのです。あわてて借りてきました。すると口演時間が50分もあります。客も入っているし外の車あるいは都電の警笛音も聞こえます。病後のようでかなり聞きづらいですが寄席のようです。以前に考えていたように、寄せ集めの小噺集ではありませんでした。
 音曲師春風亭枝雀とのカップリング。

 吉原回顧やマツタケの小噺ふくむマクラから、「左甚五郎作」をすませると、小野小町の小噺を始めて「羽衣」になります。拍手の後「大津絵」に移ります。その「大津絵」は「冬の夜」で、ポニーとは異なる音源です。
 さらにそのあと、「小唄を二つ三つ」といって続け、さらに客のリクエストにもこたえています。通常の寄席興業ではなさそう?と考えていたら、解説には座敷によばれたときの音源とあります。

Kuruwa30

 「全席事典」にはクラウン音源への言及がありませんし、ポニーなどの小噺集も項目を立てていません。もしクラウンも入れていれば、タイトルに関わらず、一席とカウントすべきものと感じました。

 なお、この中の「羽衣」部分7分ほどを切り出して、静止画をつけたのが件のビデオテープだというのですからお話になりません。

 このCDがあるのは、大田区・墨田区・立川市・八王子市・三鷹市、川越市、市川市です。


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2012年9月28日 (金)

志ん生 咄家一代・続報

 以前の記事の志ん生「咄家一代」特典ビデオに関して、貴重な情報を頂戴することが出来ました。

「新年のあいさつ&小噺」は1972/1/1放送の2分ほどのものだそうです。

「羽衣」は、最も危惧していた「既存(クラウン)の音源に静止画をつけた映像」だ とのことで、おぞましい商品だとわかりました。なんでこれで”特典”なんだ!

 これなら探し回ることはありません。情報有難うございました。

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